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【女性向け】ミックスボイス(ミドルボイス)習得に役立つ練習曲

ミックスボイスというワード。

歌に興味のある方ならどなたでも一度くらいは耳にされたこと目にされたことがあるでしょう。

僕のボイストレーニングの受講生さんの中にも「ミックスボイスをできるようになりたい!!」と要望を持っている方がたくさんおられます。

でも、意外にそれが実際どんなものなのかを理解している人は少ないように感じます。

ではミックスボイスって一体なんなのか?

簡単に言ってしまうと「地声と裏声の間の声」なんですよね。

だから別名、ミドルボイスと呼ばれたりもします。

実際の曲中での使われ方としては、主に地声では出すのが難しいハイトーンの領域をカバーするために使いますが、地声と裏声のミックス度合いのバランスを変化させることで、さまざまな歌唱表現が可能になります。

今回の特集記事では、そんなミックスボイス(ミドルボイス)を上手く使って歌を表現されている女性シンガーを集めてみました。

きっと皆さんがご自身でミックスボイス習得を目標に歌われるときに参考にできる部分が多いかと思います。

ぜひお役立てください。

【女性向け】ミックスボイス(ミドルボイス)習得に役立つ練習曲(21〜30)

STAND-ALONEAimer

Aimer 『STAND-ALONE』MUSIC VIDEO(ドラマ『あなたの番です』主題歌/new album『Walpurgis』4/14 on sale!)
STAND-ALONEAimer

Aimerさんの配信限定シングルで、2019年5月リリース。

日本テレビ系日曜ドラマ『あなたの番です』主題歌。

Aimerさんの歌唱ですが、なかなか固定的な歌唱をしていますね。

おそらく曲冒頭の低い音域部分以外のところは、ほぼミックスボイスで歌っているものと思われます。

そのミックスボイスも声帯を閉鎖気味にした息漏れの少ない地声よりのもので、とてもパワフルな高音を実現しています。

ミックスボイス…簡単に言ってしまえば、地声とファルセットをミックスさせた声ということになりますが、そのバランスのさせ方でこんな使い方もできる!という好例だと思います。

女性シンガーの場合、地声よりは柔らかめの声の響きを得るためにミックスボイスを使うことが多いですが、Amierさんのこのパワフルなミックスボイスは、ロック系のアップテンポな曲を歌いたい女性の方には大変参考になるでしょう。

Love, Day After Tomorrow倉木麻衣

倉木麻衣さんのデビューシングルで1999年12月リリース。

宇多田ヒカルのデビューに端を発する90年代後半の日本のDIVAブームに乗るように登場してきた倉木さんですが、非常にしっかりとした基礎力を持った歌唱でありながら、印象として本格的すぎない、ZARD的な親しみやすさを兼ね備えた歌唱に聞こえるのは、きっとファルセット寄りの優しいミックスボイスを巧みに使っているからでしょう。

「素朴さ」の演出のためにミックスボイスを使った希少な例としてとても参考していただけると思います。

色彩yama

yama『色彩』MV(TVアニメ「SPYxFAMILY」第2クールエンディング主題歌)
色彩yama

日本のロックバンド、BINでもシンガーとしても活躍されているyamaさん(BINでのメンバー表記は山上)の通算13作目の配信限定シングルで、2022年10月リリース。

この曲の大部分はミックスボイスで歌われており、ミックスボイスの練習曲としても最適な一曲になると思います。

メロディで使われている音程によって鼻腔共鳴と胸腔共鳴を巧みに使い分けられているように感じますので、曲の部分部分での声質の違いなどを中心に、原曲を研究してみてください。

きっと得られるものは大きいと思いますよ。

秒針を噛むずっと真夜中でいいのに。

ずっと真夜中でいいのに。『秒針を噛む』MV (ZUTOMAYO – Byoushinwo Kamu)
秒針を噛むずっと真夜中でいいのに。

この楽曲は聴いて楽しめる、歌って楽しめる曲だと思います!

ずとまよACAさんの声はかわいらしく聴きやすいのですが、実際に歌ってみると裏声でも地声でもとにかく音域が高いです。

ちなみにこの曲だと最高音はサビのE5、裏声ではなくしっかり地声で歌っているのがすごいですね。

サビはとにかくピッチのキープが大変です!

また、リズムも独特で、この曲は微妙に伸ばしたり切ったりしている部分が多いです。

実際に歌ったときにリズムと合わないところが出てくるかもしれません。

いきなりカラオケではなく、原曲を聴きながら一緒に歌ってみるといいですよ!

