【女性向け】ミックスボイス(ミドルボイス)習得に役立つ練習曲
ミックスボイスというワード。
歌に興味のある方ならどなたでも一度くらいは耳にされたこと目にされたことがあるでしょう。
僕のボイストレーニングの受講生さんの中にも「ミックスボイスをできるようになりたい!!」と要望を持っている方がたくさんおられます。
でも、意外にそれが実際どんなものなのかを理解している人は少ないように感じます。
ではミックスボイスって一体なんなのか?
簡単に言ってしまうと「地声と裏声の間の声」なんですよね。
だから別名、ミドルボイスと呼ばれたりもします。
実際の曲中での使われ方としては、主に地声では出すのが難しいハイトーンの領域をカバーするために使いますが、地声と裏声のミックス度合いのバランスを変化させることで、さまざまな歌唱表現が可能になります。
今回の特集記事では、そんなミックスボイス(ミドルボイス)を上手く使って歌を表現されている女性シンガーを集めてみました。
きっと皆さんがご自身でミックスボイス習得を目標に歌われるときに参考にできる部分が多いかと思います。
ぜひお役立てください。
【女性向け】ミックスボイス(ミドルボイス)習得に役立つ練習曲(1〜5)
唱Ado

Adoさんの大ヒットナンバー、『唱』。
これまで以上にダンスミュージックの特色を強めた1曲で、大ヒットを記録しました。
そんな本作は難易度の高い楽曲として知られているのですが、実はいたるところでミックスボイスが登場する作品でもあります。
ミックスボイスでロングトーンを歌うことはないものの、2番パートやサビの英語詞の部分で、何度もミックスボイスのパートが登場します。
ただでさえ難易度の高い作品なので、ぜひチェックしてみてください。
微熱魔NEW!ずっと真夜中でいいのに。

音域はA#3~E5で全体的に高めの曲ですが、基本的に優しく裏声っぽい声で歌うと音程も取りやすく100点を狙えるかなと思います!
裏声ばっかりだとフラフラになって疲れちゃうかもしれないので、声がブレないように腹式呼吸と体幹をしっかり意識してくださいね。
サビ前のラップっぽいところはもしかしたら音程バー自体入っていないかもしれませんが、かっこいい部分なのでぜひリズムに乗りながら楽しく歌ってください!
少し早い曲なので息継ぎするのを忘れないで裏声頑張ってみてください!
秒針を噛むNEW!ずっと真夜中でいいのに。

この楽曲は聴いて楽しめる、歌って楽しめる曲だと思います!
ずとまよACAさんの声はかわいらしく聴きやすいのですが、実際に歌ってみると裏声でも地声でもとにかく音域が高いです。
ちなみにこの曲だと最高音はサビのE5、裏声ではなくしっかり地声で歌っているのがすごいですね。
サビはとにかくピッチのキープが大変です!
また、リズムも独特で、この曲は微妙に伸ばしたり切ったりしている部分が多いです。
実際に歌ったときにリズムと合わないところが出てくるかもしれません。
いきなりカラオケではなく、原曲を聴きながら一緒に歌ってみるといいですよ!
Biscuitちゃんみな

ちゃんみなさんの楽曲『Biscuit』。
日本での人気はそこまで高くない楽曲ですが、韓国では非常に人気の作品で、特にライブパフォーマンスが注目される楽曲です。
そんな本作はCメロの終盤でミックスボイスが登場します。
このミックスボイスがシャウトをかけながら歌うのですが、わりと長いロングトーンということもあり、相当な難易度をほこります。
1箇所しかミックスボイスを使う場面はありませんが、非常に難易度が高いので、ぜひ挑戦してみてください。
That’s My BabyRIRI

世界的な実力をほこる日本人女性R&Bシンガーソングライター、RIRIさん。
日本の女性R&Bシンガーのなかでぶっちぎりと言っても過言ではないほどの高い歌唱力を持っており、一部の界隈からは実力者として非常に注目されています。
そんな彼女の代表曲『That’s My Baby』は複雑なフェイクに加えて、アリアナ・グランデさんのような力強く女性らしいミックスボイスがサビの終盤で登場します。
単純に楽曲の難易度が非常に高いので、ぜひ挑戦してみてください。