【女性向け】ミックスボイス(ミドルボイス)習得に役立つ練習曲
ミックスボイスというワード。
歌に興味のある方ならどなたでも一度くらいは耳にされたこと目にされたことがあるでしょう。
僕のボイストレーニングの受講生さんの中にも「ミックスボイスをできるようになりたい!!」と要望を持っている方がたくさんおられます。
でも、意外にそれが実際どんなものなのかを理解している人は少ないように感じます。
ではミックスボイスって一体なんなのか?
簡単に言ってしまうと「地声と裏声の間の声」なんですよね。
だから別名、ミドルボイスと呼ばれたりもします。
実際の曲中での使われ方としては、主に地声では出すのが難しいハイトーンの領域をカバーするために使いますが、地声と裏声のミックス度合いのバランスを変化させることで、さまざまな歌唱表現が可能になります。
今回の特集記事では、そんなミックスボイス(ミドルボイス)を上手く使って歌を表現されている女性シンガーを集めてみました。
きっと皆さんがご自身でミックスボイス習得を目標に歌われるときに参考にできる部分が多いかと思います。
ぜひお役立てください。
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【女性向け】ミックスボイス(ミドルボイス)習得に役立つ練習曲(21〜30)
Love, Day After Tomorrow倉木麻衣

倉木麻衣さんのデビューシングルで1999年12月リリース。
宇多田ヒカルのデビューに端を発する90年代後半の日本のDIVAブームに乗るように登場してきた倉木さんですが、非常にしっかりとした基礎力を持った歌唱でありながら、印象として本格的すぎない、ZARD的な親しみやすさを兼ね備えた歌唱に聞こえるのは、きっとファルセット寄りの優しいミックスボイスを巧みに使っているからでしょう。
「素朴さ」の演出のためにミックスボイスを使った希少な例としてとても参考していただけると思います。
春を告げるyama

yamaさんが一気に注目されたこちらの『春を告げる』。
最初のフレーズは、聴いたことのある方もいるのではないでしょうか?
ただ、実際に歌ってみると「音程の上下が激しく難しい曲」で有名です。
リズムがとても重要でテンポも速めなので、最初はゆっくり一つずつ覚える方が良さそうですね。
YouTubeは再生速度が変えられるのでオススメですよ!
歌うとき、高音は張らないように意識すると裏声も使いこなせると思います。
弾むように軽く歌うように練習するといいかもしれません!
メロディラインをつかんでいくと、アクセントする場所や声を止める場所も自然にわかってくると思います。
慣れてきたら息を多めにしてみると、地声と裏声の切り替えも自然にできるようになるはずです。
秒針を噛むずっと真夜中でいいのに。

この楽曲は聴いて楽しめる、歌って楽しめる曲だと思います!
ずとまよACAさんの声はかわいらしく聴きやすいのですが、実際に歌ってみると裏声でも地声でもとにかく音域が高いです。
ちなみにこの曲だと最高音はサビのE5、裏声ではなくしっかり地声で歌っているのがすごいですね。
サビはとにかくピッチのキープが大変です!
また、リズムも独特で、この曲は微妙に伸ばしたり切ったりしている部分が多いです。
実際に歌ったときにリズムと合わないところが出てくるかもしれません。
いきなりカラオケではなく、原曲を聴きながら一緒に歌ってみるといいですよ!
STAND-ALONEAimer

Aimerさんの配信限定シングルで、2019年5月リリース。
日本テレビ系日曜ドラマ『あなたの番です』主題歌。
Aimerさんの歌唱ですが、なかなか固定的な歌唱をしていますね。
おそらく曲冒頭の低い音域部分以外のところは、ほぼミックスボイスで歌っているものと思われます。
そのミックスボイスも声帯を閉鎖気味にした息漏れの少ない地声よりのもので、とてもパワフルな高音を実現しています。
ミックスボイス…簡単に言ってしまえば、地声とファルセットをミックスさせた声ということになりますが、そのバランスのさせ方でこんな使い方もできる!という好例だと思います。
女性シンガーの場合、地声よりは柔らかめの声の響きを得るためにミックスボイスを使うことが多いですが、Amierさんのこのパワフルなミックスボイスは、ロック系のアップテンポな曲を歌いたい女性の方には大変参考になるでしょう。
炎LiSA

LiSAさんの17枚目のシングルで2020年10月リリース。
映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の主題歌でもあります。
ボーカルメロディで使われている音域も非常に広い楽曲で、これを歌うにはミックスボイスの習得が必須になるでしょう。
おそらくこの曲、ご本人はそんなに音の高くないAメロ部分からミックスボイスで歌われているものと思われます。
ここをソフトなミックスボイスで歌うことで、パワフルに歌うサビと見事にコントラストをつけています。
サビの超高音でのミックス〜ファルセットへの切り替えもスムーズで素晴らしいですね。
少々上級者向けのセレクトになりますが、ぜひチャレンジしてみてください。
色彩yama

日本のロックバンド、BINでもシンガーとしても活躍されているyamaさん(BINでのメンバー表記は山上)の通算13作目の配信限定シングルで、2022年10月リリース。
この曲の大部分はミックスボイスで歌われており、ミックスボイスの練習曲としても最適な一曲になると思います。
メロディで使われている音程によって鼻腔共鳴と胸腔共鳴を巧みに使い分けられているように感じますので、曲の部分部分での声質の違いなどを中心に、原曲を研究してみてください。
きっと得られるものは大きいと思いますよ。
Jupiter平原綾香

平原綾香さんのファーストシングルで2003年12月リリース。
曲は、イギリスの作曲家ホルストの管弦楽組曲『惑星』(全7楽章)の第4楽章「木星」の中間部Andante maestosoの旋律(「木星」の第4主題)に、吉元由美が歌詞を付けたもの。
地声や話し声は比較的低めの平原ですが、ミックスボイスとファルセットをうまく活用することで、音域の広いクラシック楽曲のメロディを見事に歌いこなしています。
ミックスボイスの使い方としては、息漏れ成分の音を抑えた、いわゆる地声よりのパワー感のある声を使っている部分が多く、地声の低さをカバーする意味でも、また高音のファルセットを際立たせる意味でもとても有効に活用されていると思います。
地声、ミックスボイス、ファルセットを自在に使いこなして楽曲を表現している歌唱は圧巻と言っていいでしょう。


