【女性向け】ミックスボイス(ミドルボイス)習得に役立つ練習曲
ミックスボイスというワード。
歌に興味のある方ならどなたでも一度くらいは耳にされたこと目にされたことがあるでしょう。
僕のボイストレーニングの受講生さんの中にも「ミックスボイスをできるようになりたい!!」と要望を持っている方がたくさんおられます。
でも、意外にそれが実際どんなものなのかを理解している人は少ないように感じます。
ではミックスボイスって一体なんなのか?
簡単に言ってしまうと「地声と裏声の間の声」なんですよね。
だから別名、ミドルボイスと呼ばれたりもします。
実際の曲中での使われ方としては、主に地声では出すのが難しいハイトーンの領域をカバーするために使いますが、地声と裏声のミックス度合いのバランスを変化させることで、さまざまな歌唱表現が可能になります。
今回の特集記事では、そんなミックスボイス(ミドルボイス)を上手く使って歌を表現されている女性シンガーを集めてみました。
きっと皆さんがご自身でミックスボイス習得を目標に歌われるときに参考にできる部分が多いかと思います。
ぜひお役立てください。
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【女性向け】ミックスボイス(ミドルボイス)習得に役立つ練習曲(61〜70)
愛を伝えたいだとかあいみょん

シンプルな曲ですが、あいみょんさんの歌唱力があってこその曲で私も大好きな1曲です!
あいみょんさんの魅力は歌詞の世界観、そして低音から高音のバランスがとてもキレイだなといつも思います!
とくにこの曲は音域が広く、最低音はAメロやサビ前のF#3、最高音はサビのE5と、音程差が激しいので歌うときはピッチが下がらないように気を付けたいですね。
また、リズムやブレス位置もとても難しい曲ですが歌えたらすごく気持ちいいですよ!
ノリノリで歌うことをオススメします!
First Love宇多田ヒカル

宇多田ヒカルさんの通算3作目のシングルで、1999年4月リリース。
TBS系テレビドラマ『魔女の条件』主題歌やNTT東日本CF曲にも起用され、90万枚を超える大ヒット曲となりました。
シングル『Automatic』の200万枚を超える大ヒットでデビューした宇多田さんですが、この宇多田さんの登場とともに、日本でも「ミックスボイス」というワードが注目されるようになったような印象があります。
実際、この楽曲の高音箇所では、ヘッドボイスを使わないとても柔らかいハイトーンボイスが使われていて、楽曲中でのミックスボイスの効果的な使い方のお手本のような楽曲と言っても過言ではないと思います。
非常に高い歌唱力を持つ宇多田さんの楽曲なので、実際に歌うにあたっては、難しいところがたくさんあると思いますが、原曲をよく研究した上で練習してみてください。
ミックスボイスが使われている箇所では、できるだけ声をゆっくりとソフトに上顎に当てるようにして発声するのが、習得のための早道になると思います。
ぜひお試しを!
星月夜由薫

由薫さんの通算6作目のデジタル配信シングルで、2023年2月リリース。
地声はやや低めの由薫さんですが、この『星月夜』では、サビパートの高音部を中心に巧みにミックスボイスを使った歌唱で、このしっとりとしたバラード曲の世界観を見事に表現されています。
通常のファルセットボイスでは、声を鼻腔に当ててクリアに響かせるヘッドボイスを使いますが、ミックスボイスでは、発声方法としてはファルセットのままで大丈夫なので、声をできるだけ広く裏顎全体に当てるようにして発声して歌う練習をしてみてください。
きっと由薫さんのような柔らかくてクリアな高音が出せるようになりますよ!
LOVE LOVE LOVEDREAMS COME TRUE

Dreams Come Trueの通算18作目のシングルで、リリースは1995年7月。
TBS系ドラマ『愛していると言ってくれ』主題歌&挿入歌にも使用され、通算240万枚以上を売り上げを記録しました。
90年代のJ-POPを代表する大ヒット曲ですね。
この楽曲がヒットしたあたりから、本稿のテーマである「ミックスボイス」というワードに日本でも注目が集まるようになったような覚えがあります。
ドリカムのボーカルの吉田美和さん、少し太い歌声が魅力のシンガーさんですが、この楽曲のAメロパート等、中音域を中心に構成されたパートでも、地声寄りのミックスボイスをうまく使うことで、ソフトな曲調の楽曲を見事に表現されているように思います。
カラオケで歌うときには、声をできるだけ広く、そしてソフトに上顎に当てるようにして歌ってみましょう。
柔らかいミックスボイスの練習に最適な一曲です。
とてもソフトで優しい楽曲なので、歌詞の中の子音の響きも刺激的にならないようにご注意くださいね。
ラストシーンいきものがかり

いきものがかり、32作目のシングルで2016年8月リリース。
とてもブライトな声を持っているVoの吉岡聖恵さん、別にミックスボイスを使わなくても地声のハイトーンでカバーできる音域がとても広く、ミックスボイスが使われていると思われる曲はそんなに多くありません。
でも、この優しいバラードでは、やわらかい響きの声で歌うために美しいミックスボイスを聴けます。
音域をカバーするためではなく、歌唱表現のために発声を使い分けている好例と言っていいでしょう。
いきものがかりの場合、吉岡の声が先述のように明るく高い声であることと、曲調も明るく元気な曲が多いため、ミックスボイスやファルセットの使用頻度は非常に少ないですが、発声法だけでこんなに表現が豊かになることをご理解いただけると思います。
ラブレターYOASOBI

YOASOBIの11作目の配信限定シングルで、2021年8月9日リリース。
さて、YOASOBIのシンガー、幾田りらさんの歌唱ですが、一般の方がミックスボイスと聞いてご想像されるようなソフトな方向のものだけではなく、どちらかと言えば上顎洞共鳴~鼻腔共鳴をうまく使った、地声の延長…本来の意味でのミックスボイスに近いもので、ファルセット(裏声)へのスムーズな移行をするためにミックスボイスを使われています。
Aメロ部分の最高音やサビでの中高音のメロディの歌唱でミックスボイスが使われているものと思われます。
ミックスボイスを習得したいとお考えの方は、元音源をよくお聴きになってボーカルの声質の変化を注意深くチェックしてマネするように練習してみてください。
きっと得られるものは大きいと思いますよ!
traveling宇多田ヒカル

宇多田ヒカルさんの9作目のシングルで2001年11月リリース。
宇多田さんの声質自体はハイトーンというよりは、どちらかと言えば低めの野太い声だと思いますが、その存在感のある声を生かした上で広い音域を駆使した歌唱はさすがですね。
また、現代のR&Bを歌う上でとても重要なミックスボイスの使い手としても一流だと思います。
宇多田さんのブレイクによって「ミックスボイス」というワードが一般にも浸透してきたのではないでしょうか。
思い起こせば、彼女がブレイクした頃から、僕のボイトレの生徒にも「ミックスボイスを習得したい」という方が急増した印象です。
現代の日本のR&Bの歌唱のベーシックを確立した元祖的な存在かもしれないですね。
もちろん、ミックスボイスは彼女が開発したものではないですけどね。


