【男性向け】ミックスボイスの練習曲、参考になる曲
ミックスボイスというワード。
皆さんも一度くらいはお耳にされたことのあるワードでしょう。
この記事にたどり着いた方なら、常日頃から「ミックスボイスを習得したい!!」と強く思われている方も多いかもしれないですね。
実際、僕のところにボイトレのレッスンに来られている生徒さんの中にも「ミックスボイスができるようになりたいです」というご要望をお持ちの方も非常に多いです。
では、ミックスボイスって一体どんなものかというテーマで発声法について説明すると本が一冊書けるほどの内容になってしまうので、ここでは世間の多くの方の認識に倣って「地声とファルセット(裏声)の中間の声」ということにしておきますが、そのミックスボイスを習得すると、地声成分と裏声成分の混ぜ方を微妙にコントロールして成分比をコントロールすることで、さまざまな歌唱表現ができるようになり、また歌える楽曲の幅も広がってきます。
本稿では、そんな現代の楽曲を歌うための必須テクニックとも言えるミックスボイスの習得に役立ちそうな曲を集めてみました。
各曲の紹介記事の中には、ごく簡単にですが『歌うためのアドバイス』的なことも含めているので、それもご参考にされた上でぜひ日頃の歌の練習にお役立てください。
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【男性向け】ミックスボイスの練習曲、参考になる曲(71〜80)
THE DAYポルノグラフィティ

ポルノグラフィティも音域が高いことで有名ですが『THE DAY』は特にトップクラスで高い曲なのではないでしょうか?
テンポもかなり速いので、いざ歌う!
となったら曲をしっかり覚えてからじゃないとついていくのに大変だと思います。
また、ボーカル岡野さんの発声はほぼチェストボイスで高音は張り上げるように地声で歌っていますが、サビ最後の最高音C#5は裏声です。
この切り替えがまたかっこいいですよね!
曲もアップテンポなので高音が苦手な方はいきなり原曲キーではなく、1つ2つとキーを下げてから練習するのをオススメします。
音程を気にするのではなく、まずこの速さに慣れるところから入りましょう!
歌うのに一生懸命になるかもしれませんがブレス忘れないでくださいね!
WanteD! WanteD!Mrs. GREEN APPLE

Mrs. GREEN APPLEの通算5作目のシングルで2017年8月リリース。
ドラマ『僕たちがやりました』のオープニングテーマに起用されています。
このMrs. GREEN APPLEでボーカルを務める大森元貴さん、少し少年っぽさを感じさせてくれる魅力的な高次倍音成分を多く含んだ歌声の持ち主ですが、その歌声の魅力はこの曲でも最大限に発揮されていてます。
この楽曲でミックスボイスが多用されているのは、柔らかい発声を多用して歌われているAメロ部分でしょう。
柔らかい発声というと声を小さくして歌うものと勘違いしてしまう方も多いかと思いますが、決して音量は小さくせずに息の吐き出し速度を調節して表現の強弱をつけるようにして練習してみてください。
この練習を積むことで効果的なミックスボイスの練習になると思います。
そういう練習をするには、この曲のAメロ部分などは最適な素材ですよ!
生命体星野源

星野源さんの通算8作目の配信限定シングルで、2023年8月リリース。
TBS系『世界陸上』『アジア大会』テーマソングとして書き下ろされました。
聴いているだけで楽しい気分にさせてくれる、少しハネた軽快なリズムが心地いい楽曲ですね。
この軽快なバックトラックの上で、激しく上下するボーカルメロディを星野さんは、発声の切り替え絶妙に、そしてスムーズにおこなうことで見事に歌いこなされています。
とくにAメロパートの星野さんの歌声に注目して聴くと、チェストボイス、ミックスボイス、ヘッドボイスの使い方、使い分けの参考になると思いますので、ぜひじっくりと注意深く聴いて研究してみてください。
【男性向け】ミックスボイスの練習曲、参考になる曲(81〜90)
粉雪レミオロメン

レミオロメンの7枚目のシングルで2005年11月リリース。
レミオロメンの藤巻さんもミックスボイスの使い手としては、かなりレベルの高い方ですね。
それだけに練習素材としても最適な曲と言えるでしょう。
この曲の、タイトルを歌うサビ部分、地声を張り上げて高音を出しているように考えている方も多いかもしれないですが、実はこれは地声寄りのミックスボイス。
これを喉を締め付けて高音を張り上げてしまうと、こんなロングトーンは歌えません。
口の奥を開いて鼻腔を共鳴させるようなイメージで歌う練習をしてみましょう。
ハッピーエンドback number

back numberの16枚目のシングルで2016年11月リリース。
映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の主題歌に採用されています。
とても美しいロックバラードソングに仕上げられていますね。
ミックスボイスがテーマの本稿で紹介していますが、実はこの楽曲でミックスボイスで歌われている箇所はほとんどありません。
ただ、サビなどの高音箇所を中心に地声とファルセット(歌声)を巧みに切り替え、使い分けして見事に歌唱表現されていますので、この発声の切り替えを習得することで自動的にミックスボイスも使えるようになるのではないかと思って、今回、ここでご紹介させていただきました。
原曲のボーカルパートをよく聴いて、どんな部分でどんな発声が使われているか、よく研究して練習してみてください。
きっと得られるものは大きいと思いますよ。
LA・LA・LA LOVE SONG久保田利伸 with NAOMI CANBEL

久保田利伸さんの16作目のシングルで、1996年5月13日リリース。
久保田利伸 with NAOMI CAMPBELL名義でリリースされています。
1990年代に社会現象的な注目を集めていた月9枠の中でもとくに好評を呼んだ、フジテレビ系テレビドラマ『ロングバケーション』主題歌にも採用されて大ヒットしましたね。
久保田さんと言えば、ジャパニーズR&B界でも屈指の実力派シンガーとして知られていますが、この楽曲でご披露されているミックスボイスも見事と言えるものだと思います。
おそらく声の高次倍音成分を少し抑えめにして柔らかくミックスボイスを出すために、普通なら鼻腔共鳴を使うところを声を軟口蓋に当てて上顎洞共鳴を効果的に使われているものと思われます。
一曲通してよく聴いて、声の高次倍音成分の変化をしっかりと研究することで、ミックスボイスの効果的な使い方の参考曲、練習曲としてとても秀逸な一曲です。
鋼の羽根RADWIMPS

RADWIMPSの通算6作目の配信限定シングルで、2021年4月5日リリース。
シンフォニックなアレンジのされた、まさに正統派なバラードと言える楽曲で、その美しい楽曲の中で、野田洋次郎さんのさまざまなハイトーンボイスを巧みに使い分けた歌声がとても活きています。
本稿のテーマである「ミックスボイス」にしても、Aメロ、Bメロなどで使われるソフトなファルセットベースのものから、サビでの朗々とした地声ベースのミックスボイスまで、多彩に使った歌唱表現がなされています。
まさに「ミックボイスの見本市」と言っても過言でない歌唱の披露されている楽曲なので、ミックスボイスの練習にも最適な一曲だと思います。
ご本人の通りにコピーしてみるもよし、歌う人それぞれの表現や発声で歌っても楽しめる一曲ではないでしょうか。





