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【男性向け】ミックスボイスの練習曲、参考になる曲

ミックスボイスというワード。

皆さんも一度くらいはお耳にされたことのあるワードでしょう。

この記事にたどり着いた方なら、常日頃から「ミックスボイスを習得したい!!」と強く思われている方も多いかもしれないですね。

実際、僕のところにボイトレのレッスンに来られている生徒さんの中にも「ミックスボイスができるようになりたいです」というご要望をお持ちの方も非常に多いです。

では、ミックスボイスって一体どんなものかというテーマで発声法について説明すると本が一冊書けるほどの内容になってしまうので、ここでは世間の多くの方の認識に倣って「地声とファルセット(裏声)の中間の声」ということにしておきますが、そのミックスボイスを習得すると、地声成分と裏声成分の混ぜ方を微妙にコントロールして成分比をコントロールすることで、さまざまな歌唱表現ができるようになり、また歌える楽曲の幅も広がってきます。

本稿では、そんな現代の楽曲を歌うための必須テクニックとも言えるミックスボイスの習得に役立ちそうな曲を集めてみました。

各曲の紹介記事の中には、ごく簡単にですが『歌うためのアドバイス』的なことも含めているので、それもご参考にされた上でぜひ日頃の歌の練習にお役立てください。

【男性向け】ミックスボイスの練習曲、参考になる曲(41〜50)

白日King Gnu

King Gnu、2作目のシングルで配信限定作品。

2019年2月リリース。

この曲はミックスボイスの練習曲としては非常に難易度の高いものとなるでしょう。

冒頭の切なげな高音など、一瞬、ファルセットのようにも聞こえますが、それだけではなく巧みにミックスボイスとファルセットを切り替えながら、この歌唱表現を実現しています。

リズムインしてからは地声成分の多いファルセットでパワフルな高音も実現されており、この曲を完璧にマスターできれば、あなたの歌唱技術もかなり上がることでしょう。

秦基博

秦基博さんの2枚目のシングルで2007年6月リリース。

個人的には秦基博さんにあまりミックスボイスで歌うシンガーという認識はないのですが、サビ部分などは、おそらくチェストボイス寄りのミックスボイスで歌っていると思われ、ボーカルメロディも階段式に上がっていくような作りなので、チェストボイスからミックスボイスに発声を切り替えていく練習をするには最適な楽曲だと思います。

ただ、ファルセット(裏声)寄りのミックスボイスだと原曲の雰囲気が伝わらない可能性があるので、ここをしっかりと再現できるかどうかがキーポイントになってくると思います。

スターマインDa-iCE

Da-iCE / 「スターマイン」Music Video
スターマインDa-iCE

Da-iCEのお2人は音域が広いことで有名ですよね。

『スターマイン』の音域はC#3~D#5とかなり広いです。

また、気を付けたいポイントは音程の上げ下げ、地声と裏声の切り替え、ハネるリズムかなと思います。

まず出だしでいきなり花村さんのがなりから入りますが、変にかまえてしまうと力んで喉を痛めちゃうのでリラックスしてくださいね。

とにかく気持ちよく歌うのが一番だと思うので最初歌うときは全部裏声でもいいと思います!

曲に慣れてきたらその裏声を少しずつ強く出すようにしてみてください。

力まないように体使って、まず歌うことを楽しみましょう!

Bye-Bye to youUVERworld

UVERworld『Bye-Bye to you』(Official Music Video)
Bye-Bye to youUVERworld

UVERworldの曲といえば、全体を通してずっと高音域なイメージがありますね。

ちなみにこちらの楽曲も最初から最後までずっと高い音が続くのと、音程がかなり上下しているので高音に慣れていない方は喉を使ってしまわないか心配なところです。

サビ最後のパン!

と上がる高い音はC5になっているので、まず初めにこの部分だけを瞬発的に出す練習をするといいかもしれません。

ボーカルTAKUYA∞さんのような力強い声を出すためには体感をしっかり支えること!

電車やバスに乗っているときに体がブレてしまうと丹田に支えが入っていない状態です。

それでは歌声もブレてしまうので下腹部にしっかり力を入れた状態で歌うようにしてみてください!

難しい曲なので焦らず練習してみてくださいね!

PretenderOfficial髭男dism

Official髭男dism – Pretender[Official Video]
PretenderOfficial髭男dism

Official髭男dismの2作目のシングルで2019年5月リリース。

映画『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』主題歌として書き下ろされ、テレビ東京系『有吉ぃぃeeeee!そうだ!今からお前んチでゲームしない?』2023年1月度エンディングテーマにも起用されていました。

Official髭男dismとしては、これが初めての映画主題歌だったそうです。

楽曲としては、ミディアムテンポの明るい曲調の楽曲で、その楽曲の中で、ピアノ/ボーカルの藤原聡さんの高い歌声の魅力が存分に楽しめる作りとなっています。

この楽曲の中でも、サビパートなどでの力強い地声のハイトーンとは対比をなすようにAメロの高音箇所などを中心にとても効果的にミックスボイスが使われており、これを練習することは、ミックスボイスの発声の習得にとても役に立つと思います。

喉は閉めずにファルセットに近い発声で、声を上顎に当てるようにして歌うことを心がけるようにして練習してみてください。

いとしき日々よ平井堅

平井 堅 『いとしき日々よ 』MUSIC VIDEO
いとしき日々よ平井堅

平井堅さんの通算34作目のシングルで、2011年5月リリース。

TBSテレビ開局60周年記念番組「JIN-仁-」の主題歌に起用されていました。

平井堅さんの優しいハイトーンボイスがとても魅力的に響く、美しいバラード曲に仕上げられています。

この楽曲の中、Bメロ〜サビで聴ける歌唱は、ミックスボイスやファルセットの習得を目指すみなさんにはとても参考になるところが多いと思います。

音域的にはさほど高くない地声で歌われているAメロパートなんかでも、ミックスボイス的な発声の利点を取り入れた歌唱がされているので、まずはぜひご本人の歌唱を完全コピーするつもりで研究、練習してみてください。

きっと得られるものは大きいと思いますよ!

M八七米津玄師

米津玄師 – M八七  Kenshi Yonezu – M87
M八七米津玄師

米津玄師さんの通算12枚目のCDシングルで2022年5月リリース。

タイトルからおわかりになる方も少なくないかと思いますが、映画『シン・ウルトラマン』の主題歌として制作されています。

かつてのいわゆるウルトラソングをご存じの方にすれば、驚くほどに大人なムードの楽曲ですよね。

その楽曲の「大人なムード」の演出に大きく貢献しているのが、地声やミックスボイス、ファルセットを巧みに使い分けた米津さんの歌唱です。

一聴したところ、おそらくAメロ部分などの比較的やわらかい発声で歌われている部分でミックスボイスが多用されている気がしますね。

できるだけ声を上顎に緩やかに当てるようにして歌ってみてください。

かなりミックスボイス習得の練習になると思います。

もちろんサビなどのハイトーン箇所での地声、ファルセットの切り替えもスムーズにできるようになってください。

喉を締め付けて歌うとせっかくの曲の雰囲気が台なしになるだけでなく、喉を痛める結果にもなるのでご注意くださいね。