【ベートーヴェン】名曲、代表曲をピックアップ!
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【ベートーヴェン】名曲、代表曲をピックアップ!
古典派からロマン派への橋渡しとして、革新的な音楽を作りあげ後世に大きな影響を残した、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。
彼の音楽は情熱的でありながら美しい旋律も多く、物事を突き詰めていくような本質的な深さも感じられます。
『運命』や『エリーゼのために』など、誰もが一度は聴いたことがある名曲も多く存在しますね。
本記事では、そんなベートーヴェンの名曲、代表曲をピックアップしました。
偉大な音楽家の一人によるベートーヴェンの音楽に、ぜひ浸ってみてはいかがでしょうか?
【ベートーヴェン】名曲、代表曲をピックアップ!(1〜10)
ヴァイオリンソナタ第9番「クロイツェル」Ludwig van Beethoven
フランスの作曲家・ヴァイオリニストのロドルフ・クロイツェルに献上した曲ということから『クロイツェル』と呼ばれています。
同じくヴァイオリンソナタの『春』と並ぶほどの人気作。
聴力を失って数年後に書かれたと言われています。
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交響曲「運命」第5番 ハ短調 作品67Ludwig van Beethoven
ベートーヴェンの曲といえば、まずこの曲を思い浮かべる人が多いかと思います。
もともと「運命」という題名があったのではなく、ベートーヴェン自身が1番初めのフレーズを「運命が扉をたたく音」と言ったことで、後から付け足されました。
4楽章構成で、冒頭の少し怖さや不安を感じさせるところから、最後は希望を感じさせるような明るく華やかな曲調で幕を閉じます。
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交響曲第9番 ニ短調 作品125 合唱付きLudwig van Beethoven
ベートーヴェンが晩年に作曲した交響曲第9番は、音楽史上最も有名な作品の一つです。
「第九」という名称で知られていますね。
全4楽章からなる本作の中でも、第4楽章で歌われる「歓喜の歌」は圧巻。
この歌の部分だけを聴いたことがある方も多いのではないでしょうか?
シラーの詩に基づく歌詞は、人類愛と調和を讃える普遍的なメッセージを持ち、今もなお多くの人々の心を打ちます。
1824年5月、ウィーンでの初演時には既に聴力を失っていたベートーヴェン。
それでも彼の音楽への情熱は衰えることなく、この傑作を生み出し、現在でも愛され続けています。
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ピアノ協奏曲第5番「皇帝」Ludwig van Beethoven
ベートーヴェンのピアノ協奏曲では演奏時間、編成ともに最大の規模を誇る大曲。
『皇帝』というタイトルはベートーヴェン自身が付けたものではありませんが、その堂々たる曲風や威厳溢れる構成から、納得のタイトルです。
現在でも頻繁に演奏される、大変人気の高い作品の一つです。
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交響曲「田園」第6番 ヘ長調 作品68Ludwig van Beethoven
ベートーヴェンが1808年に完成させた交響曲『田園』は、自然への愛と敬意を音楽で表現した傑作です。
5つの楽章からなり、田園地帯の静けさや美しさ、自然の情景を見事に描き出しています。
特筆すべきは第2楽章で、流れる水を模倣した弦楽器のモチーフや、夜鶯、うずら、カッコウの鳴き声を模した木管楽器の音色が印象的。
第4楽章では雷雨をリアルに描写し、聴く者を圧倒します。
自然の中での平和な心の状態を求める、ベートーヴェンの想いが込められた1曲。
音楽をとおして自然の美しさに触れたい方にオススメです。
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ピアノソナタ「月光」第14番 嬰ハ短調 作品27の2Ludwig van Beethoven
ベートーヴェンが1801年に完成させたピアノソナタ。
第1楽章の神秘的な雰囲気が、月光に照らされた湖面を連想させることから『月光』の愛称で親しまれています。
全3楽章からなり、第1楽章は繊細なアルペジオが特徴的。
第2楽章は明るい印象の間奏的な役割を果たし、第3楽章は技巧的で激しい曲調へと変化します。
ベートーヴェンが聴力を失いつつある中で書かれた作品。
彼の弟子だった16歳の貴族の少女に捧げられたという逸話も残っています。
ロマン派音楽の先駆けとして評価される革新的な構成で、クラシック音楽ファンはもちろん、音楽を通して人生や感情を深く考えたい方にもオススメの1曲です。
