クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演
「クラシックピアノ、興味はあるけど何から聴けばいいんだろう?」ひとくちにクラシックピアノといっても、時代や様式、作曲家によってぜんぜんちがうし、好みもさまざまですよね。
そんなあなたに贈る入門編がこの特集。
古今東西の名曲、人気曲を幅広く網羅していますので、きっとお好きな一曲に出会えると思います。
お気に入りができたら、同じ作曲家や同時代に作られた曲を聴き比べてみるのも楽しいですよ。
クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演(31〜40)
村の居酒屋での踊りFranz Liszt

高らかな声、踊り子たちの優雅な舞、酒を片手に語り合う村人たちの様子が目に浮かぶような軽快なリズムから始まるこの曲は、リストの隠れた名曲だと言っても過言ではない。
ドラマ「のだめカンタービレ」でも実は起用されており、一度耳にした方も多い方と思いますが、ぜひフルで聴いてみてほしいそんな一曲です。
エチュード 作品10の4Frederic Chopin

エチュードの中では特に表題などが記されていないこの曲だがその知名度は圧倒的で、音大の課題曲にもよく使用されている名曲である。
ドラマ「のだめカンタービレ」においても使用されその知名度はさらに広く知れ渡っただろう。
さらに最近ではリズムゲームである「太鼓の達人」にまで収録されている。
エチュードの中でも演奏が特に困難とされ、その速く情熱的なメロディーはとにかく圧巻の一言。
ポロネーズ第3番 「軍隊ポロネーズ」Frederic Chopin

ショパンのポロネーズといえば真っ先に挙がってくるのがこの英雄である。
長い前奏の後にまるで英雄の到着を告げるかのような壮大で煌びやかな待ち構えているこの曲は、クラシック好きでない方でも一度は耳にしたことがあるであろう。
聴いての通りその演奏には高度な技術と表現力が求められ、まさに英雄さながらである。
ワルツ作品64の2Frederic Chopin

子犬のワルツとは対照的に、暗重い雰囲気が印象的なワルツ。
しかし暗さの中にも優雅さが見え隠れしており、個人的な感想ではノクターンに近いそんな雰囲気さえ覚える幻想的な曲である。
演奏にそこまで高い技術を要しないことから演奏の場においても度々使われる名曲でもある。
即興曲第3番 作品51Frederic Chopin

ウラディーミル・ダヴィドヴィチ・アシュケナージは、指揮者としても知られるロシアのピアニストです。
現在はアイスランドの国籍を持ち、スイスに在住しています。
ショパンの即興曲第3番の演奏です。
軽やかな指の運びが見ていて心地いいですね。
平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番 ハ長調J.S.Bach

バッハは17世紀ドイツの作曲家です。
音楽一家であるため、もっとも有名なバッハは「J.S.バッハ」あるいは「大バッハ」と呼ばれます。
大バッハは作曲技法自体を創造・開拓した大作曲家で、「平均律クラヴィア曲集」は、どの曲も常にプレリュードとフーガがセットとなっています。
亡き王女のためのパヴァーヌMaurice Ravel

神聖ローマ帝国の皇帝に嫁ぎ、21歳の若さで亡くなった17世紀のスペイン王女マルガリータ。
その肖像画をルーヴル美術館で見てインスピレーションを得たラヴェルが作曲したのが『亡き王女のためのパヴァーヌ』です。
王女をしのんで書いたものと思われがちですが、正しくは王女が子供だった頃に踊っていたようなイメージの曲だそうです。
ラヴェル本人はこの曲を「貧弱」だと言っていたそうですが、作曲当時からの人気曲です。