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【男性向け】ミックスボイスの練習曲、参考になる曲

ミックスボイスというワード。

皆さんも一度くらいはお耳にされたことのあるワードでしょう。

この記事にたどり着いた方なら、常日頃から「ミックスボイスを習得したい!!」と強く思われている方も多いかもしれないですね。

実際、僕のところにボイトレのレッスンに来られている生徒さんの中にも「ミックスボイスができるようになりたいです」というご要望をお持ちの方も非常に多いです。

では、ミックスボイスって一体どんなものかというテーマで発声法について説明すると本が一冊書けるほどの内容になってしまうので、ここでは世間の多くの方の認識に倣って「地声とファルセット(裏声)の中間の声」ということにしておきますが、そのミックスボイスを習得すると、地声成分と裏声成分の混ぜ方を微妙にコントロールして成分比をコントロールすることで、さまざまな歌唱表現ができるようになり、また歌える楽曲の幅も広がってきます。

本稿では、そんな現代の楽曲を歌うための必須テクニックとも言えるミックスボイスの習得に役立ちそうな曲を集めてみました。

各曲の紹介記事の中には、ごく簡単にですが『歌うためのアドバイス』的なことも含めているので、それもご参考にされた上でぜひ日頃の歌の練習にお役立てください。

【男性向け】ミックスボイスの練習曲、参考になる曲(41〜60)

地球儀米津玄師

米津玄師 – 地球儀 Kenshi Yonezu – Spinning Globe
地球儀米津玄師

米津玄師さんの通算14作目のシングルで、2023年7月リリース。

映画『君たちはどう生きるか』の主題歌として書き下ろされたそうです。

ピアノ中心のシンプルかつ壮大なバックトラックの上で、米津さんの優しくも力強い歌声が存分に楽しめる一曲です。

とくにAメロパートでの地声寄りのミックスボイスの使い方は、ミックスボイスの習得を目指す方にとって、大いに参考になるのではないでしょうか。

ボーカルメロディの中で中高域のところは、声を広く上顎に当てるようにして歌ってみてください。

閃光[Alexandros]

[Alexandros]の通算19作目のシングルで2021年5月5日リリース。

劇場アニメ『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の主題歌に起用されています。

ミックスボイスというとソフトな歌声というイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、この[Alexandros]の川上洋平さんのように「力強いファルセット」のような使い方をするのもミックスボイスの非常に有効な活用方法です。

できるだけ喉は閉めないようにして、発声の時の息の速度を速く、そして声を上顎の奥歯の内側に充てるようなイメージで練習してみてください。

Bメロの一部で使われているやわらかいハイトーンとのコントラストをどこまでつけられるか…そのあたりを目標に練習してみるのもいいかもしれませんね。

AnarchyOfficial髭男dism

Official髭男dism – Anarchy[Official Video]
AnarchyOfficial髭男dism

Official髭男dismが2022年にリリースした楽曲で、映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』主題歌に採用されています。

この楽曲でミックスボイスを使って歌われているのは、おそらくBメロおよび楽曲の2分20秒あたりから始まるDメロ部分ですが、これらの部分とサビでの地声の歌声をよく聴き比べると、彼がミックスボイスを非常に効果的に使って歌唱表現しているのにお気づきになるのではないでしょうか。

歌唱表現の中でのミックスボイスパートの使い方の参考としても非常に役立つ楽曲でしょう。

ぜひ彼の発声の使い分けに着目して聴いてみてください。

ご自身で歌われる時は、このミックスボイスパートはファルセットに近い発声で、声を上顎の奥歯の裏あたりに当てるように意識して練習されるのがいいと思います。

うるうびとRADWIMPS

RADWIMPS – うるうびと [Official Music Video]
うるうびとRADWIMPS

映画『余命10年』の主題歌にも採用されているRADWIMPSのシングル曲で、2022年3月リリース。

楽曲冒頭からボーカルの野田洋次郎さんのステキなミックスボイスが聴ける美しいバラード楽曲ですね。

一聴したところ、楽曲のほぼ全編に渡ってミックスボイス主体の発声で歌われているように感じますが、ところどころで聴けるファルセットによる歌唱との発声の使い分けもミックスボイスやファルセットの習得を目指す方にはとても参考になるのではないでしょうか。

声を上顎に当てるようにして発声して、優しくやわらかい発声を心がけるようにして練習してみてください。

きっと得られるものは大きいと思いますよ!

Professionalism feat. 般若Ali

ファンク、ソウル、ジャズなど、あらゆるジャンルをミックスさせた音楽性で高い評価を集めているバンド、ALI。

そんなALIの作品のなかでも、特にミックスボイスの参考になる楽曲としてオススメしたいのが、こちらの『Professionalism feat. 般若』。

本作はミックスボイスが登場するわけではありませんが、ライブバージョンではミックスボイスで歌われることもある作品です。

キーを1つか2つ上げて、ミックスボイスの練習にするにはもってこいの作品なので、ぜひ挑戦してみてください。

MAKAFUKARADWIMPS

RADWIMPS – MAKAFUKA [Official Music Video]
MAKAFUKARADWIMPS

RADWIMPSのメジャー通算8作目のアルバム『FOREVER DAZE』収録曲で、2021年11月23日リリース。

とても彼ららしいシンフォニックにアレンジされた美しいバラード曲に仕上げられています。

そして、この楽曲で聴けるボーカルの野田洋次郎さんの歌唱もかなり秀逸!

本稿のテーマであるミックスボイスだけに限らず、さまざまな発声を巧みに使い分けて、この壮大で美しい楽曲を歌唱表現されています。

一聴すると地声で歌われているように感じる箇所でも、よく聴くと高次倍音成分を多く含む歌声で歌唱されており、曲全体を通してミックスボイス的な発声を多用して歌われているのではないかと思いました。

これを練習されるときは、できるだけ声を口の中の上顎に当てることを意識して歌ってみてください。

こうするだけでご本人のような高次倍音成分の多い歌声になると思います。

ただ、くれぐれも喉を締め付けて発声しないようにご注意くださいね。