数字が入る四字熟語で語彙力アップ!小学生に覚えてほしい四字熟語集
「一石二鳥」「七転八倒」など、数字が入った四字熟語をどれくらい知っていますか?
四字熟語は、小学校でもたくさん学ばれ、国語のテストや漢字検定に出題されることもありますよね。
では、それらの意味を正しく理解できているでしょうか?
この記事では、小学生のお子さんに学んでほしい、知識を深めるのにぴったりな、数字が入る四字熟語を紹介します。
難しそうに思えても、身近な場面で使える表現がたくさんあるので、きっと楽しみながら覚えられますよ!
数字が入る四字熟語で語彙力アップ!小学生に覚えてほしい四字熟語集(1〜10)
一陽来復NEW!
https://www.tiktok.com/@hjc.aki/video/7578913631669112071寒い冬が終わり、穏やかな春がまた訪れるように悪いことが続いたあとには良い流れがやってくるという意味を持つ一陽来復。
勉強やスポーツなどに失敗した日や悲しいことがあると、ずっとこのままなのではと不安になることもあるでしょう。
それでも時間は少しずつ進み、心の中にも新しい光が差し込みます。
学校生活の中でうまくいかないことがあっても、進み続けることで今は小さな一歩でも状況は必ず変わっていくもの。
希望を胸に持ち続ける勇気を与えてくれる四字熟語です。
三寒四温
https://www.tiktok.com/@kotobaano/video/7337327996900035842「三寒四温」とは、三日ほど寒い日が続いた後には、四日ほどあたたかい日が続くといった、気候現象を表した四字熟語です。
シベリア高気圧が関係した中国などで見られる特徴的な現象で、7日周期で気候が変動する事を指しています。
日本でも冬に時折見られる現象であったため、この四字熟語も冬の気候を表す際に使われていました。
しかし日本の気候は太平洋高気圧も影響するため、近年では春先の周期的な気温の変化を指す言葉として使われています。
一日千秋
https://www.tiktok.com/@mitsu_is/video/7532441826570079504一日が千年にも感じてしまうほど、とても待ち遠しい気持ちを表現した言葉「一日千秋」。
「いちじつせんしゅう」と読みます。
中国の詩経『王風・采葛』の「一日三秋」が由来です。
恋心を詠んだ詩歌であった事から、好きな人に対する思いを表現する際によく使われますね。
みなさんは一日千秋と感じる気持ちになった事があるでしょうか?
日常的に使いやすい四字熟語の一つですので、恋に関係していなくても、何かを心待ちにしている時に使ってみてくださいね。
一期一会
https://www.tiktok.com/@kotobaano/video/7335864739819572482一生に一度しか得られない機会や出会いのことを「一期一会」と表現します。
「いっきいっかい」とよく読み間違えますが、正しくは「いちごいちえ」と読みますよ。
人生は一度きり、同じ状況がまた巡ってくるとはかぎりません。
ですから、どんな機会も出会いも一度きりだと考え、それを大切にしようという考えですね。
日常会話にも使いやすい四字熟語なので、一度は聞いたことがあるかもしれません。
知らなかった方は、ぜひこの機会に覚えておきましょう。
一石二鳥
https://www.tiktok.com/@yojijyukugo.seizan/video/7354272311794552065一つの行動から、二つの利益を得ることを「一石二鳥」と表現します。
漢字の通り、「一石」は一つの石、「二鳥」は二羽の鳥を表しています。
一羽の鳥を狙って石を投げたところ二羽とも落ちてきた……という海外のことわざの訳語とされており、日本でも広く活用されている四字熟語の一つです。
幸運を表現する時や、得をする考え方や解決策が浮かんだ時によく使われますね。
「一石三鳥」や「一石四鳥」といった、より利益を得られた際に使われる造語もあるようです。
朝三暮四
https://www.tiktok.com/@kotobaano/video/7389180853634551058結局は同じ結果になるのに、それに気づかず目先の利益にこだわりだまされてしまう事を「朝三暮四」と言います。
この四字熟語は、中国の宋という国にいた、狙公と呼ばれる人物とサルのお話に由来します。
狙公はサルを飼っており、大変かわいがっていましたが、貧乏になりエサを減らす事にしました。
狙公は最初「エサのどんぐりを朝に3つ、夕方に4つにする」と言います。
サルたちが少ないと怒ったため、「ならば朝に4つ、夕方に3つにしよう」と言うのです。
結局のところどんぐりは7つしかもらえないのですが、サルたちは朝に4つという目先の利益しか見ておらず、喜んだそうですよ。
七転八倒

読み方は「しちてんばっとう」です。
「七」や「八」が使われていることから「七転八起」と混同してしまいそうですが、意味は全く異なります。
「七転八倒」は「あまりに激しい苦痛のあまり、転げ回って苦しむこと。
混乱がはなはだしいこと」という意味です。
学校や仕事、プライベートでも壁にぶつかり困難な状況に追い込まれた経験のある方もいるのではないでしょうか。
転げ回るほど激しい苦痛という想像するだけで、全身が震え上がりますね。






