【女性向け】ミックスボイス(ミドルボイス)習得に役立つ練習曲
ミックスボイスというワード。
歌に興味のある方ならどなたでも一度くらいは耳にされたこと目にされたことがあるでしょう。
僕のボイストレーニングの受講生さんの中にも「ミックスボイスをできるようになりたい!!」と要望を持っている方がたくさんおられます。
でも、意外にそれが実際どんなものなのかを理解している人は少ないように感じます。
ではミックスボイスって一体なんなのか?
簡単に言ってしまうと「地声と裏声の間の声」なんですよね。
だから別名、ミドルボイスと呼ばれたりもします。
実際の曲中での使われ方としては、主に地声では出すのが難しいハイトーンの領域をカバーするために使いますが、地声と裏声のミックス度合いのバランスを変化させることで、さまざまな歌唱表現が可能になります。
今回の特集記事では、そんなミックスボイス(ミドルボイス)を上手く使って歌を表現されている女性シンガーを集めてみました。
きっと皆さんがご自身でミックスボイス習得を目標に歌われるときに参考にできる部分が多いかと思います。
ぜひお役立てください。
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【女性向け】ミックスボイス(ミドルボイス)習得に役立つ練習曲(71〜80)
This Loveアンジュラ・アキ

アンジェラ・アキさんの通算4作目のシングルで、2006年5月リリース。
アニメ『BLOOD+』エンディングテーマに起用され、また同時期に、全国東宝洋画系ロードショー公開韓国映画『デイジー』日本版イメージソングとしてもCM等でオンエアされていました。
楽曲自体は、ストリングスアレンジが非常に効果的に使われた壮大なバラードで、そんなバックトラックの上で、歌声のコントラストを見事に表現したアンジェラ・アキさんの歌唱がとても魅力的に響いています。
この「歌のコントラスト」を表現にするために必要不可欠となるのが、地声〜ミックスボイス〜ファルセットを適切に、そしてスムーズに切り替えた発声になると思います。
難易度の高い楽曲ですが、ぜひ練習して取得してみてください。
Shine家入レオ

家入レオさんの2ndシングルで2012年5月リリース。
フジテレビ系ドラマ『カエルの王女さま』の主題歌に起用されました。
家入の場合、おそらくもともとの地声も比較的明るくて高い声をしているものと思われ、曲中でも、たとえばR&B系のシンガーのようなわかりやすいやわらかいミックスボイスを使っているわけではないので、一聴すると「どこがミックスボイス?」と思われる方も多いかもしれないですね。
ただ、中高域で使われる力強い声はおそらく、声帯を締めて息漏れの量を少なくした地声寄りのミックスボイスを使っているものと思います。
地声で歌ってしまうともう少し歌唱表現が荒々しくなってしまうところでミックスボイスを使うことで、表現をうまくコントロールしていますね。
残響散歌Aimer

Aimerさんの通算20作目のシングルで、リリースは2022年1月。
アニメ作品『鬼滅の刃』のオープニングテーマにも採用されています。
この楽曲の中でAimerさんは、おそらくサビパートの高音になるところを中心にとても効果的にミックスボイスを使って歌唱されているように思います。
楽曲自体はとてもテンポの速い勢いのあるものですが、それに釣られて発声が荒っぽくならないよう、できるだけソフトに声を上顎の奥歯の裏あたりに当てるように心がけて歌ってみましょう。
とくに音程が高くなるところでは、声を当てる位置を少し上顎の真ん中に寄せるようにして歌うと上顎胴と鼻腔の両方の共鳴が得られて、よりステキな歌声になると思います。
また、ピッチの変化もできるだけスムーズにできるようにブレスポイント(息継ぎの位置)なども工夫してみましょう。
ラブレターYOASOBI

YOASOBIの11作目の配信限定シングルで、2021年8月9日リリース。
さて、YOASOBIのシンガー、幾田りらさんの歌唱ですが、一般の方がミックスボイスと聞いてご想像されるようなソフトな方向のものだけではなく、どちらかと言えば上顎洞共鳴~鼻腔共鳴をうまく使った、地声の延長…本来の意味でのミックスボイスに近いもので、ファルセット(裏声)へのスムーズな移行をするためにミックスボイスを使われています。
Aメロ部分の最高音やサビでの中高音のメロディの歌唱でミックスボイスが使われているものと思われます。
ミックスボイスを習得したいとお考えの方は、元音源をよくお聴きになってボーカルの声質の変化を注意深くチェックしてマネするように練習してみてください。
きっと得られるものは大きいと思いますよ!
Automatic宇多田ヒカル

宇多田ヒカルさんのデビューシングルで1998年12月リリース。
さて、宇多田ヒカルさんのミックスボイスの使い方の特徴として一番に挙げられるのは、裏声重視のミックスボイスであることですね。
おそらく地声の音域と裏声の音域をスムーズにつなげるための使い方が主だったところなのだと思います。
裏声のような優しい高音の表現の幅を広げたい方には絶好の練習素材となるでしょう。
宇多田さんのようなR&B系のシンガーの使うミックスボイスは、使用例としても非常にわかりやすいことが多いですね。
もともと音域の広い宇多田の曲だけに、習得するのは難しいかもしれませんが、ぜひよく研究してみてください。
おわりに
いかがだったでしょうか?
一口に「ミックスボイス(ミドルボイス)」と言っても、地声に近いパワフルなタイプから、裏声の領域をカバーするような優しい声まで多彩な表現あることがお分かりいただけかと思います。
もともと声の高い人が多い女性では、男性シンガーほどは「これぞミックスボイス!!」と一聴してわかるような例が少なく、上手く皆さんに伝わったかどうか、少し不安な部分もあるのですが、それだけ発声のバランス次第で様々な歌唱表現に使えるところがまたミックスボイスの魅力でもあります。
ぜひ今回の記事をご参考に、ご自身のミックスボイスによる表現を身につけて歌唱表現の幅を広げていただけると幸いです。