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ピアノソナタ「ハンマークラヴィーア」第29番 変ロ長調 作品106Ludwig van Beethoven
ベートーヴェンの晩年の代表作であるピアノソナタ『ハンマークラヴィーア』は、ピアノ音楽の可能性を大きく広げた傑作。
全4楽章からなる本作は、技術的難易度の高さと音楽的深さで知られています。
とくに第3楽章は、ベートーヴェンの内面的な葛藤や孤独感を反映した瞑想的な世界を描き出しています。
1818年に完成し、各楽章で異なる音色や表現が追求されており、当時のピアノの進化を反映していますね。
ピアノ音楽を深く味わいたい方にぜひオススメしたい1曲です。
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エリーゼのためにLudwig van Beethoven
「エリーゼという女性のためにベートーヴェンが書いた曲」と認識されている曲ですが、本当はエリーゼではなく、テレーゼという女性だったと言われています。
ベートーヴェンの字があまりに汚く、採譜者がエリーゼと間違ってしまったそうです。
ピアノを学んでいる方は、一度は弾いてみたい曲ではないでしょうか?
シンプルながらに美しい楽曲です。
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ピアノソナタ「告別」第26番 作品81aLudwig van Beethoven
曲の中には、ナポレオン軍の侵攻を避けてウィーンを逃れた友人・ルドルフ大公のエピソードが織り込まれています。
『告別』というタイトルは、ベートーヴェン自身が付けました。
第1楽章は『告別』、第2楽章は『不在』、第3楽章は『再会』と、それぞれに副題が付けられています。
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ピアノソナタ「熱情」第23番 ヘ短調 作品57Ludwig van Beethoven
ベートーヴェンの3大ピアノソナタの一曲と言われるほどの、大曲で、ベートーヴェンのピアノソナタの最高傑作とも言われています。
タイトル通り、初めから終わりまで、全て情熱的で、メラメラと燃え上がる炎を想像させるような曲です。
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【ベートーヴェン】名曲、代表曲をピックアップ!(11〜20)
ピアノソナタ「悲愴」第8番 ハ短調 作品13Ludwig van Beethoven
『悲愴』というタイトルは、ベートーヴェンが付けました。
タイトルの通り悲壮感漂う曲調です。
ベートーヴェンの3大ピアノソナタの1曲で、とくに美しいメロディが印象的な第2楽章はさまざまな場面で使われており、とても有名です。
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ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61Ludwig van Beethoven
ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲で、メンデルスゾーンの作品64、ブラームスの作品77の作品とともに「三大ヴァイオリン協奏曲」とも賞されています。
のびのびとした美しいメロディが印象的で、気品あふれる作品です。
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交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」Ludwig van Beethoven
別名『エロイカ』とも呼ばれる交響曲です。
ナポレオンに捧げるために書いていましたが、ナポレオンが皇帝に即位したことを知り「彼もまた俗人であったか」と激怒し、献呈辞が書かれた表紙を破り、楽譜を床に叩き付けたという説があります。
4楽章から成り、全体的に壮大なスケールを感じさせる、ベートーヴェンの交響曲の中でも画期的な作品です。
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ピアノソナタ「テンペスト」第17番 ニ短調 作品31の2Ludwig van Beethoven
1802年に作曲されたこちらのピアノソナタは、彼の創作活動の新たな方向性を示す革新的な作品となりました。
3つの楽章からなり、静かな導入から激しい感情の爆発へと移り変わる第1楽章、深い悲しみと内省を象徴する第2楽章、そして躍動感あふれる第3楽章と、聴く者の心を揺さぶります。
ベートーヴェンが直面していた聴力の衰えや、周囲との葛藤が反映されているようにも感じられる本作。
自然の力や人間の感情の奥深さを表現した、まさに彼の代表作と呼ぶにふさわしい1曲です。
