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【クラシック】有名ピアノ作品|一生に一度は弾きたい珠玉の名曲たち

バロック、古典、ロマン派、近現代、そして現代へと続く音楽史の中で、時代とともに変化を遂げてきたクラシック音楽。

しかし、各時代に生まれた名曲たちは、数百年経った今も色あせることなく、珠玉の名作として語り継がれています。

今回はそんなクラシック作品の中から、ピアノに親しんでいる方なら一生に一度は弾いてみたいと思う有名な作品を厳選!

作曲時のエピソードや演奏のポイント、そして練習の参考となる演奏動画とともにご紹介します。

【クラシック】有名ピアノ作品|一生に一度は弾きたい珠玉の名曲たち(21〜30)

ドゥムカ ハ短調 作品59Pyotr Tchaikovsky

チャイコフスキー/ドゥムカ-ロシアの農村風景/演奏:鈴木弘尚
ドゥムカ ハ短調 作品59Pyotr Tchaikovsky

ロシアの広大な田園風景が目に浮かぶような、ピョートル・チャイコフスキーによるピアノのための作品です。

1886年2月に作曲された本作は、ウクライナの「思いの中の小説」を意味する形式が用いられています。

深い哀愁を帯びた旋律で静かに始まりますが、中間部では民族舞曲のように一気に情熱的になり、感情がほとばしるようです。

しかし最後は再び静寂に包まれ、冒頭よりも諦念に満ちた響きで締めくくられます。

悲しみと祝祭的な喜びが交錯する本作は、感傷的な気分に浸りつつ、ドラマティックな展開も味わいたい方に聴いてほしい一曲です。

小組曲:第1曲「小舟にて」Claude Debussy

ドビュッシー: 小組曲:第1曲[小舟にて][ナクソス・クラシック・キュレーション #癒し]/Debussy: Petite Suite I. En bateau
小組曲:第1曲「小舟にて」Claude Debussy

暑い夏、心に一服の清涼剤となるような、クロード・ドビュッシーのピアノ連弾作品をご紹介しますね。

1889年2月にドビュッシーと出版社代表によって初めて二人で演奏されたこの作品は、4つの小品から成る組曲の冒頭を飾ります。

まるで水面をゆるやかに進む小舟を思わせる、穏やかで美しい旋律がとっても魅力的です。

歌詞こそありませんが、ベルレーヌの詩にインスピレーションを得ているそうで、月光の下で揺蕩う舟の情景や、遠い時代の優雅な雰囲気が心に広がるようです。

揺らめくピアノの音色が、聴く人を心地よい涼しさで包み込んでくれますね!

本作は管弦楽編曲版も広く知られ、一層豊かな色彩を感じられますし、館内BGMなどで耳にすることもあるかもしれません。

暑さで少しお疲れの時や、静かに心を落ち着けたい時にぜひ聴いてみてください。

ドビュッシーが「重すぎず短すぎない」サロン向けに考えたと言うように、気軽に優雅な気分に浸れることでしょう!

愛の挨拶Edward Elgar

愛の挨拶 – エルガー【楽譜あり】Elgar – Salut d’amour Op.12 – クラシックピアノ-Classical Piano-CANACANA
愛の挨拶Edward Elgar

ロマンティックな雰囲気に満ちたこの曲は、1888年にエドワード・エルガーが愛妻キャロライン・アリス・ロバーツへ婚約記念として贈られた作品です。

優美で甘美な旋律が特徴で、結婚式や記念日の音楽としても親しまれています。

ヴァイオリンとピアノのために作曲されましたが、ピアノ独奏や管弦楽版などさまざまな編成で楽しめます。

シンコペーションのリズムが印象的で、緩やかに始まり、中間部で転調し、再び主題が戻って高揚しながら終わります。

愛に溢れたこの名曲は、新しい出会いの季節として春の雰囲気にもぴったりです。

ソナチネ 第10番 第1楽章Muzio Clementi

クレメンティ:第4番(ソナチネアルバム第10番) 第1楽章  pf. 嶌村 直嗣:Shimamura, Naotsugu
ソナチネ 第10番 第1楽章Muzio Clementi

活気に満ちた3部構成の快活な作品で、低音部の同音連打から始まる印象的な第1主題と、スタッカートが特徴的な軽やかな第2主題が魅力的に展開されます。

1797年の初版以来、ピアノ学習者の重要なレパートリーとして愛され続けているこの楽曲は、2分30秒ほどの演奏時間ながら、華やかで表情が豊かな旋律が息づいています。

本作は、レガートとスタッカートの対比、ダイナミクスの変化など、表現力を養うのに最適な要素を含んでいます。

明るく力強い曲調と親しみやすい旋律で、華やかな表現を体験したい方や、ピアノの新たな魅力を発見したい方におすすめの1曲です。

3つのロマンス 作品11-1Clara Schumann

クララ・シューマン : 3つのロマンス 作品11-1 【36_暗い・悲しい楽譜と解説付きクラシックピアノ曲】
3つのロマンス 作品11-1Clara Schumann

抑制された表現の中に、深い叙情性を秘めたピアノ作品です。

全3曲からなるロマンティックな小品集の冒頭を飾るこの楽曲は、1839年に作曲家が19歳の頃、婚約者ロベルト・シューマンへの想いを込めて書かれました。

長く続くアルペッジョに支えられて歌われる主題は、内に秘めた愛情や切なさを繊細に映し出すかのようです。

本作は、映画『Geliebte Clara』でもクララ・シューマンの内面を描写する重要な鍵として登場します。

静かに物思いにふけりたい夜、ピアノの歌うような音色に耳を傾けながら、じっくりと自分の心と向き合いたいときにぴったりの一曲です。