クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演
「クラシックピアノ、興味はあるけど何から聴けばいいんだろう?」ひとくちにクラシックピアノといっても、時代や様式、作曲家によってぜんぜんちがうし、好みもさまざまですよね。
そんなあなたに贈る入門編がこの特集。
古今東西の名曲、人気曲を幅広く網羅していますので、きっとお好きな一曲に出会えると思います。
お気に入りができたら、同じ作曲家や同時代に作られた曲を聴き比べてみるのも楽しいですよ。
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クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演(51〜60)
ピアノソナタAlban Berg

シェーンベルクを頂点として、その弟子のベルクとヴェーベルンの3人を指して「新ウィーン楽派」と呼びます。
3人の中ではもっとも調音楽に近い曲を書いたのが、ベルクです。
大変な名曲である「ピアノソナタ」は、彼が生前に発表した唯一のピアノ曲です。
焔に向かってAlexandre Scriabine

機能和声からの崩壊または拡張の起こった時代には、個性的な音楽がたくさん生まれました。
「神秘和声」といわれた独特の和声音楽を作ったスクリャービンも、そのひとりです。
「焔に向かって」は、ほぼ全曲が神秘和声で彩られています。
ピアノのための変奏曲Anton Webern

新ウィーン楽派の中で、もっとも厳格な書法で作曲をおこなったのがヴェーベルンです。
彼は12音列技法の書法をさらに厳格にしていき、そして次の現代音楽の主流となるトータルセリーの源流となりました。
この曲も、セリー音楽のルーツとして大変に有名なものです。
ピアノ・ソナタBartók Béla

バルトークは地域の民謡を深く研究し、それを音楽に反映させて新たな音楽書法を開拓した作曲家でした。
「ピアノ・ソナタ」は、彼の書いたピアノ曲では比較的クラシックの伝統に基づいた曲です。
それでもホール・トーンなどの独特の音階が登場し、いかにもバルトーク的な音楽です。
「動物の謝肉祭」より 『白鳥』Camille Saint-Saëns

サン=サーンスは、後期ロマン派に位置するフランスの作曲家です。
13歳でパリ音楽院に入学してしまうほどの早熟の天才でした。
「動物の謝肉祭」はオーケストラや室内楽アンサンブルで演奏される事が多いですが、ピアノ演奏の場合は連弾が多いです。
舞踏への勧誘 変ニ長調Carl Maria Friedrich Ernst von Weber

ウェーバー作曲、『舞踏への勧誘 変二長調』。
子どもの音楽教室でも、発表会で弾かれていますね。
かわいらしさと情熱、軽やかさと優しさ、すべての要素を持つ素敵な作品です。
長さもそれなりにあるので、演奏会にとてもオススメですよ。
聴くのも弾くのも楽しめる、素晴らしい曲です。
アンダンテと変奏曲 ヘ短調Franz Joseph Haydn

クラシック音楽の中で、バロックの後に来たのは古典派の時代でした。
厳密にいえば、古典派とロマン派の時代だけをクラシックと呼ぶ事もあります。
ハイドンは古典派の黄金時代を築いた大作曲家です。
ピアノ曲の中では、恐らくこれがもっとも有名です。
ブルボン家の女François Couperin

バロック音楽の文化はドイツだけでなく、ヨーロッパ全体に渡っています。
フランスの作曲家クープランも、バロック時代を代表する作曲家のひとりです。
この曲は、クラヴサン曲集第1巻の第1組曲の中に入っています。
24の前奏曲 第7番Frederic Chopin

前奏曲という意味であるプレリュードの中でこの曲は特に人気の高い楽曲で、「太田胃散」のCMに起用されていることでもおなじみの曲。
とても短い曲ではあるがショパンらしさのぎゅっとつまった曲であり、ぜひフルで聴いていただきたい。
(CMでもフルですが……)演奏もさほど高難易度な技術は必要とされず、初心者にもおすすめの演奏曲でもある。
クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演(61〜70)
スケルツォ 第2番Frederic Chopin

冗談、滑稽といった意味であるスケルツォは、とても速い3拍子の曲であり、そのなかでもこのショパンの第二番はテレビCMなどでも多く起用されている名曲である。
暗く情熱的に始まると思えば甘美なメロディーが登場し、その最中にサビとも呼べる主題が次第に展開されていく。
終盤は特に圧巻。
マズルカ 第5番 作品7の1Frederic Chopin

ショパンの故郷でもあるポーランドの国民舞踏の一種で、弾むような軽快な3拍子のリズムが何とも心地よい楽曲である。
聴いているだけでつい踊りだしたくなるようなそんなショパンの隠れた名曲であるこの曲は、さほど技術的に演奏は難しくなさそうであるが、この特徴的なリズムやアクセントにより日本人がそれらしく演奏するにはなかなかの表現力が求められる。
ワルツ作品34の1「華麗なる円舞曲」Frederic Chopin

『ワルツ作品34の1 「華麗なる円舞曲」』。
ショパンの作品です。
ショパンの作品には「華麗なる大円舞曲」というものもあり、間違いやすいので要注意です。
「華麗な円舞曲」はとても華やかで、スピード感あふれる曲です。
同じメロディーが何度か転調されます。
それがとても華々しく、聴く人を虜にします。
「華麗なる第円舞曲」に比べると、少しマイナーかもしれませんが華やかさでは引けを取りません。
ぜひ聴いて下さいね。
調子の良い鍛冶屋Georg Friedrich Händel

バロック音楽というと、現在では圧倒的に大バッハが有名ですが、当時華やかな名声に包まれていたのはヘンデルでした。
彼の鍵盤曲の中では有名な「調子のよい鍛冶屋」は、ハープシコード組曲第5番ホ長調の終曲に付けられた通称です。
ペトルーシュカからの3楽章Igor Stravinsky

原始主義、新古典、12音列技法と、時代によってさまざまな作曲技法を用いたストラヴィンスキーです。
現在、彼の音楽は「火の鳥」「春の祭典」などのバレエ音楽に人気が集中していますが、「ペトルーシュカ」もそのひとつで、これはそのピアノ編曲版です。
カプリッチョ作品76の1Johannes Brahms

ドイツ3Bの一人であるブラームスの奇想曲第2番です。
イーヴォ・ポゴレリチは、旧ユーゴスラビアのベオグラード出身のピアニストです。
「異端」として知られ、さまざまなエピソードがあるが、演奏にもその異端さが型破りな演奏として出ており、曲の新しい側面を生み出す奏者でもあります。


