数字が入る四字熟語で語彙力アップ!小学生に覚えてほしい四字熟語集
「一石二鳥」「七転八倒」など、数字が入った四字熟語をどれくらい知っていますか?
四字熟語は、小学校でもたくさん学ばれ、国語のテストや漢字検定に出題されることもありますよね。
では、それらの意味を正しく理解できているでしょうか?
この記事では、小学生のお子さんに学んでほしい、知識を深めるのにぴったりな、数字が入る四字熟語を紹介します。
難しそうに思えても、身近な場面で使える表現がたくさんあるので、きっと楽しみながら覚えられますよ!
数字が入る四字熟語で語彙力アップ!小学生に覚えてほしい四字熟語集(1〜10)
七転八倒

読み方は「しちてんばっとう」です。
「七」や「八」が使われていることから「七転八起」と混同してしまいそうですが、意味は全く異なります。
「七転八倒」は「あまりに激しい苦痛のあまり、転げ回って苦しむこと。
混乱がはなはだしいこと」という意味です。
学校や仕事、プライベートでも壁にぶつかり困難な状況に追い込まれた経験のある方もいるのではないでしょうか。
転げ回るほど激しい苦痛という想像するだけで、全身が震え上がりますね。
十中八九

「十中八九」という言葉は、十のうち八か九……という事を示しており、「ほぼ確実」「だいたいそうなるだろう」という意味合いで使います。
「十中八九、この計画は成功するだろう」、「彼は十中八九、試験に合格すると思う」という感じですね。
絶対とは言えないけれど、相手の努力を褒めたい時や目標まで後少しだと伝えたい時に便利な言葉ではないでしょうか。
しかしあくまで八割か九割という意味なので、その言葉で安心してしまうのは禁物ですよ!
一日千秋
https://www.tiktok.com/@mitsu_is/video/7532441826570079504一日が千年にも感じてしまうほど、とても待ち遠しい気持ちを表現した言葉「一日千秋」。
「いちじつせんしゅう」と読みます。
中国の詩経『王風・采葛』の「一日三秋」が由来です。
恋心を詠んだ詩歌であった事から、好きな人に対する思いを表現する際によく使われますね。
みなさんは一日千秋と感じる気持ちになった事があるでしょうか?
日常的に使いやすい四字熟語の一つですので、恋に関係していなくても、何かを心待ちにしている時に使ってみてくださいね。
一期一会
https://www.tiktok.com/@kotobaano/video/7335864739819572482一生に一度しか得られない機会や出会いのことを「一期一会」と表現します。
「いっきいっかい」とよく読み間違えますが、正しくは「いちごいちえ」と読みますよ。
人生は一度きり、同じ状況がまた巡ってくるとはかぎりません。
ですから、どんな機会も出会いも一度きりだと考え、それを大切にしようという考えですね。
日常会話にも使いやすい四字熟語なので、一度は聞いたことがあるかもしれません。
知らなかった方は、ぜひこの機会に覚えておきましょう。
一石二鳥
https://www.tiktok.com/@yojijyukugo.seizan/video/7354272311794552065一つの行動から、二つの利益を得ることを「一石二鳥」と表現します。
漢字の通り、「一石」は一つの石、「二鳥」は二羽の鳥を表しています。
一羽の鳥を狙って石を投げたところ二羽とも落ちてきた……という海外のことわざの訳語とされており、日本でも広く活用されている四字熟語の一つです。
幸運を表現する時や、得をする考え方や解決策が浮かんだ時によく使われますね。
「一石三鳥」や「一石四鳥」といった、より利益を得られた際に使われる造語もあるようです。
朝三暮四
https://www.tiktok.com/@kotobaano/video/7389180853634551058結局は同じ結果になるのに、それに気づかず目先の利益にこだわりだまされてしまう事を「朝三暮四」と言います。
この四字熟語は、中国の宋という国にいた、狙公と呼ばれる人物とサルのお話に由来します。
狙公はサルを飼っており、大変かわいがっていましたが、貧乏になりエサを減らす事にしました。
狙公は最初「エサのどんぐりを朝に3つ、夕方に4つにする」と言います。
サルたちが少ないと怒ったため、「ならば朝に4つ、夕方に3つにしよう」と言うのです。
結局のところどんぐりは7つしかもらえないのですが、サルたちは朝に4つという目先の利益しか見ておらず、喜んだそうですよ。
一刀両断
https://www.tiktok.com/@kotobaano/video/7246095496828226824「一」という漢数字が入った四字熟語で、耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか?
意味は「素早く物事を決断して、思い切って行動にうつすこと」なのだそうです。
曖昧に物事を進めていくのではなく、キッパリとした判断を迅速に下すのは仕事などでも必要な場面がありますよね。
決断にスピードが求められる問題が起こった際には「一刀両断」で、物事を進めていくと良いかもしれません。
優柔不断な方の目標にもなりそうですね。






