【珠玉の名演】日本が世界に誇る有名ピアニストとその名演を紹介
日本人の若手ピアニストの国際コンクール入賞や、SNSでのストリートピアノ演奏が世界的に話題となることも多い昨今。
磨かれたテクニックと高い表現力を兼ね備えた日本人の有名ピアニストが続々と登場し、常に世間をにぎわせています。
本記事では、若手ピアニストから、日本のピアノ界を支えてきたベテランピアニストまで、日本が世界に誇る名演奏家たちを、それぞれの名演とともにご紹介します。
お気に入りのピアニストとの出会いのきっかけになれば幸いです!
【珠玉の名演】日本が世界に誇る有名ピアニストとその名演を紹介(1〜10)
Sergei Rakhmaninov:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 op18辻井伸行

盲目というハンディキャップを抱えながらも、それを一切、感じさせることのないテクニックで、世界的にも高い評価を集めているピアニスト、辻井伸行さん。
恐らく、日本のピアニストといえばと聞かれれば、多くの方が彼の名前をあげるのではないでしょうか?
そんな彼の名演としてオススメしたいのが、こちらの『Sergei Rakhmaninov:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 op18』。
ラフマニノフの曲らしく、オクターブが異常に多いのですが、それをさらっとこなし、さらに表現の深さも加えてしまう辻井伸行さんは天才と言えるでしょう。
Franz Liszt:愛の夢 第3番反田恭平

2021年の第18回ショパン国際ピアノコンクールで、日本人として51年ぶりに2位を受賞した日本を代表するピアニスト、反田恭平さん。
ピアニストに限らず演奏家は実力だけではなく、キャラクターや露出度でも人気が変わります。
反田恭平さんは前者のタイプで、圧倒的な実力で人気を集めているピアニストですね。
そんな彼の名演が、こちらの『Franz Liszt:愛の夢 第3番』。
リストの難しい作品として有名な本作。
演奏家としては長いソプラノのパートをどう聴かせるかがキモなのですが、反田さんはバスを効かせることで曲調にメリハリをつけています。
Franz Liszt:パガニーニによる大練習曲 第3番 嬰ト短調「ラ・カンパネラ」石井琢磨

「TAKU-音 TV たくおん」というチャンネル名でYouTuberとして活躍しているピアニスト、石井琢磨さん。
世界で戦える実力というわけではありませんが、ビエナで活動するピアニストというだけはあって、高い演奏技術をほこります。
そんな彼の名演が、こちらの『Franz Liszt:パガニーニによる大練習曲 第3番 嬰ト短調「ラ・カンパネラ」』。
非常に演奏が難しいと言われているこの作品を、軽々と弾いてしまう圧巻の演奏が収録されています。
清塚信也 -:Baby, God Bless You清塚信也

テレビでも大人気のピアニスト、清塚信也さん。
ユニークなキャラクターでバラエティ番組はもちろんのこと、音楽番組でも演奏を披露していますよね。
そんな彼のピアニストとしての実力が気になる方も多いのではないでしょうか?
そんな方に見ていただきたい名演が、こちらの『清塚信也 -:Baby, God Bless You』。
この手の演奏家は実力がないことも多いのですが、彼は違います。
もちろん、日本のトップクラスというわけではありません。
しかし、十分にうまい演奏家と言えるだけの技術を持っていることが、この動画からも分かると思います。
Maurice Ravel :亡き王女のためのパヴァーヌ藤田真央

日本でもトップクラスの実力をほこるピアニスト、藤田真央さん。
ショパン国際ピアノコンクールよりもさらにレベルの高い、チャイコフスキー国際コンクールで2位に輝いた化け物です。
そんな彼の名演が、こちらの『Maurice Ravel :亡き王女のためのパヴァーヌ』。
難易度としては中級者でも演奏できるレベルの作品ですが、この作品をここまで高い完成度と表現力で演奏できる人はそうそう居ません。
ホンモノの演奏を聴きたい方は要チェックのピアニストです。
Wolfgang Amadeus Mozart :ピアノ協奏曲 ニ短調 K.466内田光子

1948年12月20日生まれ、ウィーン音楽院卒。
1970年ショパン・コンクールで日本人歴代最高順位の第2位を記録しました。
2011年と2017年にグラミー賞受賞。
日本人史上初の2度受賞と数々の功績を積み上げている実力派である。
Frederic Chopin:子犬のワルツ牛田智大

12歳という年齢でありながら、いくつものコンクールに出場し、優秀な成績を収めたピアニスト、牛田智大さん。
強いタッチが特徴で、同年代のアジア圏のピアニストとしては、トップクラスの実力を持っていると言っても過言ではありません。
そんな彼の作品のなかでも、特にオススメしたいのが、こちらの『Frederic Chopin:子犬のワルツ』。
もちろん、正確に演奏されているのですが、ところどころに見える彼の力強さが感じられる1曲です。