あの夢をなぞってYOASOBI

YOASOBI「あの夢をなぞって」 Official Music Video
あの夢をなぞってYOASOBI

音域がとても広い『あの夢をなぞって』。

D#3~E5の音域で作られていて、低音部分が他のYOASOBIの曲よりも広がっています。

YOASOBIといえば、特にサビが高いイメージがありますよね!

今回のテーマにはピッタリなアーティストです!

Aメロは低音が続きますが、この時点で喉を開けて息を流していきましょう。

ビックリした顔をすると喉が開きます。

その状態をキープしたままサビに持っていくイメージです。

サビになるとロングトーンも出てくるため、体がブレないように下腹部に力を入れて迷わず一直線に声を出してください。

そうすると息がしっかり出るので、声が引っかからず気持ちよく歌えるかなと思います!

何度もチャレンジしてみてくださいね!

春を告げるyama

yama – 春を告げる (Official Video)
春を告げるyama

yamaさんが一気に注目されたこちらの『春を告げる』。

最初のフレーズは、聴いたことのある方もいるのではないでしょうか?

ただ、実際に歌ってみると「音程の上下が激しく難しい曲」で有名です。

リズムがとても重要でテンポも速めなので、最初はゆっくり一つずつ覚える方が良さそうですね。

YouTubeは再生速度が変えられるのでオススメですよ!

歌うとき、高音は張らないように意識すると裏声も使いこなせると思います。

弾むように軽く歌うように練習するといいかもしれません!

メロディラインをつかんでいくと、アクセントする場所や声を止める場所も自然にわかってくると思います。

慣れてきたら息を多めにしてみると、地声と裏声の切り替えも自然にできるようになるはずです。

LiSA

LiSA 『炎』 -MUSiC CLiP-
炎LiSA

LiSAさんの17枚目のシングルで2020年10月リリース。

映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の主題歌でもあります。

ボーカルメロディで使われている音域も非常に広い楽曲で、これを歌うにはミックスボイスの習得が必須になるでしょう。

おそらくこの曲、ご本人はそんなに音の高くないAメロ部分からミックスボイスで歌われているものと思われます。

ここをソフトなミックスボイスで歌うことで、パワフルに歌うサビと見事にコントラストをつけています。

サビの超高音でのミックス〜ファルセットへの切り替えもスムーズで素晴らしいですね。

少々上級者向けのセレクトになりますが、ぜひチャレンジしてみてください。

紅蓮華LiSA

LiSA 『紅蓮華』 -MUSiC CLiP YouTube EDIT ver.-
紅蓮華LiSA

LiSAさんの通算15作目のシングルで、2019年3月リリース。

テレビアニメ『鬼滅の刃』のオープニングテーマにもなっていますね。

ミックスボイスと一言で言っても、地声寄りの強めのミックスボイスから裏声(ファルセット)寄りの柔らかいミックスボイスまで、とても幅広い使い方がありますが、この曲のサビ部分はおそらく強めのミックスボイスで歌われているものと思われます。

練習する時には、声を上顎の中心部から鼻に強く速く当てるように心がけて練習してみてください。

ファルセットで歌われている部分とのコントラストをはっきりとつけることも重要ポイントになってくると思いますので、そのあたりも原曲を注意深く聴いて研究してみてください。

BeautifulSuperfly

Superfly『Beautiful』Music Video
BeautifulSuperfly

Superflyの5枚目のアルバム『WHITE』収録曲で、TBS系火曜ドラマ『マザー・ゲーム~彼女たちの階級~』主題歌。

Superflyの越智志帆さんのようなパワフルでソウルフルな歌唱に憧れる女性の方、とても多いのではないでしょうか?

彼女のようなパワフルなハイトーンを出すためには、地声寄りのミックスボイスの習得が必須になるでしょう。

腹筋で上体をしっかりと支えて息漏れを抑えたファルセットを出すような感覚で練習してみてください。

アップテンポな曲なので、スピード感を失わないように、しっかりと体をコントロールすることも重要ですね!

ハナミズキ一青窈

一青窈さんの5作目のシングルで、2004年2月リリース。

彼女の代表曲のひとつに数えられるJ-POPのバラードの名曲ですね。

ご本人が歌唱されている原曲を一聴したところ、Aメロパートやサビでの中高域の部分を中心にミックスボイスで歌われているように思います。

これらのパートを歌うときには、声を上顎の奥歯の裏あたりに当てるように心がけて、上顎胴の共鳴をうまく使うようにして歌ってみてください。

また息の吐き出し速度は比較的遅めにそっと当てるようにすると、きっとご本人のような柔らかいミックスボイスで歌えると思いますよ。

ファルセット成分の多いミックスボイスの練習に最適な一曲でしょう。