【ベートーヴェン】名曲、代表曲をピックアップ!
古典派からロマン派への橋渡しとして、革新的な音楽を作りあげ後世に大きな影響を残した、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。
彼の音楽は情熱的でありながら美しい旋律も多く、物事を突き詰めていくような本質的な深さも感じられます。
『運命』や『エリーゼのために』など、誰もが一度は聴いたことがある名曲も多く存在しますね。
本記事では、そんなベートーヴェンの名曲、代表曲をピックアップしました。
偉大な音楽家の一人によるベートーヴェンの音楽に、ぜひ浸ってみてはいかがでしょうか?
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【ベートーヴェン】名曲、代表曲をピックアップ!(61〜80)
歓喜の歌Ludwig van Beethoven

年末になると多くの演奏会で取り上げられる、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの名曲『交響曲第9番 ニ短調 Op.125』。
『歓喜の歌』は、この作品の第4楽章で歌われる第一主題を指します。
オーケストラと合唱の演奏では、この上ない喜びを感じさせる華やかさや力強さが魅力的ですが、ピアノで演奏するとメロディラインがより際立ち、流れるような美しさも味わえます。
まずは、「ミミファソソファミレ」と順次進行になっている部分から練習し、メロディが弾けるようになったらベース音を入れて両手奏にもチャレンジしてみましょう!
ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73 「皇帝」Ludwig van Beethoven

ベートーベンにとっての黄金期、「傑作の森」と評される時期に書かれた作品のひとつ。
『皇帝』というタイトルに、時代的にナポレオンに献呈した曲と考える人も多いようですが、その勇壮な威風堂々たる楽想で、ベートーベンの死後に広まった通称です。
作曲当時、ベートーベンのいたウィーンはフランス軍に攻め込まれ、迎え撃つべきオーストリア皇帝は敵前逃亡ともとれる疎開中。
『皇帝』というネーミングは、イメージだけのようです。
ピアノソナタ第14番「月光」第3楽章Ludwig van Beethoven

演奏会では非常によく演奏されるベートーヴェンの『月光』。
1楽章は特に有名ですが、終始快速なテンポで駆け抜けていく、かっこよく聴き応えのある第3楽章も演奏される機会が多い1曲です。
非旋律的なアルペジオの忙しない動きと、次第に間隔を狭めるスフォルツァンドと和声の変化によって、楽章冒頭から音楽は高揚感が高まります。
『月光』が作曲された当時、ベートーヴェンは耳の異常を強く感じるようになっていました。
常識を打ち破ろうとする挑戦と、音楽家として致命的ともいえる耳の病に死をも意識する心の葛藤を感じ取れます。
ピアノソナタ第14番『月光』 第三楽章Ludwig van Beethoven

ドイツが誇る楽聖ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの名曲『月光』。
穏やかな第1楽章は比較的難易度が低いことで知られていますが、第3楽章は高度なテクニックを要する難曲!
速いパッセージが特徴的で、多くのメディアでも難しい楽曲として紹介されています。
しかし、実は跳躍が少ないという特徴も持っているため、右手のアルペジオさえマスターできれば、意外に形にするのは難しくありません。
ただ、弾ききる体力が必要ですので、基礎練習をしっかり行って練習に励みましょう!
ピアノソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2 「月光」Ludwig van Beethoven

誰もが「月光」のイメージを持つこの曲ですが、ベートーベン自身はこの曲に「幻想曲風ソナタ」というタイトルを付けています。
「月光」という呼び名が定着したのにはいくつかの説がありますが、音楽評論家として大きな影響力を持っていたドイツの詩人レルシュタープがこの曲の1楽章を聞き、「スイスのルツェルン湖の月光の波に揺らぐ小舟のよう」と例えた言葉が広まったためとされています。
切なく美しい1楽章、可愛らしい旋律の2楽章、激しく疾走感に満ちた3楽章とさまざまな表情を楽しめる1曲です。
ピアノ・ソナタ第14番「月光」Ludwig van Beethoven

ベートーベンのピアノソナタの中でも、そのポピュラーな旋律によって広く親しまれている作品。
「月光」という呼び名は詩人レルシュターブのコメントから採られています。
第1楽章では夜をイメージするような厳かさをもちますが、第3楽章は一風変わって嵐や稲妻をイメージさせるような激しさがあります。
ベートーベンのさまざまな顔が楽しめる1曲です。