ドラムの上達に欠かせない要素としてはルーディメンツなどの基礎練習はもちろんのことですが、意外と見落としがちなのがドラム・セッティングになります。
中でもタムの数を1つにするか2つにするのかないしは3つにするのかは、結構悩ましい問題でもあります。
そこで今回は1タム(ワンタム)にするか2タム(ツータム)にするかタムの数を中心としたセッティングについて考えていこうと思います。
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1タムのメリット・デメリット

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まずは1タムについてです。
1タムというのはタムが一つとフロアタムが一つのいわゆる3点セットというものになります。
ちなみに3点セットっていう場合はスネア・バスドラム・ハイハットの3点を言う場合もありますので、ご注意ください。
1タムといえば昔のロックだったりジャズとしては定番であり、筆者のセッティングもこの1タムのセッティングとなります。
メリットというのはこれは自分の観点ですが、ロータムの位置にライドシンバルを置くことができるので、あまり体を開くことなくライドシンバルを叩くことができます。
自分の場合はフロアタムの横にライドシンバルがあると、どうしてもやりづらいのもあって1タムにしました。
音的なメリットはやはり出せる音色が限られてる分、ストレートに感情を伝えやすいのがメリットです。
デメリットはその逆でタムが少ない分、その音程差を生かしたフィルイン(例えばバスドラムを絡めたコンビネーションプレイなど)が出来ない分、ある程度自分の中でフィルインのバリエーションは持っておかないと「飽き」ができてしまいます。
特にドラムソロをやる場合なら多点キットドラマー以上に、ネタを持ってないと苦戦するでしょう。
2タム・3タムのメリット・デメリット

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次はいわゆる多点キットと言われる2タム・3タムの場合です。
これはもう1タムの逆のことがメリット・デメリットになってきます。
タムが多ければその音程差を生かしたフィルインが出来るので単純にタム回しをやるだけでもサマになります。
またコンビネーションプレイなどもタムの点数が多い分、単純な動きでも使えるタムの数が多い分広がりも出るし、何かすごいことやってる感も出てきます。
デメリットはその点数も多い分、セッティングが大変です。
タムの数が多い分シンバルを置く位置も限定的になっていくので、変な体制や無理な体制で叩くことも多くなってきます。
自分の志向に合わせたセッティングを
以上が自分が思うメリット・デメリットです。
自分の場合は昔からフュージョン系のドラマーに憧れてきたので、ドラムを始めたばかりの頃は2タムでやってました。
しかし、時がたってくるにつれて叩き方に「どうも無理がきてるな」と思ったので1タムにしました。
最初は慣れなかったのですが、セッティングを自分に合わせた結果、前以上にドラムを叩くのが楽になりました。
また音楽的な考えも変わってきたのもあったので、点数が少ないからこそチャレンジになってる部分もあります。
1タムか多点かのどちらがいいのかは人それぞれですが、まずは一度両方のセッティングを試してみるのがいいと思います。
その上で自分にあった方を選ぶのがいいでしょう。
ぜひ楽しんでくださいね。
本日も最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました!
ライタープロフィール
ドラマー
山本哲也
自分は普段は東京で活動してるドラマーで「とあるドラマーの頭の中」というブログを展開している傍ら、様々なバンドやサポート。
あとはレッスンを展開しています。
ウェブサイト:http://tetsuyamamoto.com
Twitter:Yamatetsu0111