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【男性向け】ミックスボイスの練習曲、参考になる曲

ミックスボイスというワード。

皆さんも一度くらいはお耳にされたことのあるワードでしょう。

この記事にたどり着いた方なら、常日頃から「ミックスボイスを習得したい!!」と強く思われている方も多いかもしれないですね。

実際、僕のところにボイトレのレッスンに来られている生徒さんの中にも「ミックスボイスができるようになりたいです」というご要望をお持ちの方も非常に多いです。

では、ミックスボイスって一体どんなものかというテーマで発声法について説明すると本が一冊書けるほどの内容になってしまうので、ここでは世間の多くの方の認識に倣って「地声とファルセット(裏声)の中間の声」ということにしておきますが、そのミックスボイスを習得すると、地声成分と裏声成分の混ぜ方を微妙にコントロールして成分比をコントロールすることで、さまざまな歌唱表現ができるようになり、また歌える楽曲の幅も広がってきます。

本稿では、そんな現代の楽曲を歌うための必須テクニックとも言えるミックスボイスの習得に役立ちそうな曲を集めてみました。

各曲の紹介記事の中には、ごく簡単にですが『歌うためのアドバイス』的なことも含めているので、それもご参考にされた上でぜひ日頃の歌の練習にお役立てください。

【男性向け】ミックスボイスの練習曲、参考になる曲(71〜80)

ロビンソンスピッツ

スピッツ、11作目のシングルで1995年4月リリース。

この曲は…発声のランク的には起訴段階は習得済みの人向けの練習素材になるでしょうか。

この「ロビンソン」では高い音程でロングトーンを歌う必要があり、喉を締めて、いわゆる「喉声」になってしまうとすぐに声が疲れたり、喉を痛めてしまいます。

しっかりと腹筋に力を入れて上体を支えた上で、喉は締め付けないようにして、声は少し鼻に抜くような感じで鼻腔を共鳴させて歌えるように練習してみてくださいね。

ギリギリChopB’z

B’zの26作目のシングルで1999年6月リリース。

アニメ『名探偵コナン』の主題歌にもなっていましたね。

ボーカルの稲葉さんのすごいところは、普通ならファルセットを使わないと歌えないような音域までミックスボイスで出しているところで、この曲もかなりの上級者向けのセレクトということになると思います。

ミックスボイスとはその名の通り「地声と裏声をミックスさせた声」ということになりますが、彼の場合、非常に地声成分の多いミックスボイスを使いこなしているところもまた「さすが!!」と言いたくなるところです。

初心者がいきなりこの曲に挑戦すると声や喉を痛める結果になりかねない‥というかそうなる危険性が非常に高いので、いつかこの曲を原キーのままで歌えることを目標に、発声の習得に頑張ってみてください。

WanteD! WanteD!Mrs. GREEN APPLE

Mrs. GREEN APPLEの通算5作目のシングルで2017年8月リリース。

ドラマ『僕たちがやりました』のオープニングテーマに起用されています。

このMrs. GREEN APPLEでボーカルを務める大森元貴さん、少し少年っぽさを感じさせてくれる魅力的な高次倍音成分を多く含んだ歌声の持ち主ですが、その歌声の魅力はこの曲でも最大限に発揮されていてます。

この楽曲でミックスボイスが多用されているのは、柔らかい発声を多用して歌われているAメロ部分でしょう。

柔らかい発声というと声を小さくして歌うものと勘違いしてしまう方も多いかと思いますが、決して音量は小さくせずに息の吐き出し速度を調節して表現の強弱をつけるようにして練習してみてください。

この練習を積むことで効果的なミックスボイスの練習になると思います。

そういう練習をするには、この曲のAメロ部分などは最適な素材ですよ!

粉雪レミオロメン

レミオロメンの7枚目のシングルで2005年11月リリース。

レミオロメンの藤巻さんもミックスボイスの使い手としては、かなりレベルの高い方ですね。

それだけに練習素材としても最適な曲と言えるでしょう。

この曲の、タイトルを歌うサビ部分、地声を張り上げて高音を出しているように考えている方も多いかもしれないですが、実はこれは地声寄りのミックスボイス。

これを喉を締め付けて高音を張り上げてしまうと、こんなロングトーンは歌えません。

口の奥を開いて鼻腔を共鳴させるようなイメージで歌う練習をしてみましょう。

家族になろうよ福山雅治

福山雅治 – 家族になろうよ (Full ver.)
家族になろうよ福山雅治

福山雅治、27作目のシングルで2011年8月リリース。

福山雅治と言えば低音域の声が魅力で、あまりミックスボイスを使うアーティストというイメージはないかもしれませんが、実はこの落ち着いた歌を聴かせる上で、彼のミックスボイスは非常に有効に使用されています。

中低域を生きした歌の中でのミックスボイスの活用例としてとても参考になる一曲だと思いますよ。

Lemon米津玄師

米津玄師 Kenshi Yonezu – Lemon
Lemon米津玄師

米津玄師さんのメジャー通算8作目のシングルで、2018年2月リリース。

TBSテレビの金曜ドラマ『アンナチュラル』の主題歌として書き下ろされました。

ちょっとマイナー調のもの悲しいメロディと曲調がとても魅力的な楽曲ですよね。

ボーカルメロディもとても歌いやすく覚えやすいもので、リリースから数年たった今でも、この曲が多くの日本人に愛されているのも納得の完成度だと思います。

そんなにハイトーンボイスが多用されている楽曲ではありませんが、サビメロなどを中心に、楽曲のキーポイントになるところでは高音による歌唱が披露されており、声の高い男性、高音が得意な男性のカラオケネタとしても十分にオススメできるものになっていると思います。

原曲をよく聴いて、地声やファルセットなど、発声の使い分けに注意して歌ってみてください。

心音福山雅治

福山雅治 – 心音(Special Movie)
心音福山雅治

福山雅治さんの12作目のオリジナル・アルバム『AKIRA』の収録楽曲で、アルバム発売に先駆けて先行配信リリースされました。

日本テレビ系水曜ドラマ、『#リモラブ ~普通の恋は邪道~』主題歌にも採用されています。

この福山さん、個人的にはなんとなく低いチェストボイスにとくに魅力のあるシンガーさんだと思っているのですが、この曲では高次倍音成分を多く含ませたミックスボイスによる、とても優しい歌唱を聴かせてくれています。

歌い出し部分のミックスボイスの使い方は非常に巧みで、高い音への音飛びの幅の多いメロディを決して刺激的な声にならずに見事に表現されていますね。

この曲の最初の8小節ぐらいはミックスボイスの練習素材として最適だと思います。

ぜひ研究して身につけてみてください。