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【ベートーヴェン】名曲、代表曲をピックアップ!

古典派からロマン派への橋渡しとして、革新的な音楽を作りあげ後世に大きな影響を残した、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。

彼の音楽は情熱的でありながら美しい旋律も多く、物事を突き詰めていくような本質的な深さも感じられます。

『運命』や『エリーゼのために』など、誰もが一度は聴いたことがある名曲も多く存在しますね。

本記事では、そんなベートーヴェンの名曲、代表曲をピックアップしました。

偉大な音楽家の一人によるベートーヴェンの音楽に、ぜひ浸ってみてはいかがでしょうか?

【ベートーヴェン】名曲、代表曲をピックアップ!(1〜10)

交響曲第9番 ニ短調 作品125 合唱付きLudwig van Beethoven

ベートーヴェンが晩年に作曲した交響曲第9番は、音楽史上最も有名な作品の一つです。

「第九」という名称で知られていますね。

全4楽章からなる本作の中でも、第4楽章で歌われる「歓喜の歌」は圧巻。

この歌の部分だけを聴いたことがある方も多いのではないでしょうか?

シラーの詩に基づく歌詞は、人類愛と調和を讃える普遍的なメッセージを持ち、今もなお多くの人々の心を打ちます。

1824年5月、ウィーンでの初演時には既に聴力を失っていたベートーヴェン。

それでも彼の音楽への情熱は衰えることなく、この傑作を生み出し、現在でも愛され続けています。

ピアノソナタ「熱情」第23番 ヘ短調 作品57Ludwig van Beethoven

KEMPFF, Beethoven Piano Sonata No.23 in F minor, op.57 “Appassionata”
ピアノソナタ「熱情」第23番 ヘ短調 作品57Ludwig van Beethoven

ベートーヴェンの3大ピアノソナタの一曲と言われるほどの、大曲で、ベートーヴェンのピアノソナタの最高傑作とも言われています。

タイトル通り、初めから終わりまで、全て情熱的で、メラメラと燃え上がる炎を想像させるような曲です。

ピアノソナタ「ハンマークラヴィーア」第29番 変ロ長調 作品106Ludwig van Beethoven

ベートーヴェンの晩年の代表作であるピアノソナタ『ハンマークラヴィーア』は、ピアノ音楽の可能性を大きく広げた傑作。

全4楽章からなる本作は、技術的難易度の高さと音楽的深さで知られています。

とくに第3楽章は、ベートーヴェンの内面的な葛藤や孤独感を反映した瞑想的な世界を描き出しています。

1818年に完成し、各楽章で異なる音色や表現が追求されており、当時のピアノの進化を反映していますね。

ピアノ音楽を深く味わいたい方にぜひオススメしたい1曲です。

【ベートーヴェン】名曲、代表曲をピックアップ!(11〜20)

ピアノソナタ「悲愴」第8番 ハ短調 作品13Ludwig van Beethoven

『悲愴』というタイトルは、ベートーヴェンが付けました。

タイトルの通り悲壮感漂う曲調です。

ベートーヴェンの3大ピアノソナタの1曲で、とくに美しいメロディが印象的な第2楽章はさまざまな場面で使われており、とても有名です。

ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61Ludwig van Beethoven

Beethoven: Violin Concerto in D Major, op. 61 | Sir Simon Rattle and Veronika Eberle
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61Ludwig van Beethoven

ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲で、メンデルスゾーンの作品64、ブラームスの作品77の作品とともに「三大ヴァイオリン協奏曲」とも賞されています。

のびのびとした美しいメロディが印象的で、気品あふれる作品です。

交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」Ludwig van Beethoven

交響曲 第3番 変ホ長調「英雄」作品55 ベートーヴェン
交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」Ludwig van Beethoven

別名『エロイカ』とも呼ばれる交響曲です。

ナポレオンに捧げるために書いていましたが、ナポレオンが皇帝に即位したことを知り「彼もまた俗人であったか」と激怒し、献呈辞が書かれた表紙を破り、楽譜を床に叩き付けたという説があります。

4楽章から成り、全体的に壮大なスケールを感じさせる、ベートーヴェンの交響曲の中でも画期的な作品です。

ピアノソナタ「テンペスト」第17番 ニ短調 作品31の2Ludwig van Beethoven

1802年に作曲されたこちらのピアノソナタは、彼の創作活動の新たな方向性を示す革新的な作品となりました。

3つの楽章からなり、静かな導入から激しい感情の爆発へと移り変わる第1楽章、深い悲しみと内省を象徴する第2楽章、そして躍動感あふれる第3楽章と、聴く者の心を揺さぶります。

ベートーヴェンが直面していた聴力の衰えや、周囲との葛藤が反映されているようにも感じられる本作。

自然の力や人間の感情の奥深さを表現した、まさに彼の代表作と呼ぶにふさわしい1曲です。