クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演
誰もが一度は耳にしたことがある、心を癒すクラシックピアノの名曲たち。
ショパンの幻想的な調べ、リストの情熱的な旋律、ベートーベンの静謐な月光など、それぞれの作曲家が織りなす音の世界は、時代を超えて私たちの心に深く響きます。
技巧の粋を尽くした華麗な演奏から、静かに心に染み入る優美な曲まで、ピアノという楽器が奏でる至高の音楽をご紹介します。
クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演(1〜20)
4つの即興曲作品90Franz Schubert

ベートーベンが作曲技法の形式の整備をおこなった後に、ロマン派の時代が訪れます。
ロマン派初期の作曲家・シューベルトをロマン派の幕開けだという人もいます。
形式以上に、個人の感情を重んじた曲として、即興曲をあげることができます。
パガニーニによる大練習曲第3番「ラ・カンパネラ」Franz Liszt

Franz Liszt、リストはショパンと並ぶ有名なピアニストですね。
小柄なショパンとは反対で、リストは長身で手もとても大きかったようです。
その手の大きさがぞんぶんに発揮されている『パガニーニによる大練習曲第3番「ラ・カンパネラ」』。
鐘の音を、親指と小指の連打で表現された、素晴らしい曲です。
さすがリストですね。
大きな手はピアニストの宝物でしょう。
愛の夢 第三番Franz Liszt

フィギュアスケートで浅田真央選手が使用したことでも有名なこの曲は、どこか幻想的で、かつ儚げな愛を連想させられる。
またリストといえば高速かつ高難易度な旋律が並ぶイメージではあるが、この曲にもゆったりとした雰囲気の中にもそのリストらしさが詰められている。
トルコ行進曲Wolfgang Amadeus Mozart

4歳でピアノの即興演奏を行い、5歳では作曲と演奏に異常なほどの才能を発揮したというモーツァルトは、天才ピアニストの系譜の最初のひとりではないでしょうか。
「トルコ行進曲」は、ピアノ・ソナタ第11番の第3楽章です。
夢NEW!Claude Debussy

ここで紹介するのは、クロード・ドビュッシーが1890年に手がけた、まるで夢の中を漂うような美しいピアノ小品です。
優しく甘美な旋律とアルペジオが織りなす幻想的な雰囲気が特徴で、聴く人を心地よいまどろみへと誘いますね!
静かに目を閉じれば、夏の日の木陰で微睡むような、涼やかで穏やかな情景が目に浮かぶことでしょう。
本作は後にラリー・クリントンによって歌詞がつけられ、「My Reverie」として1938年にヒットし、ビング・クロスビーらにも歌われました。
夏の暑さを忘れさせてくれる、そんな音楽体験を求める方や、穏やかな気分に浸りたい時に聴いてみると、きっとすてきな時間が過ごせるのでおすすめです!