天門の人気曲ランキング【2025】
新海誠作品の心揺さぶるメロディーの紡ぎ手、天門さん。
静謐な旋律の中に深い感情を込めてきたその音楽は、映像作品の情感を一層豊かに彩り、多くのリスナーの記憶に寄り添い続けています。
ビジュアルノベルやゲーム音楽の世界でも、独自の表現力で心震える瞬間を創り出してきました。
映像と音楽が織りなす感動の物語に、彼の紡ぎ出す音色は欠かせない存在となっています。
ファンから寄せられた珠玉の楽曲の数々を、心を込めてお届けします。
天門の人気曲ランキング【2025】
夢天門6位

ピアノの旋律が耳に優しい1曲。
こちらは『秒速5センチメートル』の挿入歌のひとつである『夢』という曲です。
進路に悩む花苗が、進路希望調査書を紙飛行機にして飛ばした後の帰り道で流れ出します。
それぞれの夢や進路に迷い、漠然とした不安や希望を抱く10代の心を映し出している精細な1曲。
貴樹が大人になり明里の隣に立つ自分の姿を夢想したところでこの曲は、星が飛び散るように消えてしまいます。
かなわない花苗の気持ちと貴樹の明里に対する片想いを表現している1曲です。
届かない気持ち天門7位

『届かない気持ち』はしずかに沈み込むようなメロディーが印象的な、ピアノインストゥルメンタルの曲です。
この曲は、何か希望があってもそれに手が届かない悲しさを、不安定なピアノの旋律が本当にうまく表現しているんですよ!
とくに曲の後半にかけて涙があふれ出すように盛り上がっていく部分は、思わず聴いていて泣きそうになってしまいます。
最後は不安定ながらも少し安心感に包まれるような不思議な和音で終わっていて、完全に救いのない曲というわけではない印象。
一筋縄ではいかない『秒速5センチメートル』の深い世界観にうまく合っていますね。
焦燥天門8位

悲しいストリングスとピアノの旋律が印象的な『焦燥』。
この曲の聴きどころは再生時間が約1分の中で、ストリングスとピアノだけという最小編成で、無駄のない美しい旋律が奏でられている点です。
大きな起承転結があるわけでもなく、始めから終わりまでずっと宙に浮いているような感覚を覚えるこの曲には、どこか癒やされるような気さえしますよ。
勉強や仕事で疲れた時には、この曲で一分間だけの小休憩をしてみてはいかがでしょうか?
空と海の詩天門9位

ピアノとストリングスのやさしい音色、徐々に広がりを見せる壮大な展開が印象的な楽曲です。
『コスモナウト』の主人公である花苗が決意を固めるシーン、波に挑むときに流れ、感動的な空気が伝わります。
『秒速5センチメートル』といえば冬のイメージが強いですが、『コスモナウト』では夏の終盤が描かれたこともあり、大きく広がる夏の青空、広大な海のような壮大な雰囲気が曲からも感じられます。
力強さを増していく展開が魅力的な曲で、迷う心が少しずつ打ち払われていく様子、感情の高まりや決意の強さが壮大で力強い後半の空気から伝わってきますね。
雪の駅天門10位

控えめなピアノから始まる『雪の駅』。
明里と貴樹が駅の待合室で会うシーンで流れたこの曲は、『One more Time, One More Chance』のメロディを奏でるピアノをとそれを包み込むストリングスが魅力。
このシーンは、明里に会える最後のチャンスにもかかわらず、雪の影響で列車が遅延し、お互いにもう会えないかもしれないと不安になりながらも見事に再会が実現する場面なんですよね。
時間を過ぎても待合室で待っていた明里、なんとか待ち合わせの駅までたどり着いた貴樹、二人の安堵と喜びが伝わってくる1曲です。