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クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演

「クラシックピアノ、興味はあるけど何から聴けばいいんだろう?」ひとくちにクラシックピアノといっても、時代や様式、作曲家によってぜんぜんちがうし、好みもさまざまですよね。

そんなあなたに贈る入門編がこの特集。

古今東西の名曲、人気曲を幅広く網羅していますので、きっとお好きな一曲に出会えると思います。

お気に入りができたら、同じ作曲家や同時代に作られた曲を聴き比べてみるのも楽しいですよ。

クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演(1〜10)

ピアノソナタ第14番「月光」Ludwig van Beethoven

ベートーヴェン ピアノソナタ 第14番 「月光」
ピアノソナタ第14番「月光」Ludwig van Beethoven

3楽章からなるソナタで特に第一楽章は月光の名で有名な曲。

フィギュアスケート界においてもこの曲を取り入れる選手も多く聴き覚えのある方も多いだろう。

甘美で優雅な月光を連想させる第一楽章とは対照的に第三楽章では速く情熱的なメロディーがピアノから叩き出される。

月の光Claude Debussy

Nobuyuki Tsujii – Debussy – Suite bergamasque, Clair de lune
月の光Claude Debussy

ドビュッシーの最高傑作の一つである「月の光」。

幻想的な夜に月がある情景が浮かんできそうなこの曲ですが、ドビュッシー自身は、フランスの詩人ヴェルレーヌの詩集「雅(みやび)なうたげ」に収められた「月の光」をイメージして作曲したそうです。

無言歌「春の歌」Felix Mendelssohn

■メンデルスゾーン 無言歌 「春の歌」/ 近藤由貴 Yuki Kondo
無言歌「春の歌」Felix Mendelssohn

19世紀のモーツァルトと呼ばれるほどの早熟な才能を発揮したのがメンデルスゾーンです。

「真夏の夜の夢」が有名ですが、風景を音楽に移しかえるような作品が多いです。

「無言歌」は、彼のピアノ曲の中では飛び抜けて有名な曲集です。

クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演(11〜20)

エチュード 作品10の3「別れの曲」Frederic Chopin

ショパン - 12の練習曲 Op.10より 第3番 ホ長調 《別れの曲》 アシュケナージ
エチュード 作品10の3「別れの曲」Frederic Chopin

エチュード(練習曲)の全作品の中でも特に有名で広く愛されている曲の一つ。

CMやメディアでも広く取り扱われる機会が多く、ショパンの名曲といえば必ず名前の挙がってくる名曲中の名曲。

前半の甘い旋律は特に有名であるが、中盤には対照的に情熱的な旋律があり、どこか別れに対し感情的になっているかのような印象を受けることができる。

バラード 第1番Frederic Chopin

ショパン  バラード 1番  Chopin  Ballade No. 1  Vladimir Ashkenazy
バラード 第1番Frederic Chopin

私がもしショパンの最も優れた名曲は、と問われれば迷わずこの曲を紹介するだろう。

フィギュアスケートではあの浅田真央選手がこの曲を使用したことによりその名が一気に広まる事となった名曲でもある。

ショパンらしさを象徴する一曲で、この曲を聴くだけでショパンの人間性がわかってしまいそうな、そんなバラードである。

ヴォカリーズSergei Rachmaninov

ラフマニノフ作曲の『ヴォカリーズ』は、曲名を知らなくても一度は聴いたことがあるのではないでしょうか。

どこまでも美しく、透明感あふれる旋律。

まるで天国にいるような錯覚になります。

ピアノ曲ですが、アカペラで歌われることも多い作品です。

心が癒される素晴らしい曲、ぜひ聴いてみてくださいね。

幻想即興曲嬰ハ短調作品66Frederic Chopin

Vladimir Ashkenazy Frederic Chopin Fantaisie impromptu op 66 アシュケナージ ショパン 幻想即興曲(即興曲第4番)嬰ハ短調
幻想即興曲嬰ハ短調作品66Frederic Chopin

ピアノクラシック曲で最も有名な曲といえばもしかしたらこの曲かもしれない。

簡単な3部構成になっているこの曲だが、前半と後半の高速なメロディーばかり有名な気がするのが残念でならない。

中盤の甘美な音色にこそショパンらしさが詰まっており、一曲を通して聴くことでその幻想的な旋律に心を打たれるだろう。