「ステムとは何か」という方もいらっしゃると思いますが、ステムはマスタリングに出す際のファイルの形式になります。
とはいえ、何も難しいことはなく、ファイル自体はWAVやAIFFといったファイルになります。
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ステムミックスとは?
2ミックスファイルとどう違うのか

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では、何が通常の2ミックスファイルと違うのかというと、2ミックスファイルが1つのファイルにリズム、ベース、ギターやボーカルなどが全部まざっている状態に対し、ステムはリズムで1ファイル、ベースで1ファイル、ギターで1ファイルといったようにいくつかのファイルに分れている状態になります。
グループごとにファイルをわけてある、と思って頂いて間違いありません。
あまりファイルを多くするとまとめる際に煩雑になったりするので
- リズム
- ベース
- ギター
- ピアノ
- ストリングス
- ブラス
- その他上モノ
- メインボーカル
- コーラス
といった程度に分けるのが一般的です。
もちろん楽曲ごとに使用する編成が異なってきますので、ステムの分け方も変わってきます。
例えばクラブ系のサウンドを作る場合には
- キック&ベース
- その他のリズム
- シンセ
- リード
- メインボーカル
- コーラス
といった分け方になったりします。
ステムを使用するメリット
ステムを使用するメリットですが、例えば、ミックス完了からマスタリングまで時間があった場合、聴き返してもう少しボーカルを出したい、といった場合に簡単に対応可能です。
また、マスタリングエンジニア側でもうちょっとリズムの抜けを良くしたい、といった場合でもステムで受け取っていれば2ミックスでの作業よりもより効果的に処理ができます。
バンドの場合、メンバーに渡してマイナスワンとして使用して練習したりもできますし、ステムで書き出しておいて損になることはないと思います。
実際にステムを作成し、DAWに読み込むと画像のような状態になります。
ファイルの頭がそろっていて、フェーダーは0dbの状態になっているのがおわかりいただけるかと思います。
注意点としては、センドで送ったリバーブやディレイをそれぞれのファイルに含まれるように書きだすことです。
最近ではステムで書き出すことを前提としてミックスする場合も多いのでリバーブをグループごとに使用したり、インサーションでかけたりしてステムを書き出しやすいように作業する場合もあります。
2つ目の注意点としては、各ファイルをDAWの空のプロジェクトに読み込んだ時点で何もしなくてもバランスの取れた状態にすることです。
ミックス完了の状態を維持するだけですので、さして難しいことではありませんが、書き出す際に1つ1つのファイルで音量が小さいからといって音量を上げたりしないようにしてください。
また、ステムで入稿される場合も2ミックスも併せてお送りください。
先ほども書きましたが、ステムを作成して損になることはありませんので、ぜひトライしてみてください。
ご不明な点などはHeaven+Hell mastersのサイトより遠慮なくお問い合わせいただければと思います。





