甘く優しい音色と響き。魅惑のクラシックギター名曲選
ギターと聞くとアコースティックギターやエレキギターを思い浮かべる方が多いと思いますが、クラシック音楽が現代音楽の礎であるように、弦楽器を語るうえでもクラシックギターは欠かせません。
とはいえ、何から聴けばわからないという方のために、ゆったりしっとりとしたものから超絶技巧曲まで、世界中で親しまれている名曲を集めました。
クラシックギターの持つ甘く柔らかい音色と重厚な響きを、ぜひ楽しんで聴いてみてください!
もくじ
- 甘く優しい音色と響き。魅惑のクラシックギター名曲選
- タンゴ・アン・スカイRoland Dyens
- アルハンブラの思い出Francisco Tárrega
- 禁じられた遊び作曲者不詳
- 11月のある日Leo Brouwer
- カヴァティーナAleksander Tansman
- アストゥリアスIsaac Manuel Francisco Albéniz
- サンバーストAndrew York
- 24の奇想曲Niccolò Paganini
- 大聖堂Agustín Barrios
- 序奏とロンド 作品2より第2番Drew Henderson
- ラグリマ(涙)Francisco Tárrega
- シャコンヌト長調Ida Presti & Alexandre Lagoya
- ショパンを讃えてAleksander Tansman
- トッカータSérgio Assad
- ギターとオーケストラのための協奏曲Heitor Villa-Lobos
- ソナタハ短調Giuseppe Domenico Scarlatti
- ギター・ソナタ 作品61Joaquín Turina
- スペイン舞曲第1番Manuel de Falla
- ギター協奏曲 第1番 作品30Mauro Giuliani Sergio Pantaleo Giuliani
- 聖母の御子カタロニア民謡
- La Source du LysonNapoléon Coste
- パラグアイ舞曲 第1番Agustín Barrios
- スペイン組曲第1番「グラナダ」Isaac Albéniz
- 郷愁のショーロAgustín Pío Barrios
- 鐘の鳴るキューバの風景Leo Brouwer
- 盗賊の歌Miguel Llobet
- そのあくる日Un Dia DesquesREY GUERRA
- パッサカリア ホ短調Robert de Visée
- マドローニョスFederico Moreno Torroba
- アランフェス協奏曲Joaquín Rodrigo
- ショーロVilla-Lobos
- Inner Soundscape木村大
- グラン・ホタFrancisco Tárrega
- 夜歌Benjamin Britten
- スペイン舞曲Enric Granados
- 幻想曲第2番Fernando Sor
- 涙のパヴァーヌJohn Dowland
- はちすずめJulio Salvador Sagreras
- グランド・ソナタNiccolò Paganini
- フォリオス武満徹
- サルヴァドールEgberto Gismonti
- オデオンErnesto Júlio Nazareth
- アラビア風奇想曲Francisco Tárrega
- ある貴神のための幻想曲Joaquín Rodrigo
- 風景Emilio Pujol
- 聖母マリア頌歌集
- ニューシネマ・パラダイスEnnio Morricone
- 月光Fernando Sor
- サラバンドJ.S.Bach
- 無伴奏チェロ組曲6番「サラバンド」J.S.Bach
- ソナタManuel Ponce
- レガトンMarcelo Coronel
- コンチェルトin DMario Castelnuovo-Tedesco
- 12のスペイン舞曲Pantaleón Enrique Joaquín Granados
- ジョビニアーナ第1番Sergio Assad
- ペテネーラde la Maza
- Toro mata 牛殺しペルー民謡
- ハープと影
- リベルタンゴAstor Piazzolla
- タンゴFrancisco Tárrega
- ドビュッシーを称えてManuel de Falla
- バレエ音楽「三角帽子」より「粉屋の踊り」Manuel de Falla
- エチュード20番Matteo Carcassi
- ティエントMaurice Ohana
- ベネズエラ組曲Antonio Lauro
甘く優しい音色と響き。魅惑のクラシックギター名曲選(1〜20)
タンゴ・アン・スカイRoland Dyens

クラシックギターの魅力を存分に引き出した作品として知られる本作。
フランス人ギタリスト、ローラン・ディアンが1985年に発表し、彼の代表作として広く親しまれています。
アルゼンチンのガウチョを想起させるタイトルが印象的ですね。
軽快でパーティーのような雰囲気を持ちながら、高度な演奏技術を要求する曲調は、ディアンならではのユーモアセンスが光ります。
クラシックとジャズの要素を巧みに融合させており、ギターの新たな可能性を感じさせてくれます。
ディアンは「少しいたずらっぽく」演奏することを勧めており、聴く人の心を和ませる温かみのある曲に仕上がっています。
クラシックギターの柔らかな音色を楽しみたい方にオススメの1曲です。
アルハンブラの思い出Francisco Tárrega

ギターのトレモロ奏法が生かされた素晴らしい作品です。
ギターを弾かれる方は必聴ですよ。
有名でとても勉強になる曲です。
トレモロ奏法を使用したメロディは美しく、思わずうっとりしてしまうすてきな作品、ぜひ聴いてみてくださいね。
禁じられた遊び作曲者不詳

映画『禁じられた遊び』から『愛のロマンス』。
とても有名な曲ですね。
ギターを弾かれない方も、一度は聴いたことがあるのではないでしょうか。
この曲に憧れてギターを始められた方もいると思います。
短い曲ですが、悲しみや喜びが感じられる素晴らしい作品です。
ぜひ聴いてみてくださいね。
11月のある日Leo Brouwer

1972年、キューバの音楽家レオ・ブローウェルが紡ぎ出した本作。
映画音楽として生まれたメロディが、ギター独奏曲としても愛されています。
哀愁漂う旋律は、革命の時代を生きる若者たちの政治的・感情的な葛藤を映し出すかのよう。
低音と高音の対比を活かした動的な表現が印象的で、ギタリストの腕の見せどころとなっています。
シンプルながら深い感情を呼び起こすメロディは、聴く人の心に静かに寄り添います。
ギターの持つ柔らかな音色と重厚な響きを堪能したい方にオススメの1曲です。
カヴァティーナAleksander Tansman

ポーランドの作曲家であるタンスマンは、カヴァティーナという5曲からなる大曲を作りました。
クラシックの中心に近い地域から、バッハのような音楽やスペインのクラシックギターの特徴まで取りこんだこの曲は、ギター界で有名な名作品です。
アストゥリアスIsaac Manuel Francisco Albéniz

イサーク・アルベニスはピアニストで、こちらの曲はピアノ曲『スペイン組曲』の中の1曲。
情感あふれる熱い曲です。
スペインにトリップした気分、フラメンコをみているようです。
細やかなメロディは聴くものをひきつけ、虜にしてしまうでしょう。
ぜひ聴いてみてくださいね。