【男性向け】ミックスボイスの練習曲、参考になる曲
ミックスボイスというワード。
皆さんも一度くらいはお耳にされたことのあるワードでしょう。
この記事にたどり着いた方なら、常日頃から「ミックスボイスを習得したい!!」と強く思われている方も多いかもしれないですね。
実際、僕のところにボイトレのレッスンに来られている生徒さんの中にも「ミックスボイスができるようになりたいです」というご要望をお持ちの方も非常に多いです。
では、ミックスボイスって一体どんなものかというテーマで発声法について説明すると本が一冊書けるほどの内容になってしまうので、ここでは世間の多くの方の認識に倣って「地声とファルセット(裏声)の中間の声」ということにしておきますが、そのミックスボイスを習得すると、地声成分と裏声成分の混ぜ方を微妙にコントロールして成分比をコントロールすることで、さまざまな歌唱表現ができるようになり、また歌える楽曲の幅も広がってきます。
本稿では、そんな現代の楽曲を歌うための必須テクニックとも言えるミックスボイスの習得に役立ちそうな曲を集めてみました。
各曲の紹介記事の中には、ごく簡単にですが『歌うためのアドバイス』的なことも含めているので、それもご参考にされた上でぜひ日頃の歌の練習にお役立てください。
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【男性向け】ミックスボイスの練習曲、参考になる曲(21〜30)
シュガーソングとビターステップUNISON SQUARE GARDEN

UNISON SQUARE GARDENの10枚目のシングルで2015年5月リリース。
この曲はミックスボイスの練習素材としてはかなりハイレベルです。
ボーカルメロディにハイトーンが続きますが、これをファルセット(ヘッドボイス)で歌ってしまうと歌にパワー感がなくなってしまうし、地声(チェストボイス)で歌ってしまうと、この軽快感が全く死んでしまうことになるでしょう。
しっかりと鳩尾あたりの腹筋を締めて喉を締め付けないように、そして上顎の空洞を最大限に使って声を口腔内で響かせるようなイメージで歌ってみてください。
一途King Gnu

King Gnuの通算4作目のシングルで、2021年12月29日リリース。
アニメ映画『劇場版 呪術廻戦 0』の主題歌になっていますね。
ミックスボイスとは、文字通り地声とファルセット(裏声)の中間の発声で得られる声ですが、それだけにこの発声で表現できる幅は広く、この楽曲でも、Bメロ部分では地声寄りのミックスボイス、サビ部分では裏声寄りのミックスボイスが聴けます。
ぜひこの声のニュアンスの違いに着目して聴いて研究してみてください。
テンポの速い楽曲なので、発声の切り替えをスピーディーに、そしてスムーズにできるようになることがこの曲を歌いこなす上でのキーポイントになってくるでしょう。
【男性向け】ミックスボイスの練習曲、参考になる曲(31〜40)
口笛Mr.Children

Mr.Childrenの18枚目のシングルで2000年1月リリース。
この曲を歌うにあたって、Bメロやサビあたりをミックスボイスで歌えるかどうかは、かなりのキーポイントになってくるでしょう。
徐々に音が上がっていくところをチェストボイスのままで行ってしまうと、声がひっくり返ってしまうこと確実です(笑)。
喉を締め付けないように、しっかりと腹筋で上体を支えるように、そして声は硬口蓋に当てて鼻腔に抜くような感じで歌ってみてください。
怪獣の花唄Vaundy

シンガーソングライター、Vaundyさんの配信限定シングルで、2020年5月リリース。
彼のファーストアルバム『strobo』からの先行配信シングルとしてリリースされました。
なかなか印象的なタイトルの楽曲ですよね。
そのタイトルから受ける印象に反し、楽曲そのものはとても正統派なアップテンポのポップソングで、バックトラックの上でVaundyさんの伸びやかなハイトーンボイスが存分に楽しめます。
ボーカルメロディにも比較的高い音域の音が多用されているので、声の高い男性がカラオケで歌う楽曲としてもオススメできるものではないかと思います。
これを歌うには、テンポ感やノリを失わないことが重要になってくると思いますので、しっかりとビートを感じた上でリズムが平坦にならないように注意して歌ってみてください。
楓スピッツ

スピッツの19作目のシングルで1998年7月リリース。
こちらは比較的ファルセット(裏声)寄りのやわらかいミックスボイスが楽しめる曲ですね。
喉を開いた状態にしてやわらかく、鼻に抜くような感じで発声すれば高音域もきれいに出ると思いますよ!
喉に力を入れて声を張り上げるような歌い方はしないように注意してくださいね。
しるしMr.Children

Mr.Childrenの29枚目のシングルで2006年11月リリース。
ミスチルの桜井さんのボーカル、その楽曲のジャンルというか傾向からも、あまりミックスボイスという印象を持たない方も多いかと思いますが、この曲で聴けるような、喉を開いて喉に力を入れずに高音域を歌う歌唱はミックスボイスを使った発声のお手本とも言えるもので、ミックスボイスを習得するための素材として最適なものと言っていいでしょう。
歌う時は、喉に力を入れた絞り出すような声にならないように、しっかりと上体を腹筋で支えて歌うように心がけてみてください。
なないろBUMP OF CHICKEN

BUNM OF CHICKENのシングル楽曲で、2021年5月18日に配信限定で、そして同年の12月22日にCDシングルとしてリリース。
NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』の主題歌。
このBUMP OF CHICKENのボーカルの藤原さん、チェストボイスで歌っても、とても透明感の高い歌声のシンガーさんなので、この楽曲でもどの部分をミックスボイスで歌われているのか、なかなか判断が難しいところもあり、そういう意味では、ミックスボイスの練習曲としてはなかなか上級者向けのセレクトになるかもしれません。
おそらくAメロの高音になるところはミックスボイスで歌われていると思われるので、その辺りに注目して聞いてみてください。
同じような音程でもサビでのチェストボイスによる力強い高音と聴き比べてみるとわかりやすいと思います。
実際に歌ってみるときは、高音箇所が強く突出してしまわないように注意して歌ってみてください。