【ベートーヴェン】名曲、代表曲をピックアップ!
古典派からロマン派への橋渡しとして、革新的な音楽を作りあげ後世に大きな影響を残した、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。
彼の音楽は情熱的でありながら美しい旋律も多く、物事を突き詰めていくような本質的な深さも感じられます。
『運命』や『エリーゼのために』など、誰もが一度は聴いたことがある名曲も多く存在しますね。
本記事では、そんなベートーヴェンの名曲、代表曲をピックアップしました。
偉大な音楽家の一人によるベートーヴェンの音楽に、ぜひ浸ってみてはいかがでしょうか?
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【ベートーヴェン】名曲、代表曲をピックアップ!(41〜50)
ピアノソナタ第1番 作品2-1 第4楽章Ludwig van Beethoven

力強く情熱的な演奏が魅力の一曲です。
2分の2拍子のプレスティッシモ(非常に速く)で書かれ、三連音符の分散和音と和音の刻みが織りなす躍動感があふれる展開が聴く人の心をつかみます。
ピアノとフォルテの強弱の対比が効果的に使われ、オクターヴの順次下降が印象的な副次主題も、会場全体を引き込む魅力に満ちています。
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンは1796年にウィーンのArtaria社からこの作品を出版し、師であるフランツ・ヨーゼフ・ハイドンに献呈しました。
テクニックに自信のある方にぴったりの、聴衆を魅了できる演奏会向けのレパートリーとしておすすめです。
交響曲 第9番 ニ短調 Op.125「合唱付き」第4楽章より「歓喜の歌」Ludwig van Beethoven

壮大なオーケストラと合唱が織りなす不朽の名作。
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが、失われた聴力と闘いながら約9年の歳月をかけて完成させました。
1824年5月の初演では、聴衆から熱狂的な拍手が送られたものの、すでに耳の聴こえないベートーヴェンには気づかず、歌手に振り向かされて初めて観客の歓声を知ったという感動的なエピソードが残されています。
日本では年末に全国各地で演奏されることでも知られる本作は、人生の別れを悲しみだけでなく、それまでの道のりへの感謝と希望を込めて送り出したい、そんな心に響く1曲です。
Musik zu einem Ritterballett (Music for a ballet of knghts) WoO 1Ludwig van Beethoven

騎士バレエのための音楽WoO1は、軍隊音楽系らしくピッコロ、クラリネット、ホルン、トランペット、弦楽器の編成で最後まで続き、かつ、フルートが全くないあたりが、当時のヒトラー時代などに続くドイツらしい硬さをあらわしているのかもしれない1曲です。
No. 4 Wo die Unschuld Blumen streue(Op. 117) 女声合唱「無垢の花が撒かれる所」Ludwig van Beethoven

合唱曲を数曲ご紹介していますが、こちらの無垢の花が撒かれる所は、ベートーベンの中でも女性合唱曲になります。
シュテファン王 作品117の中の第4曲です。
実は隠れ名曲が多いといわれるシュテファン王。
こちらもさすがの「ベートーベンなのに可憐でかわいらしい響きすらある」作品。
「シュパンツィクはならず者だ」(Schuppanzigh ist ein Lump)Lob auf den Dicken, WoO 100()Ludwig van Beethoven

硬いイメージで思われているベートーベン、ですがこのセキララなまでの心の叫びは、オーストリアのヴァイオリニストでベートーヴェンの師であり、友人でもあるシュパンツィク本人のために作曲し、シュパンツィク本人に献呈されたコーラス曲です。
ピアノソナタ第12番 変イ長調 作品26Ludwig van Beethoven

ピアノソナタ第12番は、「葬送」の通称で親しまれています。
第3楽章は管弦楽や吹奏楽などに編曲されており、要人の葬儀で演奏される機会も多々あります。
尊敬の感じられる、美しいメローディーは、人々を共感させるものがあります。
ピアノソナタ第25番 ト長調 作品79Ludwig van Beethoven

