【女性向け】ミックスボイス(ミドルボイス)習得に役立つ練習曲
ミックスボイスというワード。
歌に興味のある方ならどなたでも一度くらいは耳にされたこと目にされたことがあるでしょう。
僕のボイストレーニングの受講生さんの中にも「ミックスボイスをできるようになりたい!!」と要望を持っている方がたくさんおられます。
でも、意外にそれが実際どんなものなのかを理解している人は少ないように感じます。
ではミックスボイスって一体なんなのか?
簡単に言ってしまうと「地声と裏声の間の声」なんですよね。
だから別名、ミドルボイスと呼ばれたりもします。
実際の曲中での使われ方としては、主に地声では出すのが難しいハイトーンの領域をカバーするために使いますが、地声と裏声のミックス度合いのバランスを変化させることで、さまざまな歌唱表現が可能になります。
今回の特集記事では、そんなミックスボイス(ミドルボイス)を上手く使って歌を表現されている女性シンガーを集めてみました。
きっと皆さんがご自身でミックスボイス習得を目標に歌われるときに参考にできる部分が多いかと思います。
ぜひお役立てください。
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【女性向け】ミックスボイス(ミドルボイス)習得に役立つ練習曲(31〜40)
ハナミズキ一青窈

一青窈さんの5作目のシングルで、2004年2月リリース。
彼女の代表曲のひとつに数えられるJ-POPのバラードの名曲ですね。
ご本人が歌唱されている原曲を一聴したところ、Aメロパートやサビでの中高域の部分を中心にミックスボイスで歌われているように思います。
これらのパートを歌うときには、声を上顎の奥歯の裏あたりに当てるように心がけて、上顎胴の共鳴をうまく使うようにして歌ってみてください。
また息の吐き出し速度は比較的遅めにそっと当てるようにすると、きっとご本人のような柔らかいミックスボイスで歌えると思いますよ。
ファルセット成分の多いミックスボイスの練習に最適な一曲でしょう。
StoryAI

AIさんの12枚目のシングルで2005年5月リリース。
これはもうステキなミックスボイスのお手本のような曲、歌唱ですね。
もともとハスキーな声のAIですが、そのハスキーさを少し抑えてクリアな声にしつつ、パワフルさは微塵も失わないミックスボイスを実現しています。
こういうミックスボイスの使い方、洋楽のシンガーにはわりと多いですが、日本人でこれができる人は非常に少ないんですよね。
おそらく息の量と声帯の閉鎖度合いのコントロール能力が非常に優れているのでしょう。
こんな声、歌唱を身につけるのは非常に難しいですが、ご興味ある方はぜひトライしてみてください!
セーラー服と機関銃薬師丸ひろ子

薬師丸ひろ子さんのファーストシングルで1981年11月21日リリース。
薬師丸さんが主演した同名映画の主題歌でした。
この楽曲がリリースされた1981年といえば、まだ本稿のテーマである「ミックスボイス」というワードを聞くこともなく、そんな概念もなかった時代だったように思いますが、この楽曲で聴ける薬師丸さんのやわらかい歌声は、まさにミックスボイスの成せる技と言ったところではないでしょうか。
そんなところからもミックスボイス習得のための練習曲として最適な一曲だと思います。
声をできるだけ広く上顎に当てるようにして、高次倍音成分の多い声にしつつも柔らかさを失わないように注意して歌ってみてください。
現代の楽曲ほどはメロディも複雑ではないので、練習しやすいと思います!
Jupiter平原綾香

平原綾香さんのファーストシングルで2003年12月リリース。
曲は、イギリスの作曲家ホルストの管弦楽組曲『惑星』(全7楽章)の第4楽章「木星」の中間部Andante maestosoの旋律(「木星」の第4主題)に、吉元由美が歌詞を付けたもの。
地声や話し声は比較的低めの平原ですが、ミックスボイスとファルセットをうまく活用することで、音域の広いクラシック楽曲のメロディを見事に歌いこなしています。
ミックスボイスの使い方としては、息漏れ成分の音を抑えた、いわゆる地声よりのパワー感のある声を使っている部分が多く、地声の低さをカバーする意味でも、また高音のファルセットを際立たせる意味でもとても有効に活用されていると思います。
地声、ミックスボイス、ファルセットを自在に使いこなして楽曲を表現している歌唱は圧巻と言っていいでしょう。
Love SongUru

Uruさんの11作目のシングルで、2021年8月25日リリース。
フジテレビ系 木曜劇場「推しの王子様」主題歌にもなっていますので、テレビを通してお聴きになったことのある方も多いのではないでしょうか。
さて、この楽曲でのUruさんの歌唱ですが、Uruさんの元々の歌唱スタイルや声の特徴のせいもあって、ご本人がミックスボイスを使っているかどうか、少々微妙なところも多々あるのですが、おそらくBメロの後半あたりからは地声寄りのミックスボイス、サビの頭あたりはファルセット寄りのミックスボイスを使っているものと思われます。
ミックスボイスの多彩な表現の習得に適した楽曲でしょう。


