藤山一郎の人気曲ランキング【2025】
歌手・声楽家・作曲家・指揮者として活躍し、日本の音楽シーンの礎を築いた藤山一郎さんの人気曲をランキング形式で紹介します。
タイトルを知らなくても、聴けば一度は耳にしたことのある名曲ばかりなのではないでしょうか?
1992年に国民栄誉賞を受賞されています。
藤山一郎の人気曲ランキング【2025】(11〜20)
平城山藤山一郎15位

藤山一郎さんの、朗々と響き渡る歌声が胸に染み渡る、歴史ロマンあふれる名曲です。
クラシックの技術に裏打ちされた深みのある歌唱が、古都・奈良の悠久の時をほうふつとさせる本曲。
荘厳なメロディーと温かい歌声が、平城京の雄大な景色や穏やかな時の流れと、絶妙にマッチしていますよね。
具体的な地名がなくても、聴く人の心にそれぞれの奈良の風景を思い浮かばせる力を持っています。
まるで歴史物語をひもとくような感覚に、郷愁を覚える方も多いのではないでしょうか?
愛国行進曲藤山一郎16位

「軍艦マーチ」を作曲した瀬戸口藤吉による国民的愛唱歌であり、事実上日本の第二国家と言われた曲がこの「愛国行進曲」です。
勇ましいファンファーレともに力強い歌詞と美しい歌声が響きます。
「愛国行進曲」の歌詞は当時の第1次近衛内閣による「国民が永遠に愛唱すべき国民歌」として公募され鳥取在住の印刷屋に勤務する森川幸雄さん、作曲も公募の中から「軍艦マーチ」の作曲として瀬戸口藤吉さんが選ばれました。
本曲に似たような曲として『行進曲「愛国」』がありますが、こちらは軍楽隊で演奏されることを想定した別の曲です。
『行進曲「愛国」』のトリオに本曲のメロディが使われ、「愛国行進曲」ともに親しまれていました。
非常に明るく逞しい曲なので流れれば元気になりますね!
懐しのボレロ藤山一郎17位

昭和14年9発発売、昭和の国民的歌手藤原一郎による、歌謡曲の「懐しのボレロ」。
歌詞の部分などはどちらかというと、ハワイや南洋の島々をイメージして作られている感じも有ります。
官能的な楽曲、フラメンコなどの音部分に加えて、同じく円舞や拍手と打楽器弦楽器などによる即製の舞歌文化の有るポリネシアなどを想定したのかもしれませんが、それとはまたちがう、ごく日本的な歌謡曲です。
発想としては、おじさまがこうした文化をまるごとひっくるめて、若い世代に自作の日本語歌で伝えてくれるような……そんな、イメージが有ります。
昭和歌謡によるボレロの魅力に触れてみてはいかがでしょうか。
男の純情藤山一郎18位

男の道というのはなんと孤独なものなのでしょうか。
そんなことをしみじみと思います。
男のことは女にはわかるはずはなく、もちろんその逆もしかりですが、男性が抱く孤独というは女性のそれとは比較にならない程に深いからこそ、こうして歌になりえるのだと思います。
女の孤独はどうしても失恋が絡んでくるような気がします。
白薔薇は咲けど藤山一郎19位

テンポの良い曲調と、歌詞に見られるハイカラな単語が当時の流行歌『白薔薇は咲けど』は、古賀政男さん作曲、佐藤惣之助さん作詞のヒット曲です。
昭和12年に公開された映画『白薔薇は咲けど』の主題歌で、歌うのは『青い山脈』で有名な藤山一郎さん。
朗々としたクラシック仕込みの歌唱が魅力です。
藤山一郎さんは東京音楽大学を主席で卒業し、のちに多くの大ヒットを飛ばす日本の国民的歌手となりました。
映画の内容に沿ったような、淡い恋心をリズミカルに歌った当時の大衆歌謡で、多くの人に愛されました。
白虎隊藤山一郎20位

明治維新の時代の流れと共に16,17歳の少年たちが故郷の会津を守るという気持ちから戦場へ向かい最後は自害してしまうという悲劇の白虎隊は全国的にも有名で、歌の詩そのものはかなり難しい言葉が使われていますが、「紅顔可憐」の少年や、血の雨と歌われている詩は悲惨な状況が目に浮かびます。
藤山一郎の人気曲ランキング【2025】(21〜30)
酒は涙か溜息か藤山一郎21位

藤山一郎さんが歌う楽曲『酒は涙か溜息か』は、失恋の悲しみと酒の持つ慰めの二面性を見事に表現した曲調が魅力的です。
飲めば飲むほど悲しみが深まっていく主人公の心情が胸を打ちます。
1931年にリリースされ、松竹映画『想い出多き女』の主題歌としても使用された本曲。
哀愁漂うメロディとリアルな歌詞は、当時の人々の共感を呼びました。
カラオケでこの曲を歌えば、人生の悲哀を酒とともに吐露できそうですね。