メロディーのモチーフがかっこうの鳴き声に似ていることから「かっこう」と呼ばれることもある曲です。
愛らしく軽快で、親しみやすい曲となっています。
ベートーヴェンのピアノソナタとしては短く小品で、難易度も低い作品です。
交響曲第10番のための断片「アンダンテ」Ludwig van Beethoven

交響曲第10番といえば、それは多くの中高年には「未完成交響曲」として学校などで習ってきたもの。
それをベートーベン研究家のバリークーパー博士が、その断片(スケッチ)を補完して1988年にリリースに至ったことで、世界が熱狂しました。
そのときのバリークーパー博士の断片をふくめた「アンダンテ」をどうぞ。
ピアノソナタ 第14番 嬰ハ短調 Op.27-2「月光」第3楽章Ludwig van Beethoven

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの代表作として知られる『ピアノソナタ第14番』通称『月光』。
第3楽章は激情と緊張感に満ちた音楽で、非常に速いテンポと劇的な展開が特徴です。
1801年に作曲された本作は、ベートーヴェンがピアノソナタの形式を革新した作品として高く評価されています。
火花を散らすように駆け上がっていく冒頭のアルペジオは、しびれるようなかっこよさ!
一度聴いたら、脳裏に焼き付いて離れません。
技術的にも演奏者に高い能力を要求しますが、その激しいエネルギーが聴く者を圧倒します。
クラシック音楽のなかでも人気が高く、多くの人々に愛されている1曲です。
トルコ行進曲Ludwig van Beethoven

ピアノの小品の1曲として、有名な「トルコ行進曲」ですが、もともとは序曲「アテネの廃墟」の中の1曲でした。
軍隊が更新する様子が容易に目に浮かぶ2拍子の曲で、子どもたちにも大人気のピアノ曲です。
思わず足踏みしてしまう、楽しい曲です。
【ベートーヴェン】名曲、代表曲をピックアップ!(51〜60)
交響曲第3番「英雄」Ludwig van Beethoven

『英雄』の名でよく知られているベートーヴェンの『交響曲第3番』は、1804年に完成された交響曲です。
フランス革命後の世界情勢の中、ベートーヴェンのナポレオンへの共感から、彼をたたえる曲として作曲されました。
交響曲が貴族のサロンなどで特権階級に向かって演奏される曲から、街中のコンサート会場で大衆に向かって演奏される曲になった革命的な作品であり、器楽音楽による表現の可能性を大きく広げた画期的大作です。
月光Ludwig van Beethoven

ドビュッシーの「月光」とは違った印象になっています。
こちらは月が煌々としているというより、雲のあいだから出てくる月が、徐々にその光を放ち始めるといった印象が近いかもしれません。
細かな描写がベートーベンらしいなと思います。
ピアノソナタ第20番 作品49-2 第1楽章Ludwig van Beethoven

クラシック音楽の歴史に輝く作曲家、ベートーヴェンが手掛けた作品。
シンプルな曲調ながらも、芸術性の高さを感じさせる1曲です。
1795年頃に作られたこの楽曲はピアノ初心者向けの教材として書かれたそうですが、その内容は格調高く、音楽表現の奥深さを感じさせます。
冒頭の主和音から始まり、軽快な8分音符の連なりが印象的。
中間部では転調を重ね、音楽に深みを与えています。
ピアノ学習者はもちろん、クラシック音楽ファンにもオススメの1曲。
ベートーヴェンの才能が光る心地よい旋律を、ぜひ発表会で演奏してみてはいかがでしょうか?
ピアノソナタ第8番『悲愴』第2楽章Ludwig van Beethoven

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが1798年頃に作曲したこちらの曲。
1799年にウィーンのエーダー社から出版され、彼の初期の代表作として広く知られています。
3楽章から成り、荘重な序奏に続く劇的な展開、叙情的な美しい旋律、活発なロンド形式と、多彩な表情が凝縮されています。
そのなかの第2楽章は、美しい旋律で多くの人々に親しまれ、テレビや映画などでも頻繁に使用されているため、聴いたことがある方も多いのではないでしょうか?
卒業式のBGMにもピッタリな1曲。
感動的な旋律が、人生の節目を彩る大切な瞬間を、より印象深いものにしてくれますよ。
交響曲第9番 ニ短調 作品125Ludwig van Beethoven


