【クラシック】有名ピアノ作品|一生に一度は弾きたい珠玉の名曲たち
バロック、古典、ロマン派、近現代、そして現代へと続く音楽史の中で、時代とともに変化を遂げてきたクラシック音楽。
しかし、各時代に生まれた名曲たちは、数百年経った今も色あせることなく、珠玉の名作として語り継がれています。
今回はそんなクラシック作品の中から、ピアノに親しんでいる方なら一生に一度は弾いてみたいと思う有名な作品を厳選!
作曲時のエピソードや演奏のポイント、そして練習の参考となる演奏動画とともにご紹介します。
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【クラシック】有名ピアノ作品|一生に一度は弾きたい珠玉の名曲たち(1〜10)
練習曲 Op.10-3「別れの曲」Frederic Chopin

ロマン派を代表する作曲家として名高いフレデリック・ショパン。
その美しい旋律と繊細な感情表現で知られる練習曲の中でも、本作は特別な存在感を放つ名曲です。
ゆったりと流れる冒頭部分から、次第に動きが出てくる中間部、そして再び平穏が訪れる終盤まで、変化に富んだ構成となっています。
1832年に作曲されたこの曲は、指の技術向上だけでなく、音楽性や表現力を磨くのに最適な一曲。
旋律のなめらかさや曲調の変化を意識しながら、丁寧に練習を重ねることで、より深い音楽表現が可能になるでしょう。
ピアノに親しむ全ての方にぜひ挑戦していただきたい珠玉の名曲です。
愛の夢 第3番Franz Liszt

ロマン派の巨匠フランツ・リストの代表作として知られるこの作品は、幻想的な旋律と深い感情表現が特徴です。
1850年にピアノ独奏版として編曲されたこの曲は、もともと『おお、愛しうる限り愛せ』という歌曲でした。
愛の儚さと大切さを歌った詩をもとに、リストはピアノならではの表現力を存分に引き出しています。
繊細なタッチで奏でられる美しいメロディは、聴く人の心に深く染み入ります。
ゆったりとした夜に、この曲の魅力に浸ってみてはいかがでしょうか。
ピアノ愛好家の皆さんにぜひおすすめしたい珠玉の名曲です。
平均律クラヴィーア曲集 第2巻 第1番 BWV 870 プレリュードJ.S.Bach

音楽の父と称される偉大な作曲家、ヨハン・セバスティアン・バッハ。
多くの名曲を持つバッハですが、中でもオススメしたいのがこちらの『平均律クラヴィーア曲集 第2巻 第1番 BWV 870 プレリュード』。
規律正しい美しさを感じさせるメロディーですが、同時に深い哀愁もただよわせています。
『平均律クラヴィーア曲集』は名曲が揃っていますので、この作品が気に入ったという方は、ぜひ他の作品もチェックしてみてください。
【クラシック】有名ピアノ作品|一生に一度は弾きたい珠玉の名曲たち(11〜20)
ピアノソナタ第11番 イ長調 K.331 第3楽章「トルコ行進曲」Wolfgang Amadeus Mozart

クラシック音楽の巨匠として知られるヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのピアノ作品の中でも人気の高い1曲。
聴きなじみのあるメロディですが、難易度は意外と高め。
左手でトルコの軍楽隊の打楽器を表現するような伴奏を弾きながら、右手で軽やかなメロディを奏でるのは至難の業。
しかし、弾き終わったときの達成感は格別です!
おなじみのテーマが形を変えて繰り返され、後半になるにつれて難しくなっていきます。
まずは易しいアレンジから始め、少しずつ原曲に近づけていくのがおすすめ。
発表会で成果を披露する際の定番曲としても人気があります。
渚のアデリーヌRichard Clayderman

フランスのピアニスト、リチャード・クレイダーマンさんのデビュー曲である『渚のアデリーヌ』。
38カ国で発売されたレコードが、2,200万枚の大ヒットを記録した有名ピアノ作品です。
テレビやCMのBGMとして、あるいは電子ピアノに内蔵されている自動演奏の楽曲として、耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか?
期待感が膨らむ軽やかな前奏や、爽やかなメロディーに癒やされながら、力を抜いて演奏してみてくださいね!
エリーゼのためにLudwig van Beethoven

ピアノ学習者の誰もが一度は憧れる、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの名曲『エリーゼのために』。
ピアノ曲として有名なのはもちろん、さまざまなアーティストによって歌謡曲やポップスなどにアレンジされているため、知らず識らずのうちに耳にしている方も多いかもしれませんね。
左手と右手をなめらかにつないでいく穏やかな最初のフレーズや、中間の明るく華やかなフレーズ、その後の激しい怒りのようなフレーズなど、変化に富んでいるのも魅力の一つ。
演奏に挑戦する際は、部分ごとに異なる雰囲気に注目しながら、たっぷりと抑揚をつけて弾いてみましょう!
ジムノペディ 第1番Erik Satie

フランスの作曲家エリック・サティが1888年に作曲した3つのピアノ曲から、第1番として知られる本作。
透明感あふれる楽曲ですが、ゆったりと進んでいくなかに時折あらわれる悩ましい和音に、苦しみや切なさを感じます。
シンプルな旋律と独特の和声の組み合わせが魅力的で、聴く人の心に深く響きます。
サティの革新的な音楽性が凝縮された、印象派音楽の先駆けともいえる一曲です。
心にじんわり染みてくる穏やかな作品なので、ぜひ、眠る前や心を落ち着かせたいときに聴いてみてはいかがでしょうか?