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クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演

「クラシックピアノ、興味はあるけど何から聴けばいいんだろう?」ひとくちにクラシックピアノといっても、時代や様式、作曲家によってぜんぜんちがうし、好みもさまざまですよね。

そんなあなたに贈る入門編がこの特集。

古今東西の名曲、人気曲を幅広く網羅していますので、きっとお好きな一曲に出会えると思います。

お気に入りができたら、同じ作曲家や同時代に作られた曲を聴き比べてみるのも楽しいですよ。

クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演(51〜60)

ピアノソナタ 第11番 イ長調 作品311 第3楽章「トルコ行進曲」Wolfgang Amadeus Mozart

ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトの『トルコ行進曲』は、実は『ピアノソナタ 第11番』の第3楽章。

この楽章だけがあまりに有名なため、ピアノソナタとしてではなく、単独で演奏されることも多い作品です。

『トルコ行進曲』といえば、同タイトルのベートーヴェンの作品も有名ですが、モーツァルトの作品の方がテクニックや弾ききる体力が必要なため、難易度は高めです。

しかし、弾き終わったときには、大きな達成感が得られるはず!

名曲をかっこよく弾きこなして、発表会で日頃の成果を思いきり発揮しましょう!

ピアノソナタAlban Berg

シェーンベルクを頂点として、その弟子のベルクとヴェーベルンの3人を指して「新ウィーン楽派」と呼びます。

3人の中ではもっとも調音楽に近い曲を書いたのが、ベルクです。

大変な名曲である「ピアノソナタ」は、彼が生前に発表した唯一のピアノ曲です。

焔に向かってAlexandre Scriabine

スクリャービン/詩曲「焔に向かって」,Op.72/pf:Andrei Korobeinikov
焔に向かってAlexandre Scriabine

機能和声からの崩壊または拡張の起こった時代には、個性的な音楽がたくさん生まれました。

「神秘和声」といわれた独特の和声音楽を作ったスクリャービンも、そのひとりです。

「焔に向かって」は、ほぼ全曲が神秘和声で彩られています。

ピアノのための変奏曲Anton Webern

Webern Variations for piano・・・・・Yumiko Segawa
ピアノのための変奏曲Anton Webern

新ウィーン楽派の中で、もっとも厳格な書法で作曲をおこなったのがヴェーベルンです。

彼は12音列技法の書法をさらに厳格にしていき、そして次の現代音楽の主流となるトータルセリーの源流となりました。

この曲も、セリー音楽のルーツとして大変に有名なものです。

5つのピアノ曲Arnold Schönberg

G. Gould – Five Piano Pieces, Op. 23 (A. Schoenberg)
5つのピアノ曲Arnold Schönberg

長く続いた西洋の調音楽を解体した最初のひとりと言われるのが、ドイツのシェーンベルクです(ハウアーという説もあります)彼は無調音楽から、12個ある音をすべて均質に扱う12音音楽までを作りました。

この曲は無調から12音への橋渡しになった有名な曲です。

ピアノ・ソナタBartók Béla

バルトーク/ピアノ・ソナタ 全楽章 ,2009コンペティション特級銀賞
ピアノ・ソナタBartók Béla

バルトークは地域の民謡を深く研究し、それを音楽に反映させて新たな音楽書法を開拓した作曲家でした。

「ピアノ・ソナタ」は、彼の書いたピアノ曲では比較的クラシックの伝統に基づいた曲です。

それでもホール・トーンなどの独特の音階が登場し、いかにもバルトーク的な音楽です。

「動物の謝肉祭」より 『白鳥』Camille Saint-Saëns

動物の謝肉祭-第13曲 『白鳥』-第14曲 『終曲』 / サン=サーンス (Le Carnaval des Animaux / C.Saint-Saens)
「動物の謝肉祭」より 『白鳥』Camille Saint-Saëns

サン=サーンスは、後期ロマン派に位置するフランスの作曲家です。

13歳でパリ音楽院に入学してしまうほどの早熟の天才でした。

「動物の謝肉祭」はオーケストラや室内楽アンサンブルで演奏される事が多いですが、ピアノ演奏の場合は連弾が多いです。