【クラシック】有名ピアノ作品|一生に一度は弾きたい珠玉の名曲たち
バロック、古典、ロマン派、近現代、そして現代へと続く音楽史の中で、時代とともに変化を遂げてきたクラシック音楽。
しかし、各時代に生まれた名曲たちは、数百年経った今も色あせることなく、珠玉の名作として語り継がれています。
今回はそんなクラシック作品の中から、ピアノに親しんでいる方なら一生に一度は弾いてみたいと思う有名な作品を厳選!
作曲時のエピソードや演奏のポイント、そして練習の参考となる演奏動画とともにご紹介します。
【クラシック】有名ピアノ作品|一生に一度は弾きたい珠玉の名曲たち(1〜10)
パガニーニによる大練習曲 S.141 第3曲「ラ・カンパネラ」Franz Liszt

難曲として知られる『パガニーニによる大練習曲 S.141 第3曲「ラ・カンパネラ」』。
フランツ・リストの名作で、難易度の高い複雑な構成と、その難易度に見合った高い演奏効果が印象的な作品です。
そんな本作の魅力は、終盤に登場する劇的で壮大な演奏。
非常に親しみやすいメロディーのため、クラシックに興味のない方でも感動を受けると思います。
演奏はもちろんのこと、楽譜も非常にインパクトが強いので、譜読みができる方はそちらもぜひチェックしてみてください。
練習曲Op.10-12「革命」Frederic Chopin

幻想的かつ個性的な作曲で多くの名曲を作り出してきた偉大な作曲家、フレデリック・ショパン。
とてつもない数の名曲をほこる彼ですが、その中でも特にオススメしたいのがこちらの『練習曲Op.10-12「革命」』。
本作の魅力はなんといっても、冒頭からはじまる非常に激しい劇的なメロディー。
誰しも一度は耳にするほどの有名な作品ですが、腰を落ち着けて聴いてみると、改めて迫力に圧倒されることでしょう。
ぜひチェックしてみてください。
ピアノソナタ 第14番 嬰ハ短調 Op.27-2「月光」第1楽章Ludwig van Beethoven

古典派音楽の最高峰として知られる偉大な作曲家、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。
心に突き刺さる重厚な作曲に定評のあるベートーヴェンですが、そんな彼の作品の中でも特にオススメしたい作品がこちらの『ピアノソナタ 第14番 嬰ハ短調 Op.27-2「月光」第1楽章』。
演奏自体は非常に簡単な楽曲ですが、その演奏効果はすさまじく冒頭のフレーズから一気に世界観へ没入できます。
長い人類の音楽史のなかでも、これほど単純なメロディーでありながらこのレベルの演奏効果をほこる作品はめったにないので、初めて聴かれる方はぜひチェックしてみてください。
愛の夢 第3番Franz Liszt

ロマン派の巨匠フランツ・リストの代表作として知られるこの作品は、幻想的な旋律と深い感情表現が特徴です。
1850年にピアノ独奏版として編曲されたこの曲は、もともと『おお、愛しうる限り愛せ』という歌曲でした。
愛の儚さと大切さを歌った詩をもとに、リストはピアノならではの表現力を存分に引き出しています。
繊細なタッチで奏でられる美しいメロディは、聴く人の心に深く染み入ります。
ゆったりとした夜に、この曲の魅力に浸ってみてはいかがでしょうか。
ピアノ愛好家の皆さんにぜひおすすめしたい珠玉の名曲です。
亡き王女のためのパヴァーヌ ト長調Maurice Ravel

独創性にあふれた作風で多くのアーティストに影響を与えた作曲家、モーリス・ラヴェル。
日本でも多くのファンがいる作曲家ですね。
そんなラヴェルの作品のなかでも、特にオススメしたいのが、こちらの『亡き王女のためのパヴァーヌ ト長調』。
ト長調4拍子でロンド形式を取る本作は、ゆったりとしたリズムとエキゾチックな雰囲気を持った主題が特徴の作品です。
美しい旋律といえばこの作品の名前を挙げる方も多いのではないでしょうか?
ポロネーズ 第6番変イ長調 Op.53「英雄ポロネーズ」Frederic Chopin

フレデリック・ショパンのなかでも知名度の高い作品である『ポロネーズ 変イ長調 Op.53』。
『英雄ポロネーズ』として親しまれているこの曲は、印象的で華やかな旋律と目の前がパッと開けるような明るく開放的な雰囲気、そして緻密で洗練された音楽性を兼ね備えた名作です。
和音やオクターブの連続が多いため、メロディラインを意識しつつ、勢いだけの演奏にならないようコントロールすることが大切!
上からたたき付けるタッチにならないよう、ゆっくり練習を丁寧に重ねて音色を作り上げていきましょう。
ピアノソナタ第11番 イ長調 K.331 第3楽章「トルコ行進曲」Wolfgang Amadeus Mozart

クラシック音楽の巨匠として知られるヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのピアノ作品の中でも人気の高い1曲。
聴きなじみのあるメロディですが、難易度は意外と高め。
左手でトルコの軍楽隊の打楽器を表現するような伴奏を弾きながら、右手で軽やかなメロディを奏でるのは至難の業。
しかし、弾き終わったときの達成感は格別です!
おなじみのテーマが形を変えて繰り返され、後半になるにつれて難しくなっていきます。
まずは易しいアレンジから始め、少しずつ原曲に近づけていくのがおすすめ。
発表会で成果を披露する際の定番曲としても人気があります。






