コンテンポラリージャズの名曲|新旧合わせて紹介!
スムーズジャズやフュージョンをまとめたジャズの総称、コンテンポラリー・ジャズ。
直訳すると現代ジャズという意味ですが、1940年代のジャズもコンテンポラリー・ジャズにあたり、いまいちイメージがつかめない方も多いと思います。
今回はそんな方に向けて、幅広い年代からコンテンポラリー・ジャズの名曲をピックアップしてみました。
キャッチーな曲が多いので、ジャズを詳しくない方でも楽しめると思います。
ぜひ最後までゆっくりとご覧ください。
もくじ
- コンテンポラリージャズの名曲|新旧合わせて紹介!
- What You Won’t Do for LoveBobby Caldwell
- Loud JazzJohn Scofield
- West End BluesLouis Armstrong
- Give Me the NightGeorge Benson
- King Porter StompJelly Roll Morton
- Under Northern LightsKeiko Matsui
- A-Tisket, A-TasketElla Fitzgerald
- Strange FruitBillie Holiday
- Lester Leaps InCount Basie
- Body and SoulColeman Hawkins
- A Night In TunisiaDizzy Gillespie
- I Can’t Stand The RainCassandra Wilson
- AngstBrad Mehldau
- I Got RhythmEric Reed
- LibraMARY LOU WILLIAMS
- Take the a trainDuke Ellington
- OrnithologyCharlie Parker
- Cast Your Fate to the WindDavid Benoit
- SleepwalkLarry Carlton
- Sweet Georgia PeachRussell Malone
コンテンポラリージャズの名曲|新旧合わせて紹介!
What You Won’t Do for LoveBobby Caldwell

1970年代か1980年代にかけて流行した、AORというジャンルの代表的なシンガー、ボビー・コールドウェルさん。
AORとはアダルト・オリエンテッド・ロックのことで、大人向けの内容やメロディーに仕上げられた音楽を意味します。
こちらの『What You Won’t Do for Love』は、ボビー・コールドウェルの代表的な作品の1つで、ストレートでありながら大人の雰囲気がただようキャッチーなコンテンポラリー・ジャズをイメージさせる作品です。
Loud JazzJohn Scofield

複雑な変拍子も、違和感を与えることなくするりと乗りこなす、完成度の高さが印象的な名曲、『Loud Jazz』。
ジャズギタリスト、ジョン・スコフィールドさんが1988年にリリースした楽曲です。
ジャズをベースに、R&B、ロックといったさまざまなジャンルが混じった音楽をフュージョンと言います。
この『Loud Jazz』が収録されている同タイトルのアルバムも、フュージョンの名盤として知られており、ファンからも人気な一枚です。
ジョン・スコフィールドさんの正確なギタープレイが楽しめる1曲です。
West End BluesLouis Armstrong

まったりとしたトランペットの音色に、思わず身を委ねたくなる、ジャズの名曲『West End Blues』。
トランペットの名手、ルイ・アームストロングさんがパフォーマンスしたバージョンがよく知られており、彼の代表曲の一つです。
この曲を作曲したのが、ルイ・アームストロングさんの師匠、ジョー・キング・オリバーさんでした。
ご機嫌な音色を奏でるアンサンブルに、どこか、異国で過ごす昼下がりのひと時を感じられますね。
Give Me the NightGeorge Benson

ペンシルベニア州出身のジャズ・ピアニスト、ジョージ・ベンソンさん。
ジャズ・ミュージックにポップ・ミュージックやニュー・ソウルをミックスさせたクロスオーバーな作品が非常に多く、その幅広い音楽性から1950年代から現在までコンテンポラリー・ジャズに大きな影響を与えています。
こちらの『Give Me the Night』は、そんな彼の名曲と名高い作品で、跳ねたベースラインが印象的なニュー・ソウルをイメージさせるコンテンポラリー・ジャズに仕上げられています。
King Porter StompJelly Roll Morton

『King Porter Stomp』は、ストンプジャズの生みの親と言われているジェリー・ロール・モートンさんが作曲したジャズのスタンダードです。
ピアニストのジェリーさんは、ジャズの中でも「ストンプ」と呼ばれるジャンルを生み出しました。
「ストンプ」という言葉には「足を踏み鳴らす」という意味があります。
その言葉の通り、足で踏み鳴らすような、いきいきとした曲調なのがストンプジャズです。
ピアノは美しいメロディを奏でられる楽器ですが、同時に打楽器でもあるため、時には軽快なリズムを生み出すこともできるんですね。
Under Northern LightsKeiko Matsui

日本を代表するジャズ・ピアニスト、松居慶子さん。
コンテンポラリー・ジャズの代表的なアーティストで、2001年には日本人で初めて、ビルボードのコンテンポラリー・ジャズ・チャートで1位を獲得しました。
そんな彼女の作品のなかで、特にオススメしたい作品が、こちらの『Under Northern Lights』。
スムース・ジャズのようなメロディーを非常にゆっくりなテンポで演奏している個性的な作品です。
ぜひチェックしてみてください。