クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演
「クラシックピアノ、興味はあるけど何から聴けばいいんだろう?」ひとくちにクラシックピアノといっても、時代や様式、作曲家によってぜんぜんちがうし、好みもさまざまですよね。
そんなあなたに贈る入門編がこの特集。
古今東西の名曲、人気曲を幅広く網羅していますので、きっとお好きな一曲に出会えると思います。
お気に入りができたら、同じ作曲家や同時代に作られた曲を聴き比べてみるのも楽しいですよ。
クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演(41〜50)
2つのラプソディーJohannes Brahms

大バッハ、ベートーベンと並んでドイツ3大Bといわれるのが、ブラームスです。
交響曲や室内楽など、あらゆる形式に名曲を残していますが、ピアノ曲の中では「2つのラプソディー」の第1番が特に有名ではないでしょうか。
楽興の時 第三番Franz Schubert

鉄道の発車メロディーにも起用されているこの曲だが意外と知らない人も多い。
歌曲王とも言われたシューベルトだがピアノ独奏曲においてもその独創性は優れており、この曲もそんなシューベルトを代表する一曲である。
エリーゼの為にLudwig van Beethoven

言わずと知れたピアノ独奏曲の名曲。
ロンド方式の簡素でわかりやすい構成となっており、今も昔も子供から大人まで愛されている曲の一つ。
誰しもが一度は聴いたことがあるであろうピアノ独奏曲の代名詞的存在。
題名にあるエリーゼとは本来テレーゼというベートーベンの愛した女性の事ではないか、という説がある。
パルティータBWV.826J.S.Bach

『パルティータBWV.826』、バッハ作曲で有名な曲です。
バッハならではの、教会音楽の要素がふんだんに使われています。
淡々とした、単調なメロディーラインながらスピードがありひきこまれていきます。
瞳をとじて聴いていると、ヨーロッパの教会にいるような錯覚に陥ります。
バロック時代にタイムスリップしますよ。
聴いてみて下さいね。
4分33秒John Milton Cage Jr.

アメリカの現代音楽を代表する作曲家のひとりが、ジョン・ケージです。
ドイツの理詰めの現代音楽に比べ、アメリカの現代音楽は「なぜ音楽か」「なにが音楽か」という根底から覆すような作風で「実験音楽」と呼ばれるものが多くありました。
この曲は、最初から最後まで音を出さない事で有名です。
クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演(51〜60)
ピアノソナタ第23番「熱情」Ludwig van Beethoven

総演奏時間30分程度にも及ぶ大作で、さらにその難易度から演奏には高度な演奏技術と表現力が必要とされる難曲。
子供のころにこの曲をCDで聴き、いつかはこの曲が弾けるようになりたい、と思ったことがあるかたも多いのではないでしょうか。
曲の初めは弱い音で主題が怪しげに鳴り響き、その後雄大かつ情熱的に曲が進行していく。
ベルガマスク組曲 第3曲「月の光」Claude Debussy

クロード・ドビュッシーの作品の中で最も有名な曲とされ、たびたび演奏会で取り上げられたり、映像作品のBGMに使用されたりしている『ベルガマスク組曲』の第3曲『月の光』。
夜空に月のやわらかな光が浮かび上がる幻想的な風景を思い起こさせる、とても美しいピアノ曲です。
テンポや音数で考えれば、それほど難易度は高くありませんが、曲の持つ独特な世界観を表現するのは至難の業!
この曲の練習は、譜読みが終わってからスタートするといっても過言ではありません!
ぜひ、音の美しさや穏やかな流れにこだわって練習してみてくださいね。