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【男性向け】ミックスボイスの練習曲、参考になる曲

ミックスボイスというワード。

皆さんも一度くらいはお耳にされたことのあるワードでしょう。

この記事にたどり着いた方なら、常日頃から「ミックスボイスを習得したい!!」と強く思われている方も多いかもしれないですね。

実際、僕のところにボイトレのレッスンに来られている生徒さんの中にも「ミックスボイスができるようになりたいです」というご要望をお持ちの方も非常に多いです。

では、ミックスボイスって一体どんなものかというテーマで発声法について説明すると本が一冊書けるほどの内容になってしまうので、ここでは世間の多くの方の認識に倣って「地声とファルセット(裏声)の中間の声」ということにしておきますが、そのミックスボイスを習得すると、地声成分と裏声成分の混ぜ方を微妙にコントロールして成分比をコントロールすることで、さまざまな歌唱表現ができるようになり、また歌える楽曲の幅も広がってきます。

本稿では、そんな現代の楽曲を歌うための必須テクニックとも言えるミックスボイスの習得に役立ちそうな曲を集めてみました。

各曲の紹介記事の中には、ごく簡単にですが『歌うためのアドバイス』的なことも含めているので、それもご参考にされた上でぜひ日頃の歌の練習にお役立てください。

【男性向け】ミックスボイスの練習曲、参考になる曲(51〜60)

You‘re the Only…小野正利

小野正利 – You‘re the Only… (25th Anniversary Version)~ Never Say Good-Bye (VS Music Video)
You‘re the Only…小野正利

小野正利さん、3枚目のシングルで1992年8月リリース。

HMバンド、ガルネリウスのシンガーとしても活躍し、超絶ハイトーンシンガーとしても知られる小野さん。

それだけにミックスボイスの練習素材としても、かなり上級者向けのセレクトということになります。

小野さんの場合、その楽曲の特性からも地声を歌の中で使うことはほぼないので、ほぼ一曲を通してミックスボイスで歌っていると言っていいでしょう。

ファルセット(裏声)が使われることもあまりないので、声帯のコントロール(輪状甲状筋のコントロール)がよほど巧みにできているものと思われます。

焦らずじっくりと、そしてできれば正式なボイストレーニングを受けた上で高音方向の音域を広げるように練習してみてください。

その方法については、ここでは書ききれないので、詳しく知りたい方は僕宛にメッセージください。

大きな古時計平井堅

作詞・作曲はヘンリー・クレイ・ワークで、1876年に発表された、ポップスの古典と言ってもいい曲ですね。

今回紹介する平井堅さんのバージョンは2002年8月にリリースされました。

男性のR&B系でやわらかいミックスボイスと言えば、この平井堅さんが筆頭株に当たるでしょう。

楽曲としてはまったくR&B色のない曲ですが、それを見事なやわらかいミックスボイスを駆使して歌いこなしているところは、さすがと言う以外にありませんね。

男性がミックスボイスを使う上での最高のお手本になる曲だと思います。

Bye-Bye to youUVERworld

UVERworld『Bye-Bye to you』(Official Music Video)
Bye-Bye to youUVERworld

UVERworldの曲といえば、全体を通してずっと高音域なイメージがありますね。

ちなみにこちらの楽曲も最初から最後までずっと高い音が続くのと、音程がかなり上下しているので高音に慣れていない方は喉を使ってしまわないか心配なところです。

サビ最後のパン!

と上がる高い音はC5になっているので、まず初めにこの部分だけを瞬発的に出す練習をするといいかもしれません。

ボーカルTAKUYA∞さんのような力強い声を出すためには体感をしっかり支えること!

電車やバスに乗っているときに体がブレてしまうと丹田に支えが入っていない状態です。

それでは歌声もブレてしまうので下腹部にしっかり力を入れた状態で歌うようにしてみてください!

難しい曲なので焦らず練習してみてくださいね!

クオリアUVERworld

UVERworld、16作目のシングルで2010年9月リリース。

ボーカルTAKUYA∞の歌を分析してみると、非常に地声とつながりのいい、声帯をしっかりと締めた息漏れの少ないミックスボイスを巧みに使いこなしていることがわかります。

ちょっと聴いただけでは地声との区別があまりつかないかもしれないですね。

これもまた上級者向けのセレクトになると思いますが、腹筋をしっかりと使って、また輪状甲状筋をしっかりとコントロールした上で「喉声」にならないミックスボイスを出せるように練習してみてください。

【男性向け】ミックスボイスの練習曲、参考になる曲(61〜70)

地球儀米津玄師

米津玄師 – 地球儀 Kenshi Yonezu – Spinning Globe
地球儀米津玄師

米津玄師さんの通算14作目のシングルで、2023年7月リリース。

映画『君たちはどう生きるか』の主題歌として書き下ろされたそうです。

ピアノ中心のシンプルかつ壮大なバックトラックの上で、米津さんの優しくも力強い歌声が存分に楽しめる一曲です。

とくにAメロパートでの地声寄りのミックスボイスの使い方は、ミックスボイスの習得を目指す方にとって、大いに参考になるのではないでしょうか。

ボーカルメロディの中で中高域のところは、声を広く上顎に当てるようにして歌ってみてください。

愛とか恋とかNovelbright

Novelbright – 愛とか恋とか [Official Music Video]
愛とか恋とかNovelbright

大阪出身のロックバンド、Novelbrightの配信限定シングルで2022年4月、同曲の収録されたアルバム『Assort』のリリースに先駆けて配信スタートされました。

この曲のBメロパートからサビで聴ける歌唱は、ミックスボイスやファルセットの効果的な使い方としてとても参考になると思います。

とくにサビメロは音の高低差が激しい箇所が多いので、練習素材としても最適と言えるでしょう。

できるだけ喉を締め付けないように、また声を上顎に当てるようなイメージで発声して練習してみてください。

家族になろうよ福山雅治

福山雅治 – 家族になろうよ (Full ver.)
家族になろうよ福山雅治

福山雅治、27作目のシングルで2011年8月リリース。

福山雅治と言えば低音域の声が魅力で、あまりミックスボイスを使うアーティストというイメージはないかもしれませんが、実はこの落ち着いた歌を聴かせる上で、彼のミックスボイスは非常に有効に使用されています。

中低域を生きした歌の中でのミックスボイスの活用例としてとても参考になる一曲だと思いますよ。