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【ベートーヴェン】名曲、代表曲をピックアップ!

古典派からロマン派への橋渡しとして、革新的な音楽を作りあげ後世に大きな影響を残した、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。

彼の音楽は情熱的でありながら美しい旋律も多く、物事を突き詰めていくような本質的な深さも感じられます。

『運命』や『エリーゼのために』など、誰もが一度は聴いたことがある名曲も多く存在しますね。

本記事では、そんなベートーヴェンの名曲、代表曲をピックアップしました。

偉大な音楽家の一人によるベートーヴェンの音楽に、ぜひ浸ってみてはいかがでしょうか?

【ベートーヴェン】名曲、代表曲をピックアップ!(81〜90)

「ミサ曲 ハ長調」Op.86 カール・リヒター Missa C majorLudwig van Beethoven

ベートーヴェン 「ミサ曲 ハ長調」作品86 リヒター Beethoven : Missa C major
「ミサ曲 ハ長調」Op.86 カール・リヒター Missa C majorLudwig van Beethoven

ベートーベンの中でもあまり知られていないミサ曲のこちらは、実はとても美しいコーラスが印象的な、空が開けていくような女性コーラス部分が魅力的な曲。

こちらではソプラノをグンドゥラ・ヤノヴィッツ、アルトをユリア・ハマリでお楽しみください。

アテネの廃墟Ludwig van Beethoven

トルコ行進曲は非常に有名な楽曲ですが、実は全体はアテネの廃墟という序曲の中の一曲であることはあまり知られていません。

今回はこちらを全編通して聴いてみませんか?

意外と全体風景のなかでは、とくにトルコ行進曲の「らしさ」が光って際立つのです。

コリオラン序曲(1992年ライヴ)Ludwig van Beethoven

テンシュテット指揮:ベートーヴェン:コリオラン序曲(1992年ライヴ)
コリオラン序曲(1992年ライヴ)Ludwig van Beethoven

コリオラン序曲は1807年初頭に作曲された演奏会用序曲。

古代ローマの英雄コリオラヌス(Coriolanus)を主人公にした戯曲を見たときの感動から短期間で作成されたものといわれています。

この年は非常にのりにのっていた年で、交響曲第4番、第5番、第6番の3つの交響曲やピアノ協奏曲第4番、ヴァイオリン協奏曲などをかき上げる(大作揃い!

)の1曲。

シュテファン王序曲 “Overture “König Stephan” Beethoven 作品117Ludwig van Beethoven

シュテファン王 作品117 は1811年に作曲された、ブダペストの劇場こけら落としの際の、アウグスト・フォン・コツェブー(英語版)が書いた2つの記念テクスト「King Étienne」と「Die Ruinen von Athen」(アテネの廃墟)に、病気療養中の身を押して書かれた」といういわくつきの1曲。

1808年の作品です。

序曲だけの演奏が多いものの、実は、当時非常にはやっており現在見られない管弦楽伴奏に乗せて語りが挿入されるオーストリア向けアレンジの第5曲、第7曲、第8曲部分を持っています。

これこそ、隠れ名曲!

ディアベリ変奏曲Ludwig van Beethoven

Beethoven – Diabelli Variations, Op. 120 [Grigory Sokolov]
ディアベリ変奏曲Ludwig van Beethoven

「ディアベリのワルツによる33の変奏曲」と呼ばれる、33つの変奏からなる曲です。

ベートーヴェンの最後のピアノ変奏曲で、これまでの変奏技法が駆使された集大成とも言える大曲です。

33もの、全く異なる多彩な変奏曲です。

ピアノ協奏曲二長調 Hess 15 未完成Ludwig van Beethoven

1984-1985年に、作られた未完成のピアノ協奏曲。

ご存知の通り5曲しか作られなかった協奏曲ですが、現在聴ける部分だけでもこの素晴らしさ。

さまざまなアーティストやオーケストラで演奏されている、未完ながらファンの多い1曲。

「知られざる着想中、最大規模のもの」といわれています。

プロメテウスの創造物 序曲 Op. 43Ludwig van Beethoven

プロメテウスの創造物は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが作曲したバレエ音楽で、多くの人にとって耳なじみがあるのは、ほぼ序曲だけではないでしょうか?

