【初心者】まずはこの曲から!ジャズ初心者のための練習曲まとめ
楽器を始められた方の中でも「ジャズを弾いてみたい」という一心でギターやピアノ、サックスにトランペットなどを練習しているという方は多いでしょう。
とはいえ、ジャズは敷居が高そうだし難しそう……そんな風にお悩みの方に向けて、こちらの記事では初心者におすすめのジャズ練習曲をまとめています。
誰もが一度は聴いたことがあるようなスタンダードナンバーばかりですし、簡単なアレンジでそれっぽく聴こえる上にジャズのスタイルを学ぶ上で最適な楽曲たちを紹介していますから、未来のジャズプレイヤーたちは要チェックですよ!
【初心者】まずはこの曲から!ジャズ初心者のための練習曲まとめ(1〜10)
Autumn leavesJoseph Kosma


ハンガリー生まれのジョゼフ・コズマさんがフランスで作曲した『Autumn Leaves』・邦題『枯葉』は、ジャズ初心者から上級者まで幅広く支持されているスタンダードナンバーです。
1945年に作曲され、ジャック・プレヴェールさんによるフランス語の詞が付けられたこの曲は、愛と季節の移ろいを哀愁たっぷりに表現しています。
特にジャズ初心者にとっては、この曲のメロディーは演奏しやすく、ジャズの基本的なフレーズや表現を学ぶのに最適です。
ビル・エヴァンスさんやキャノンボール・アダレイさんなど、ジャズ界の大御所たちも愛したこの曲は、初心者がジャズの魅力に触れ、感性を磨くための絶好の入門曲と言えるでしょう。
寒い季節に心温まるメロディーを奏でながら、ジャズの奥深い世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
Blue MonkThelonious Monk


ジャズの巨匠、セロニアス・モンクさんが1954年に発表した楽曲『Blue Monk』は、ジャズ界におけるスタンダードナンバーの地位を確立しています。
この曲の魅力は、モンクさん独特のリズミカルでクロマティックな旋律にあり、12小節のブルース形式を採用しながらも、独自のハーモニーとリズムでジャズの伝統と革新性を巧みに融合させた点にあります。
また、1973年にアビー・リンカーンさんが歌詞を加えたことで、『Blue Monk』はさらに深い次元を獲得しました。
この歌詞では、孤独や内省、自己との葛藤といったテーマが反映されており、ジャズ音楽における「ブルース」の感覚と葛藤を乗り越えるメッセージが表現されています。
初心者の方にとって、『Blue Monk』はジャズの世界への素晴らしい導入曲です。
技術的にアクセスしやすいこの曲は、ジャズの基本的な形式と表現の豊かさを学ぶのに最適であり、モンクさんの音楽性を体感する貴重な機会を提供してくれます。
MistyErroll Garner


飛行機での移動中に窓から見えた虹と霧に着想を得て、Erroll Garnerさんが即興的に生み出したという名曲『Misty』。
ロマンティックでどこか切ない旋律は、数あるジャズ・スタンダードの中でもとりわけ人気が高く、美しいバラードとして広く愛されています。
1954年に発売されたアルバム『Contrasts』に収録されたのを皮切りに、1971年公開の映画『Play Misty for Me』でも印象的に使用されるなど、時代を超えて聴衆を魅了してきました。
ゆったりとしたテンポのため指が追いやすく、コードの響きを味わいながら弾けるのが本作の大きな魅力。
まずはシンプルなメロディと左手の伴奏リズムを丁寧に合わせ、霧がかかったような幻想的な世界観を表現してみましょう。
Cold Duck TimeEddie Harris


ファンキーで踊りだしたくなるようなグルーヴが魅力のインストゥルメンタルナンバーといえば、エディ・ハリスさんが作曲したこちらの楽曲です。
ロックのような力強いリフとソウルフルなサックスが絡み合い、聴いているだけで心が弾みますよね。
1969年10月に発売された名盤『Swiss Movement』に収録されており、スイスでの熱狂的なライブ録音がそのまま収められています。
海外ドラマ『Bates Motel』の劇中で使用されたことでも知られていますよ。
構成がシンプルでコード進行も覚えやすいため、これからジャズのアドリブに挑戦したい方にもぴったりの一曲です。
まずは特徴的なベースラインのリフを何度も聴いてリズムを身体に染み込ませ、その上で自由にフレーズを乗せていく感覚をつかむのが上達の近道ですよ!
Stella by StarlightVictor Young


星明かりの下で愛を語らうようなロマンティックな旋律が印象的な本作。
もともとは1944年に公開されたパラマウント映画『The Uninvited』の劇中テーマとして、Victor Youngさんが書き下ろしたインストゥルメンタル曲でした。
後にNed Washingtonさんによって歌詞が付けられ、現在ではジャズのスタンダードとして広く愛されています。
Victor Youngさんご自身の楽団により1945年8月に初録音されたのち、Harry Jamesさんの演奏もヒットしました。
滑らかな音程移動と転調を含む豊かなハーモニーが特徴的で、ジャズ特有の響きを学ぶのにうってつけです。
まずはゆったりとしたバラードとして、メロディを歌わせるように演奏してみてはいかがでしょうか?
Song for My FatherHorace Silver


1965年1月に発売された名盤『Song for My Father』に収録され、ジャズ・スタンダードとして不動の地位を築いた本作。
ピアニストのホレス・シルヴァーさんが、1964年のブラジル旅行で得た着想をもとに、カーボベルデ出身の父へ捧げたナンバーです。
ラテンの哀愁漂う独特のベースラインは一度聴けば忘れられないほど印象的で、スティーリー・ダンのヒット曲『Rikki Don’t Lose That Number』で引用されたことでも知られています。
構成がシンプルでメロディも覚えやすいため、これからジャズ演奏をはじめる方にはぴったりの一曲!
ピアノ演奏であればまずは特徴的な左手のベースパターンを安定させ、その上で右手の旋律を自由に歌わせる感覚をつかむのが上達の近道ですよ。
Fly Me to the MoonBart Howard


ジャズのスタンダードナンバーとして、多くのミュージシャンに愛され続けている『Fly Me To The Moon』。
この楽曲を手がけたバート・ハワードさんは、1954年に「In Other Words」として発表しましたが、その後フランク・シナトラさんによって有名にされました。
『新世紀エヴァンゲリオン』のエンディングテーマとしても使用され、幅広い層に親しまれています。
コード進行がシンプルで、セブンスコードのおしゃれな響きが特徴的なこの楽曲は、初心者にも弾きやすく、ジャズの奥深い世界を垣間見る絶好の機会を提供してくれるでしょう。
おしゃれなジャズナンバーを弾いてみたい方には、まずはこの曲から始めてみることをオススメします。



