【和歌山の宝】坂本冬美の歌いやすい曲
和歌山県出身の女性演歌歌手、坂本冬美さん。
猪俣公章さんの弟子としての印象が強い彼女ですが、女性演歌歌手の重鎮、二葉百合子さんに師事していた経歴もあります。
そのため、安定した歌唱力を持っており、演歌はもちろんのこと、歌謡曲やポップスも歌い上げます。
今回はそんな坂本冬美さんの楽曲のなかでも、特に歌いやすい作品をピックアップしました。
人気の作品も多数登場しますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
【和歌山の宝】坂本冬美の歌いやすい曲
また君に恋してる坂本冬美

坂本冬美さんの名曲カバー『また君に恋してる』。
ビリー・バンバンの名曲をカバーした本作は、坂本冬美さんがポップスシーンに進出したきっかけとなった作品です。
本作はもともとがフォークソングということもあり、演歌のような難しさは一切ありません。
本格的なこぶしは一切なく、力強い歌声も必要としないため、ある程度の歌唱力を持っていれば誰でも歌えます。
その分、ロングトーンや抑揚が鍵となるので、気持ちをしっかりと表現しながら歌いましょう。
アジアの海賊坂本冬美

異色の名作として現在でも多くのファンから支持を集めている名曲『アジアの海賊』。
本作は演歌としての要素をしっかりと踏襲しながらも、全体的な構成としては、ポップスやダンスミュージックを取り入れています。
なかでも、特に印象的なのが、サビ部分。
ハミングが大半を占めるサビで、複雑なこぶしも登場しません。
ただし、ヒーカップと呼ばれる、声を裏返すような発声が多いので、この技術の習得は必須です。
どうしてもヒーカップを習得できないという場合は、適正キーよりも1つか2つ下げて歌うと、問題なく発声できます。
夜桜お七坂本冬美

坂本冬美さんの楽曲のなかでも、屈指の人気をほこる名作『夜桜お七』。
妖艶な雰囲気と演歌としては速いテンポによって、難しい楽曲と思われがちな本作ですが、実はそんなことはありません。
実は本作のこぶしの登場回数は少なく、そのどれもが一般的な演歌に比べても低難度です。
特に3つ以上の音程を上下させるこぶしが少ないため、演歌を歌い慣れていない方にとっては非常に歌いやすい楽曲と言えるでしょう。
ただし、全体を通して音域が狭いので、しっかりと中音域で迫力を出すためにある程度の声量は求められます。
男の火祭り坂本冬美

ほっこりとしたメロディーが印象的な作品『男の火祭り』。
本作は王道の演歌を踏襲した作品なのですが、ボーカルラインは意外にもシンプルで複雑なこぶしは登場しません。
加えて、ロングトーンも少なく、声を張り上げるようなパートもないため、基礎歌唱力もそこまで必要としていません。
唯一、難しい部分はサビ途中のこぶしで、ここはこぶしを通して、3つの音階の変化を見せます。
その部分以外は、難易度の低い楽曲なので、演歌初心者の方は、ぜひレパートリーに加えてみてください。
風に立つ坂本冬美

坂本冬美さんといえば、キャッチーな演歌が印象的ですが、本作はその中でも特になじみのあるポップス寄りのメロディーで構成されております。
音域自体は狭くはありませんが、一番高いところでロングトーンが登場するわけではないため、決して声域を選ぶ楽曲ではありません。
加えて、演歌の代名詞であるこぶしの登場回数も少ないので、しっかりとボーカルラインを追っていれば、誰でも問題なく歌えます。
サビで一瞬、裏声のパートがありますが、ここが厳しいと感じる方は、キーを下げて歌ってみましょう。
全体的な音域は広くないので、しっかりとキーを合わせれば、誰でも歌い切れるはずです。