実はかなりの名曲。

多産のベートーベンですが、こうした曲もしっかり全体がベートーベンらしさでまとめ上げられている点などはさすがです。

マーモットLudwig van Beethoven

1805年出版の歌曲集『Acht Lieder Op. 52(8つの歌曲 作品52)』の第7曲で、現在はピアノやバイオリンで演奏されることが多い楽曲です。

歌詞には、マーモットと共に諸国を巡る旅芸人の少年が描かれています。

レオポルド二世即位の為の祝典カンタータLudwig van Beethoven

レオポルド二世即位の為の祝典カンタータも、ベートーベンの曲の中では非常に知る人ぞ知る曲なのではないでしょうか。

19歳にしてWOo88(1790年)作曲されたもの。

戴冠式に使われたのは、並み居る名作曲家をおさえてこちらだったといわれています。

さすがの天才。

こちらはフランスの名指揮者 ジャンポールペナンの指揮でどうぞ。

ヴァイオリンソナタ 春Ludwig van Beethoven

ベートーヴェン/ヴァイオリンソナタ第5番「春」 第1楽章,Op.24
ヴァイオリンソナタ 春Ludwig van Beethoven

ベートーヴェン作曲のクラシック名曲です。

その幸せに満ちた明るい曲調は沢山のファンを魅了し、今なお高い人気と知名度を誇っています。

ベートーヴェン自身はヴァイオリンの演奏が上手くなかったので、ソナタの旋律リズムはピアノが中心なのも特徴です。

【ベートーヴェン】名曲、代表曲をピックアップ!(91〜100)

三重協奏曲Ludwig van Beethoven

ベートーヴェン:三重協奏曲:オイストラフ(vn):ロストロポーヴィチ(vc):リヒテル(p)/カラヤン/ベルリン・フィル
三重協奏曲Ludwig van Beethoven

この曲も、演奏会の隠れ名曲中の隠れ名曲として、有名なのではないでしょうか。

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが1803年から1804年にかけて作曲した楽曲「ピアノ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための協奏曲 ハ長調(Konzert für Klavier, Violine, Violoncello und Orchester C-dur)作品56」。

今回は巨匠3人の演奏+ベルリンフィルという地球の最高峰での作品をどうぞ。

交響曲第7番 イ長調 作品92Ludwig van Beethoven

ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調作品92(弦楽合奏版)- 第1楽章
交響曲第7番 イ長調 作品92Ludwig van Beethoven

交響曲第7番は、フジテレビのドラマ「のだめカンタービレ」で起用されたことで、認知度がぐんと上がりました。

生気溢れる前向きで壮大なメロディーは、人々を勇気づけます。

聴衆に感動と希望を与えるような大曲です。

序曲 ハ長調 「命名祝日」(Zur Namensfeier) Op. 115Ludwig van Beethoven

ベートーヴェンが1815年に作曲した、管弦楽のための序曲で当時のパトロンとして知られるアントニ・ヘンリク・ラジヴィウへ捧げられた曲。

さまざまな事情で完成できずに伸びてしまった後1810~から約6年近くかけて完成。

そんなこともあり、クリスマスが初演ですが、アッシジのフランチェスコ記念日でありオーストリア皇帝フランツ1世の聖名祝日である10月4日のことを、この命名祝日という語はあらわしていたりもします。

弦楽五重奏曲ハ長調Op.29Ludwig van Beethoven

Beethoven: Streichquintett C-Dur op. 29 ∙ Hába Quartett ∙ Philipp Nickel
弦楽五重奏曲ハ長調Op.29Ludwig van Beethoven

