【JAZZギタリストが選ぶ】和久井カツヒデ推しのギタリスト10名
ガットギターの透明な音色からテレキャスターが織りなす革新的なフレーズまで、ジャズの境界線を軽やかに超えていく現代のギタリストたち。
南米の風を運ぶカミラ・メザさん、ECMの詩人ラルフ・タウナーさん、そしてスパニッシュ・フュージョンの巨匠ジョン・マクラフリンさんなど、ジャズギターの新たな地平を切り拓く音の冒険者たちを、和久井カツヒデさんの視点でご紹介します。
もくじ
【JAZZギタリストが選ぶ】和久井カツヒデ推しのギタリスト10名
TracesCamila Meza

ジャズボーカリストとしても、ジャズギタリストとしても素晴らしい南米出身のアーティスト。
今やアメリカで売れっ子になってます。
この曲は彼女のオリジナルですが、他にもジャズスタンダードからロックナンバーまで多彩に演奏されています。
AlfieJohn Scofield

言わずもがな、ジョンスコ様ですが、あのギターの音がなぁ、あのウニウニ感がなぁ、と敬遠する方も多いかと思いますが、まずはこのテイクを聴いてください。
名曲Alfieをここまで美しく、かっこよく演奏するギタリストは彼以外に居るでしょうか?
ここからハマって過去に遡るのもいいかも。
WindowsJonathan Kreisberg

こちらも現代ジャズギタリストとして一線で活躍中で、とてもかっこいいギターを聴かせてくれます。
コンテンポラリーとトラディショナルの混ぜ具合がいいバランスなんだと思います。
愛用のギブソン175の指板がデコボコになるぐらい弾き込んでいるのが印象的。
Goodbye Porkpie HatRalph Towner

ECMレーベルの中で好きなアーティスト。
ガットギターで織りなすジャズインプロヴィゼーションの世界観はとても美しいです。
基本的にはソロギタリストだと思いますが、いろいろなアーティストとのコラボもあり、とくにウッドベースとのデュオはオススメ。
I’ll Be Seeing YouJulian Lage

現代ジャズギタリストでこの人の右に出る人は居るのだろうか?と思うぐらいすさまじい演奏を聴かせてくれます。
若いころからすごいなと思ってましたが、テレキャスターを使い出してからすご味が増したような。
ジャズギターに興味がなくても、ギタリストなら聴いておくべきではないでしょうか。
In A FewKevin Eubanks

今回、紹介する中で唯一の黒人ギタリストとなりました。
フィンガーピッキングから繰り出されるパンチのある音と、エゲツないフレーズにどハマりしました。
変拍子にも長けていて、バラエティに富む作品を多数リリースされています。