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【男性向け】ミックスボイスの練習曲、参考になる曲

ミックスボイスというワード。

皆さんも一度くらいはお耳にされたことのあるワードでしょう。

この記事にたどり着いた方なら、常日頃から「ミックスボイスを習得したい!!」と強く思われている方も多いかもしれないですね。

実際、僕のところにボイトレのレッスンに来られている生徒さんの中にも「ミックスボイスができるようになりたいです」というご要望をお持ちの方も非常に多いです。

では、ミックスボイスって一体どんなものかというテーマで発声法について説明すると本が一冊書けるほどの内容になってしまうので、ここでは世間の多くの方の認識に倣って「地声とファルセット(裏声)の中間の声」ということにしておきますが、そのミックスボイスを習得すると、地声成分と裏声成分の混ぜ方を微妙にコントロールして成分比をコントロールすることで、さまざまな歌唱表現ができるようになり、また歌える楽曲の幅も広がってきます。

本稿では、そんな現代の楽曲を歌うための必須テクニックとも言えるミックスボイスの習得に役立ちそうな曲を集めてみました。

各曲の紹介記事の中には、ごく簡単にですが『歌うためのアドバイス』的なことも含めているので、それもご参考にされた上でぜひ日頃の歌の練習にお役立てください。

【男性向け】ミックスボイスの練習曲、参考になる曲(41〜50)

ひまわりの約束秦基博

秦 基博 / ひまわりの約束(Short Ver.)
ひまわりの約束秦基博

秦基博さんの17作目のシングルで2014年8月リリース。

この曲は地声よりのパワフルなミックスボイスがサビなどで多用されており、どちらかと言えば歌うための難易度は高めの曲ですね。

喉を開いた状態での高音が必須になり、それを楽にやわらかく歌うためのミックスボイスの使い方を勉強するための曲としては、最適な一曲となるでしょう。

ファルセット(裏声)を使うところも多く出てくるので、発声の切り替えがうまくできるように練習してみてください。

ダーリンMrs. GREEN APPLE

Mrs. GREEN APPLE「ダーリン」Official Lyric Video
ダーリンMrs. GREEN APPLE

Mrs.GREEN APPLEの楽曲のなかでも、特に胸を打つ名曲として多くのファンから愛されている『ダーリン』。

本作は序盤からファルセットが登場するのですが、楽曲が進むごとにボルテージが上がっていき、それに比例してファルセットの迫力も増してきます。

カラオケで再現するのは、なかなかに難しいと思いますが、爽快感にあふれたファルセットやミックスボイスが多く登場するので、カラオケのレパートリーに入れてみてはいかがでしょうか?

スピッツ

スピッツの19作目のシングルで1998年7月リリース。

こちらは比較的ファルセット(裏声)寄りのやわらかいミックスボイスが楽しめる曲ですね。

喉を開いた状態にしてやわらかく、鼻に抜くような感じで発声すれば高音域もきれいに出ると思いますよ!

喉に力を入れて声を張り上げるような歌い方はしないように注意してくださいね。

口笛Mr.Children

Mr.Children 「口笛」 MUSIC VIDEO
口笛Mr.Children

Mr.Childrenの18枚目のシングルで2000年1月リリース。

この曲を歌うにあたって、Bメロやサビあたりをミックスボイスで歌えるかどうかは、かなりのキーポイントになってくるでしょう。

徐々に音が上がっていくところをチェストボイスのままで行ってしまうと、声がひっくり返ってしまうこと確実です(笑)。

喉を締め付けないように、しっかりと腹筋で上体を支えるように、そして声は硬口蓋に当てて鼻腔に抜くような感じで歌ってみてください。

なないろBUMP OF CHICKEN

BUMP OF CHICKEN「なないろ」Performance Music Video
なないろBUMP OF CHICKEN

BUNM OF CHICKENのシングル楽曲で、2021年5月18日に配信限定で、そして同年の12月22日にCDシングルとしてリリース。

NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』の主題歌。

このBUMP OF CHICKENのボーカルの藤原さん、チェストボイスで歌っても、とても透明感の高い歌声のシンガーさんなので、この楽曲でもどの部分をミックスボイスで歌われているのか、なかなか判断が難しいところもあり、そういう意味では、ミックスボイスの練習曲としてはなかなか上級者向けのセレクトになるかもしれません。

おそらくAメロの高音になるところはミックスボイスで歌われていると思われるので、その辺りに注目して聞いてみてください。

同じような音程でもサビでのチェストボイスによる力強い高音と聴き比べてみるとわかりやすいと思います。

実際に歌ってみるときは、高音箇所が強く突出してしまわないように注意して歌ってみてください。

M八七米津玄師

米津玄師 – M八七  Kenshi Yonezu – M87
M八七米津玄師

米津玄師さんの通算12枚目のCDシングルで2022年5月リリース。

タイトルからおわかりになる方も少なくないかと思いますが、映画『シン・ウルトラマン』の主題歌として制作されています。

かつてのいわゆるウルトラソングをご存じの方にすれば、驚くほどに大人なムードの楽曲ですよね。

その楽曲の「大人なムード」の演出に大きく貢献しているのが、地声やミックスボイス、ファルセットを巧みに使い分けた米津さんの歌唱です。

一聴したところ、おそらくAメロ部分などの比較的やわらかい発声で歌われている部分でミックスボイスが多用されている気がしますね。

できるだけ声を上顎に緩やかに当てるようにして歌ってみてください。

かなりミックスボイス習得の練習になると思います。

もちろんサビなどのハイトーン箇所での地声、ファルセットの切り替えもスムーズにできるようになってください。

喉を締め付けて歌うとせっかくの曲の雰囲気が台なしになるだけでなく、喉を痛める結果にもなるのでご注意くださいね。

Pale Blue米津玄師

米津玄師 – Pale Blue / Kenshi Yonezu
Pale Blue米津玄師

米津玄師さんの通算11作目のCDシングルで、2021年6月16日リリース。

TBS系 金曜ドラマ『リコカツ』の主題歌に起用されています。

さて、この楽曲を歌う米津玄師さん。

ミックスボイスを巧みに使ったやわらかい高音表現には定評のあるシンガーさんですが、その実力はこの楽曲でも健在。

Aメロ部分などで、その歌声の魅力を存分に堪能できる楽曲となっています。

サビ部分での地声による高音の歌唱と聴き比べてみると、よりわかりやすく、ご自身がミックスボイスを習得するための理解も深まるのではないかと思います。