【男性向け】ミックスボイスの練習曲、参考になる曲
ミックスボイスというワード。
皆さんも一度くらいはお耳にされたことのあるワードでしょう。
この記事にたどり着いた方なら、常日頃から「ミックスボイスを習得したい!!」と強く思われている方も多いかもしれないですね。
実際、僕のところにボイトレのレッスンに来られている生徒さんの中にも「ミックスボイスができるようになりたいです」というご要望をお持ちの方も非常に多いです。
では、ミックスボイスって一体どんなものかというテーマで発声法について説明すると本が一冊書けるほどの内容になってしまうので、ここでは世間の多くの方の認識に倣って「地声とファルセット(裏声)の中間の声」ということにしておきますが、そのミックスボイスを習得すると、地声成分と裏声成分の混ぜ方を微妙にコントロールして成分比をコントロールすることで、さまざまな歌唱表現ができるようになり、また歌える楽曲の幅も広がってきます。
本稿では、そんな現代の楽曲を歌うための必須テクニックとも言えるミックスボイスの習得に役立ちそうな曲を集めてみました。
各曲の紹介記事の中には、ごく簡単にですが『歌うためのアドバイス』的なことも含めているので、それもご参考にされた上でぜひ日頃の歌の練習にお役立てください。
【男性向け】ミックスボイスの練習曲、参考になる曲(1〜10)
ケセラセラMrs. GREEN APPLE

10代~20代の男性にとって、ミックスボイスを操るボーカリストといえばMrs.GREEN APPLEの大森元貴さんを思い浮かべるのではないでしょうか?
そんなMrs.GREEN APPLEの楽曲のなかでも、特にミックスボイスの参考になる作品としてオススメしたいのが、こちらの『ケセラセラ』。
ファルセットとミックスボイスを織り交ぜたボーカルラインは相当の難易度をほこりますが、本作をマスターできれば歌唱力は大いに飛躍するでしょう。
ミックスナッツNEW!Official髭男dism

人気アニメ「SPY×FAMILY」のテーマソングとして知られるOfficial髭男dismの名曲『ミックスナッツ』。
彼らの楽曲のなかでも、屈指の人気をほこる作品ですが、キャッチーなメロディーとは裏腹に難曲たる要素がいくつもあります。
特筆すべきは、なんといっても音域。
本作はファルセット部分も含めるとmid1D#~hihiA#と非常に広く、サビではhiC#が連発します。
全体を通して高さが目立つ作品なので、喉の持久力が求められる楽曲と言えるでしょう。
SailingBE:FIRST

日本にボーイズグループ文化を根付かせた最初のグループ、BE:FIRST。
現在でも日本のボーイズグループシーンを引っ張っているので、ご存じの男性も多いと思います。
そんな彼らの楽曲のなかでも、特にオススメしたいのが、こちらの『Sailing』。
本作のミックスボイスが登場するポイントは、大サビ前の叫ぶ部分。
よどみのないきれいなミックスボイスを歌っているため、初心者が発声の参考にするには、ピッタリの楽曲と言えるでしょう。
ワタリドリ[Alexandros]
![ワタリドリ[Alexandros]](https://i.ytimg.com/vi/O_DLtVuiqhI/sddefault.jpg)
[Alexandros]、通算10枚目のシングルとして2015年3月リリース。
高い声を出す場合、声帯を開いて、いわゆる「息漏れの多い声」を出すとファルセット(裏声)になりますが、ここで声帯をコントロールして、「息漏れ」の量を調整することで、ミックスボイス(地声と裏声の成分が混ざった声)を出せるようになります。
[Alexandros]の川上さんのようなハイトーンを出せるようになるには、まずはミックスボイスの基本テクニックとも言える、声を口腔内から鼻に当てて、鼻腔共鳴ができる練習が必要になるでしょう。
最初は楽なキーから始めて、徐々に上げていけるように練習してみてください。
MagicMrs. GREEN APPLE

Mrs. GREEN APPLEの配信限定シングルで、リリースは2023年6月。
コカ・コーラサマーキャンペーンソングに採用されています。
そのハイトーンボイスには定評のあるボーカルの大森元貴さんですが、この楽曲のAメロパートでは優しくソフトなミックスボイス、サビパートでは力強いミックスボイスを絶妙に使い分けて見事に使い分けて、この爽やかな楽曲を歌唱表現されています。
地声寄りの力強いミックスボイスから裏声寄りのソフトなミックスボイスまで、まるでミックスボイスの見本市のように楽しめる楽曲なので、ぜひ詳細に聴き込んで参考にしてください。
W/X/YNEW!Tani Yuuki

2021年5月にリリースされた『W/X/Y』。
Tani Yuukiさんの代表曲ともいえる一曲ですね!
裏声を無理なく自然に練習したい方にオススメのラブソングで、地声→ミックス→裏声の流れが作りやすいです。
私も何度かレッスンしましたが、思っているよりメロディラインが難しかったです……。
しっかり覚えてから歌うことをオススメします。
特にBメロは、聴いていても裏声だとわかるメロディラインですね!
基本的にTani Yuukiさんは、優しい声質のため抜け感がある歌声です。
まずはマネするように、息をしっかり吸ったうえで優しく声を出して歌ってみてください。
裏声はたくさん息をつかうため「息をたくさん吸う」というところがポイントです!
証NEW!flumpool

『2011年度 第78回 NHK全国学校音楽コンクール 中学校の部』の課題曲だそうです!
音域はかなり広く、A2~C5。
この曲の裏声部分は、サビで登場します。
メロディラインはわかりやすく、Aメロ→Bメロ→サビ→ラスサビという流れでしっかり盛り上がっていますね。
まず、Aメロがかなりの低音なので、ここで喉をつかいすぎないように気をつけましょう。
合唱をするときや歌っている方の表情を見ると、眉毛や表情筋がかなり上がっているのがわかると思います。
このように表情筋を上げるだけでも喉が開き、少し楽に歌えます。
また、これをやっておくと、地声から裏声もスムーズに出せるようになりますよ!
あとは、裏声の高音部分でしっかり息を出し切るようにすることです。
頭の真上に向かって声を出すと裏声は出しやすいです!
少し意識を変えるだけで歌いやすくなるので、やってみてくださいね!






