甘く優しい音色と響き。魅惑のクラシックギター名曲選
ギターと聞くとアコースティックギターやエレキギターを思い浮かべる方が多いと思いますが、クラシック音楽が現代音楽の礎であるように、弦楽器を語るうえでもクラシックギターは欠かせません。
とはいえ、何から聴けばわからないという方のために、ゆったりしっとりとしたものから超絶技巧曲まで、世界中で親しまれている名曲を集めました。
クラシックギターの持つ甘く柔らかい音色と重厚な響きを、ぜひ楽しんで聴いてみてください!
甘く優しい音色と響き。魅惑のクラシックギター名曲選(1〜10)
カヴァティーナAleksander Tansman

ポーランドの作曲家であるタンスマンは、カヴァティーナという5曲からなる大曲を作りました。
クラシックの中心に近い地域から、バッハのような音楽やスペインのクラシックギターの特徴まで取りこんだこの曲は、ギター界で有名な名作品です。
アストゥリアスIsaac Manuel Francisco Albéniz

イサーク・アルベニスはピアニストで、こちらの曲はピアノ曲『スペイン組曲』の中の1曲。
情感あふれる熱い曲です。
スペインにトリップした気分、フラメンコをみているようです。
細やかなメロディは聴くものをひきつけ、虜にしてしまうでしょう。
ぜひ聴いてみてくださいね。
大聖堂Agustín Barrios

『大聖堂』。
クラシックギターで有名なバリオスが作曲されました。
曲の展開が魅力あふれる作品です。
全体的にしっとりとしていますが、軽やかで甘い旋律はさすがバリオスです。
後半からのスピード感あふれる速弾きは素晴らしいですよ。
ギターの魅力がつまっています。
ぜひ聴いてみてくださいね。
アルハンブラの思い出Francisco Tárrega

ギターのトレモロ奏法が生かされた素晴らしい作品です。
ギターを弾かれる方は必聴ですよ。
有名でとても勉強になる曲です。
トレモロ奏法を使用したメロディは美しく、思わずうっとりしてしまうすてきな作品、ぜひ聴いてみてくださいね。
サンバーストAndrew York
アメリカの現代クラシックギタリストであり、作曲家でもあるアンドリュー・ヨーク。
こちらの曲は、トヨタのアリオンのCMで使われていた曲です。
人を魅了する素敵なメロディで、清清しい気持ちになります。
現代作曲家で、こんな素敵な曲を作る人がいるとは、幸せなことです。
ロサンゼルス・ギター・カルテットの一員としてグラミー賞を受賞。
上記シャロン・イスピンがグラミー賞を受賞したCDにも曲が収録されています。
彼が作る曲は多くのギタリストに弾かれています。
禁じられた遊び作曲者不詳

映画『禁じられた遊び』から『愛のロマンス』。
とても有名な曲ですね。
ギターを弾かれない方も、一度は聴いたことがあるのではないでしょうか。
この曲に憧れてギターを始められた方もいると思います。
短い曲ですが、悲しみや喜びが感じられる素晴らしい作品です。
ぜひ聴いてみてくださいね。
タンゴ・アン・スカイRoland Dyens

クラシックギターの魅力を存分に引き出した作品として知られる本作。
フランス人ギタリスト、ローラン・ディアンが1985年に発表し、彼の代表作として広く親しまれています。
アルゼンチンのガウチョを想起させるタイトルが印象的ですね。
軽快でパーティーのような雰囲気を持ちながら、高度な演奏技術を要求する曲調は、ディアンならではのユーモアセンスが光ります。
クラシックとジャズの要素を巧みに融合させており、ギターの新たな可能性を感じさせてくれます。
ディアンは「少しいたずらっぽく」演奏することを勧めており、聴く人の心を和ませる温かみのある曲に仕上がっています。
クラシックギターの柔らかな音色を楽しみたい方にオススメの1曲です。