料金はそのままで通信容量が増えるというお得な新プランの紹介をする、定番のUQUEENシリーズのCMです。
大きなケーキを持った松田龍平さんがつまずいてしまい、宙を舞ったケーキを満島ひかりさんが見事にキャッチするという展開。
BGMに流れるベートーヴェンの『交響曲第9番 ニ短調 作品125』も相まって、なんだかとても壮大なCMに仕上がっていますね。
ちなみにこの曲は「第九」の愛称で親しまれ、年末になるとよく演奏される定番曲の一つです。
ピアノ・ソナタ第20番 ト長調Ludwig van Beethoven

クラシック音楽の巨匠ベートーヴェンが、初心者向けに作曲したピアノ曲をご紹介します。
1795年頃に書かれた本作は、初版は「2つのやさしいソナタ(Deux Sonates Faciles)」とあり、2楽章構成の短くて親しみやすい曲調が特徴です。
第1楽章は堂々とした主和音と3連符の動機、第2楽章は優雅なメヌエットのような旋律が印象的です。
演奏が比較的容易でありながら、ベートーヴェンの作曲技法や美的感覚を感じられる点が魅力です。
ピアノを始めたばかりの方や、クラシック音楽に興味を持ち始めた方におすすめの1曲です。
明るく温かな雰囲気で、発表会でも聴衆を魅了することでしょう。
ヴァイオリンソナタ第9番 イ長調 作品47「クロイツェル・ソナタ」Ludwig van Beethoven

情熱と革新を感じるヴァイオリンソナタをお探しですか?
ベートーヴェンが1803年5月に初演したこの楽曲は、ヴァイオリンとピアノが対等に競い合う新たな音楽の境地を開きました。
若きベートーヴェンが聴力を失い始めた頃に生まれた本作は、技術的な挑戦と深い感情表現が見事に融合しています。
当初はジョージ・ブリッジタワーに贈られる予定でしたが、ジョージとの対立から献辞が変更されたというエピソードも興味深いですね。
古典派からロマン派への橋渡しを体感したい方におすすめです。
新年おめでとう WoO 165Ludwig van Beethoven

新年を祝う心温まる旋律が印象的な、ベートーヴェンさんによる短いカノン作品。
わずか30秒ほどの演奏時間ですが、4声が次々と追いかけるように「新年おめでとう」という言葉を歌い上げる構成が、新年の喜びと希望を見事に表現しています。
1815年に完成したこの曲は、ベートーヴェンさんが友人への新年の挨拶として贈ったものだそうです。
カントゥス・ノヴス・ウィーンなどによる『カノンと音楽の冗談』というアルバムに収録されており、ベートーヴェンさんの知られざる一面を楽しめます。
新年を迎えるときや、大切な人に新年の挨拶をする際のBGMとしておすすめ。
ベートーヴェンさんの人間味溢れる魅力を感じられる一曲です。
ピアノソナタ第14番「月光ソナタ」Ludwig van Beethoven

ベートーヴェンが1801年に作曲した、ピアノソナタの名曲。
彼のピアノの弟子であり、恋心を抱いた女性ジュリエッタ・グイチャルディに献呈されました。
身分の違いから恋愛を発展させることはできず、グイチャルディはほかの男性と結婚してベートーヴェンのもとを去っていきました。
叶わないとわかっている恋心と、月光に照らされた湖面を連想させる美しい旋律が、見事に融合していますね。
日本では現在でも映画やテレビでよく使用されています。
月の綺麗な夜に、静かに聴いていただきたい1曲です。
運命Ludwig van Beethoven

正確には、交響曲第5番 ハ短調 作品67であります。
それまでの音楽家は宮廷や貴族に雇われ・主従関係の中で音楽活動を行っていたが、ベートーベンは音楽家い=芸術家という表明をし、決して独立の気概を捨てなかったようです。
しかも、聴覚障害を持ちながら多くの名曲を作っていきました。