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【男性向け】ミックスボイスの練習曲、参考になる曲

ミックスボイスというワード。

皆さんも一度くらいはお耳にされたことのあるワードでしょう。

この記事にたどり着いた方なら、常日頃から「ミックスボイスを習得したい!!」と強く思われている方も多いかもしれないですね。

実際、僕のところにボイトレのレッスンに来られている生徒さんの中にも「ミックスボイスができるようになりたいです」というご要望をお持ちの方も非常に多いです。

では、ミックスボイスって一体どんなものかというテーマで発声法について説明すると本が一冊書けるほどの内容になってしまうので、ここでは世間の多くの方の認識に倣って「地声とファルセット(裏声)の中間の声」ということにしておきますが、そのミックスボイスを習得すると、地声成分と裏声成分の混ぜ方を微妙にコントロールして成分比をコントロールすることで、さまざまな歌唱表現ができるようになり、また歌える楽曲の幅も広がってきます。

本稿では、そんな現代の楽曲を歌うための必須テクニックとも言えるミックスボイスの習得に役立ちそうな曲を集めてみました。

各曲の紹介記事の中には、ごく簡単にですが『歌うためのアドバイス』的なことも含めているので、それもご参考にされた上でぜひ日頃の歌の練習にお役立てください。

【男性向け】ミックスボイスの練習曲、参考になる曲(61〜80)

クオリアUVERworld

UVERworld、16作目のシングルで2010年9月リリース。

ボーカルTAKUYA∞の歌を分析してみると、非常に地声とつながりのいい、声帯をしっかりと締めた息漏れの少ないミックスボイスを巧みに使いこなしていることがわかります。

ちょっと聴いただけでは地声との区別があまりつかないかもしれないですね。

これもまた上級者向けのセレクトになると思いますが、腹筋をしっかりと使って、また輪状甲状筋をしっかりとコントロールした上で「喉声」にならないミックスボイスを出せるように練習してみてください。

You‘re the Only…小野正利

小野正利 – You‘re the Only… (25th Anniversary Version)~ Never Say Good-Bye (VS Music Video)
You‘re the Only…小野正利

小野正利さん、3枚目のシングルで1992年8月リリース。

HMバンド、ガルネリウスのシンガーとしても活躍し、超絶ハイトーンシンガーとしても知られる小野さん。

それだけにミックスボイスの練習素材としても、かなり上級者向けのセレクトということになります。

小野さんの場合、その楽曲の特性からも地声を歌の中で使うことはほぼないので、ほぼ一曲を通してミックスボイスで歌っていると言っていいでしょう。

ファルセット(裏声)が使われることもあまりないので、声帯のコントロール(輪状甲状筋のコントロール)がよほど巧みにできているものと思われます。

焦らずじっくりと、そしてできれば正式なボイストレーニングを受けた上で高音方向の音域を広げるように練習してみてください。

その方法については、ここでは書ききれないので、詳しく知りたい方は僕宛にメッセージください。

ギリギリChopB’z

B’zの26作目のシングルで1999年6月リリース。

アニメ『名探偵コナン』の主題歌にもなっていましたね。

ボーカルの稲葉さんのすごいところは、普通ならファルセットを使わないと歌えないような音域までミックスボイスで出しているところで、この曲もかなりの上級者向けのセレクトということになると思います。

ミックスボイスとはその名の通り「地声と裏声をミックスさせた声」ということになりますが、彼の場合、非常に地声成分の多いミックスボイスを使いこなしているところもまた「さすが!!」と言いたくなるところです。

初心者がいきなりこの曲に挑戦すると声や喉を痛める結果になりかねない‥というかそうなる危険性が非常に高いので、いつかこの曲を原キーのままで歌えることを目標に、発声の習得に頑張ってみてください。

WanteD! WanteD!Mrs. GREEN APPLE

Mrs. GREEN APPLEの通算5作目のシングルで2017年8月リリース。

ドラマ『僕たちがやりました』のオープニングテーマに起用されています。

このMrs. GREEN APPLEでボーカルを務める大森元貴さん、少し少年っぽさを感じさせてくれる魅力的な高次倍音成分を多く含んだ歌声の持ち主ですが、その歌声の魅力はこの曲でも最大限に発揮されていてます。

この楽曲でミックスボイスが多用されているのは、柔らかい発声を多用して歌われているAメロ部分でしょう。

柔らかい発声というと声を小さくして歌うものと勘違いしてしまう方も多いかと思いますが、決して音量は小さくせずに息の吐き出し速度を調節して表現の強弱をつけるようにして練習してみてください。

この練習を積むことで効果的なミックスボイスの練習になると思います。

そういう練習をするには、この曲のAメロ部分などは最適な素材ですよ!

生命体星野源

星野源 – 生命体 (Official Video)
生命体星野源

星野源さんの通算8作目の配信限定シングルで、2023年8月リリース。

TBS系『世界陸上』『アジア大会』テーマソングとして書き下ろされました。

聴いているだけで楽しい気分にさせてくれる、少しハネた軽快なリズムが心地いい楽曲ですね。

この軽快なバックトラックの上で、激しく上下するボーカルメロディを星野さんは、発声の切り替え絶妙に、そしてスムーズにおこなうことで見事に歌いこなされています。

とくにAメロパートの星野さんの歌声に注目して聴くと、チェストボイス、ミックスボイス、ヘッドボイスの使い方、使い分けの参考になると思いますので、ぜひじっくりと注意深く聴いて研究してみてください。

コブクロ

コブクロ、14作目のシングルで2007年3月リリース。

フジテレビ系ドラマ『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』の主題歌として書き下ろされた曲でもあります。

コブクロの曲では特に黒田のパートが

  • 「地声よりの力強いミックスボイス」
  • 「地声とミックスボイスの切り替え」
  • 上記2点の練習にとても役立つでしょう。

    彼の歌唱の場合、地声からの切り替えが巧すぎてわかりにくいということもありますが、比較的、喉を締めたミックスボイスになっていると感がありますね。

    出来るだけ口腔内の上の方…鼻の付け根あたりに声を当てるつもりで歌ってみましょう。