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クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演

「クラシックピアノ、興味はあるけど何から聴けばいいんだろう?」ひとくちにクラシックピアノといっても、時代や様式、作曲家によってぜんぜんちがうし、好みもさまざまですよね。

そんなあなたに贈る入門編がこの特集。

古今東西の名曲、人気曲を幅広く網羅していますので、きっとお好きな一曲に出会えると思います。

お気に入りができたら、同じ作曲家や同時代に作られた曲を聴き比べてみるのも楽しいですよ。

クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演(26〜30)

生まれたばかりの王女のためのパヴァーヌCharles-Henry

シャルル=アンリ / 生まれたばかりの王女のためのパヴァーヌ
生まれたばかりの王女のためのパヴァーヌCharles-Henry

優雅で穏やかな旋律が特徴の本作は、新たな生命の誕生を祝福する喜びと希望に満ちています。

約1分25秒という短い演奏時間の中に、繊細なタッチと表現力が要求される楽曲です。

フレージングやダイナミクスの微妙な変化を通じて、曲の持つ優雅さや喜びを表現することが演奏のポイントです。

ピアノ教育の現場でも取り上げられることがある本作は、表現力を養いたい方や、リサイタルのアンコールピースを探している方におすすめです。

2023年5月には、パリのコンセルヴァトワールでこの曲を含むコンサートが開催され、聴衆を魅了しました。

パガニーニによる大練習曲第6番「主題と変奏」Franz Liszt

曲の冒頭で始まる旋律を主題に、ころころと様子を変えながら展開していくこの曲はあまりの有名さに名前は聴いたことないが聴いたことがあるという人も多いのではないだろうか。

元はヴァイオリンの超難曲であったが、それをリストがピアノにその演奏技術の難しさまでも再現した変奏曲である。

トッカータSergei Prokofiev

Vladimir Horowitz – Prokofiev Toccata D minor
トッカータSergei Prokofiev

ロシアの作曲家で、現代的な厳格なものと、従来のクラシック音楽、またロシア的なものとヨーロッパ風のものなどが入り混じった独特の音楽を生み出しました。

「トッカータ」はなかなか独特な音楽ながら、多くのピアニストが自身のレパートリーに加えている人気曲です。

3つのジムノペディErik Satie

ハイドン以降の古典派およびロマン派の音楽は、長調および短調に属し、ある一点に向かって劇的に進行するものが常でした。

この流れを変えるきっかけとなる最初の音楽がフランスから登場、きっかけはサティのこの曲でした。

クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演(31〜35)

版画より 雨の庭Claude Debussy

ドビュッシー 「版画」より雨の庭/Debussy Jardins sous la Pluie(Estampes)
版画より 雨の庭Claude Debussy

力強いながらも情緒的な旋律が続くこの曲は名前の通り雨の降る庭を連想さえ、終盤にまるで今までの雨が嘘のように晴れ渡る。

そんな印象さえうける。

とても幻想的なこの曲はドビュッシーの版画とよばれる作品集の中におさめられており、この他の曲もとても幻想的で素晴らしい曲なので。

ぜひとも一緒に聴いていただきたい。