ベートーベンの熱心なファンの中では、非常にファンも多く、また結婚式やイベントなどでこうした曲を演奏されるようリクエストがあると「通」として通っているのが弦楽五重奏曲ハ長調Op.29。

環境音楽としても使えそうな、本当に隠れ名曲です。

弦楽四重奏曲 第10番 変ホ長調 作品74「ハープ」Ludwig van Beethoven

ベートーベン/弦楽四重奏曲第10番変ホ長調作品74「ハープ」/クロイツベルク弦楽四重奏団(1983年9月29日)
弦楽四重奏曲 第10番 変ホ長調 作品74「ハープ」Ludwig van Beethoven

第1楽章の所々に見られるピッツィカートの動機から、「ハープ」という愛称が付けられました。

第4楽章は6つの変奏からなる変奏曲となっています。

ロマン的な要素も観られる、のびのびとした遊び心さえも感じられる四重奏曲です。

弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調 Op.130Ludwig van Beethoven

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調 Op.130 第5楽章 「カヴァティーナ」
弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調 Op.130Ludwig van Beethoven

6楽章で構成されている、少し異例の弦楽四重奏曲として知られています。

ちょうど父親代わりとなった甥のカールに悩まされ、苦労が絶えなかった時期に作曲しましたが、そんな私生活とは裏腹に安定感のある作品となっています。

弦楽四重奏曲第2番 ト長調「挨拶する(Komplimentier)」Op.18-2Ludwig van Beethoven

この弦楽四重奏曲第2番ト長調”挨拶”, Op. 18-2は、なぜにそんな通称が?

とベートーベン初心者を惑わせる意表のタイトル。

Komplimentierという通称も、現地ですでについているもので、最初の第1楽章第1主題が、挨拶をしている感じだから……がその理由といわれています。

1800年の作品ですが、途中にギューンと入ってくる弦の音など、たしかに挨拶のように……聴こえてきませんか?

祝賀のメヌエットAllegretto (Gratulations-Menuett) for Orchestra, WoO 3Ludwig van Beethoven

ベートーベンの楽曲のうち、隠れ楽曲のなかでは、非常にファンも多く、また、結婚式などでも使われているので知る人も多いのが、「祝賀のメヌエット」です。

1822年の作品です。

かなり実用的な曲として、メヌエット形式で作成されていることもあり、はずむような音楽も魅力です。

同時代には真贋の分かれる作品も多いのですが、こちらは真作だといわれています。

ベートーヴェンメドレーLudwig van Beethoven

【作業用BGM】 ベートーヴェン 名曲ピアノ13曲
ベートーヴェンメドレーLudwig van Beethoven

日本では「楽聖」とも呼ばれるベートーヴェンが残した素晴らしい楽曲がメドレーになっています。

その音楽性は古典派音楽の集大成でありながらロマン派音楽の先駆けともなっており、当時多くの作曲家に影響を与えました。

「うつろな心」による6つの変奏曲 WoO.70Ludwig van Beethoven

PTNA2013コンペ全国決勝/D級 金賞 渡邊さくら ベートーヴェン:6つの変奏曲 WoO.70より
「うつろな心」による6つの変奏曲 WoO.70Ludwig van Beethoven

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの『「うつろな心」による6つの変奏曲 WoO.70』は、苦悩の中にあったベートーヴェンが作り上げた作品。

イタリアのオペラ作曲家ジョヴァンニ・パイジエッロの作品を変奏曲にしたもので、あの有名な「ハイリゲンシュタットの遺書」が書かれた1802年10月の2週間後に出版されています。

変奏曲は、表現やテクニック、暗譜など、さまざまな要素で苦戦しやすい形式ですが、親しみやすいメロディが耳を心地よくくすぐるこの作品なら、はじめて変奏曲にチャレンジするお子さんでも挑戦しやすいはずです。