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ピアノソナタ第30番 ホ長調 作品109Ludwig van Beethoven
ベートーヴェンの晩年の作品『ピアノソナタ第30番』は、深い音楽性と技術的要求から、多くの著名なピアニストに愛されています。
全3楽章から構成されるこの作品は、幻想的で柔軟性のある第1楽章、決然とした性格の第2楽章、そして主題と6つの変奏からなる第3楽章と、多彩な表情を持ちます。
1820年に完成され、当時の聴衆にはなかなか受け入れられませんでしたが、現在では多くの音楽愛好家や演奏家に愛される名曲に。
ベートーヴェンの創造性と革新性を感じたい方にオススメの1曲です。
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ピアノソナタ第31番 変イ長調 作品110Ludwig van Beethoven
ベートーヴェンが晩年に紡ぎ出した傑作。
彼の後期ピアノソナタの中でもとくに抒情的で、深い感情表現が特徴です。
全3楽章から構成され、第1楽章は穏やかで優美な雰囲気、第2楽章はリズミカルなスケルツォ風、そして第3楽章は「嘆きの歌」と名付けられた序奏に続いて3声のフーガが展開されます。
1821年から1822年にかけて作曲され、ベートーヴェンの内面的な感情や人生観が色濃く反映されている本作。
深い悲嘆から浄化へと至る人間の精神的な旅路を描いているとも言われ、聴く者の心に強く響く1曲です。
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ピアノソナタ第32番 ハ短調 作品111Ludwig van Beethoven
ベートーヴェンの最後のピアノソナタである本作は、2つの対照的な楽章で構成されています。
第1楽章は激しく情熱的な雰囲気で、内的な葛藤を表現。
対して第2楽章は、静かなテーマから始まり、変奏を重ねるごとに深遠な精神性へと昇華していきます。
1822年に完成したこの曲は、ベートーヴェンの創作の集大成とも言える傑作。
伝統的な形式を超えた革新的な表現は、後世の音楽家たちにも大きな影響を与えました。
音楽を通じて人生の苦悩や精神的な高みを感じたい方にオススメの1曲です。
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ホルン・ソナタ ヘ長調 作品17Ludwig van Beethoven
ベートーヴェンが1800年に作曲したホルンとピアノのための二重奏曲は、当時の有名なホルン奏者プントのために書かれた作品です。
ベートーヴェンとプントによる初演は1800年4月18日、ウィーンで行われました。
3つの楽章から成り、ホルンの自然音を活かした演奏法に重点を置いています。
第1楽章は迅速かつ力強く、第2楽章は静謐な雰囲気を持ち、第3楽章は明るくリズミカル。
ホルンの美しい音色とベートーヴェンの技巧的な音楽表現が見事に融合しており、ホルンの魅力や室内楽の楽しさを味わいたい方にオススメです。
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弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調 作品131Ludwig van Beethoven
ベートーヴェンが1826年に作曲した『弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調 作品131』は、彼の最晩年の傑作。
全7楽章からなりますが、休みなく連続して演奏される独特の形式を持っています。
第1楽章の寂しさに満ちた旋律から、第2楽章の明るく生き生きとした主題、そして最終楽章の力強い行進曲調まで、ベートーヴェンの創造力と革新性が存分に発揮されています。
シューベルトはこの曲を聴いて「この後でわれわれに何が書けるというのだ?」と述べたそう。
深遠な表現と構造の妙は、現在でも多くの人々に感動を与え続けています。
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ピアノソナタ「ワルトシュタイン」第21番 ハ長調 作品53Ludwig van Beethoven
1803年から1804年にかけて作曲された本作は、彼の中期を代表する傑作です。
フェルディナント・フォン・ヴァルトシュタイン伯爵に献呈されたことから、『ワルトシュタイン』という名が付けられました。
力強く情熱的な第1楽章、感情の深みを持つ短い第2楽章、そして明るく躍動感あふれる第3楽章と、ピアノ音楽の新たな地平を開いた革新的な作品となっています。
ベートーヴェンは当時既に聴力の衰えに悩まされていましたが、音楽への情熱は衰えることなく、逆境を乗り越えた強い意志が感じられますね。
ピアノ音楽の発展に興味がある方にぜひオススメしたい1曲です。
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