「クラシックピアノ、興味はあるけど何から聴けばいいんだろう?」ひとくちにクラシックピアノといっても、時代や様式、作曲家によってぜんぜんちがうし、好みもさまざまですよね。
そんなあなたに贈る入門編がこの特集。
古今東西の名曲、人気曲を幅広く網羅していますので、きっとお好きな一曲に出会えると思います。
お気に入りができたら、同じ作曲家や同時代に作られた曲を聴き比べてみるのも楽しいですよ。
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クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演(1〜10)
4つの即興曲作品90Franz Schubert

ベートーベンが作曲技法の形式の整備をおこなった後に、ロマン派の時代が訪れます。
ロマン派初期の作曲家・シューベルトをロマン派の幕開けだという人もいます。
形式以上に、個人の感情を重んじた曲として、即興曲をあげることができます。
パガニーニによる大練習曲第3番「ラ・カンパネラ」Franz Liszt

Franz Liszt、リストはショパンと並ぶ有名なピアニストですね。
小柄なショパンとは反対で、リストは長身で手もとても大きかったようです。
その手の大きさがぞんぶんに発揮されている『パガニーニによる大練習曲第3番「ラ・カンパネラ」』。
鐘の音を、親指と小指の連打で表現された、素晴らしい曲です。
さすがリストですね。
大きな手はピアニストの宝物でしょう。
トルコ行進曲Wolfgang Amadeus Mozart

4歳でピアノの即興演奏を行い、5歳では作曲と演奏に異常なほどの才能を発揮したというモーツァルトは、天才ピアニストの系譜の最初のひとりではないでしょうか。
「トルコ行進曲」は、ピアノ・ソナタ第11番の第3楽章です。
愛の夢 第三番Franz Liszt

フィギュアスケートで浅田真央選手が使用したことでも有名なこの曲は、どこか幻想的で、かつ儚げな愛を連想させられる。
またリストといえば高速かつ高難易度な旋律が並ぶイメージではあるが、この曲にもゆったりとした雰囲気の中にもそのリストらしさが詰められている。
エチュード作品10の12「革命」Frederic Chopin

『エチュード作品10の12「革命」』激しいはじまりから、いっきに駆け抜けてゆく音の嵐は、まさしく「革命」というタイトルにふさわしい。
小柄なFrederic Chopin、ショパンは手が小さいことを武器にして、細かく速い曲を得意としていました。
圧倒されるかっこいい曲です。
ぜひ聴いてみて下さいね。
子供の情景作品15より「トロイメライ」Robert Schumann

19世紀ドイツのロマン派を代表する作曲家、ロベルト・シューマン。
1838年に書かれた珠玉のピアノ小品集『子供の情景』は、大人の視点から子供時代を振り返る作品です。
第7曲として知られる本作は、忘れがたいメロディと特徴的なハーモニーが魅力。
夢見心地の雰囲気が、子供時代の無邪気さや脆弱性を見事に表現しています。
シューマンの詩的な感性が光る2分59秒の小品は、ピアノ音楽の名曲として、今なお多くの人々に愛され続けています。
穏やかな音色に癒されたい方におすすめの一曲です。
献呈Robert Schumann/Franz Liszt

シューマンの『献呈』をフランツ・リストがアレンジされた曲です。
華やかで美しい曲ですね。
愛らしさとかわいらしさも備え、春のあたたかさを感じられる『献呈』。
リストの曲の中では、優しくおだやかなものではないでしょうか。
いつ聴いても優雅な気持ちになりますよ。
貴族になった気分で聴いて下さいね。
ピアノソナタ第14番「月光」Ludwig van Beethoven

3楽章からなるソナタで特に第一楽章は月光の名で有名な曲。
フィギュアスケート界においてもこの曲を取り入れる選手も多く聴き覚えのある方も多いだろう。
甘美で優雅な月光を連想させる第一楽章とは対照的に第三楽章では速く情熱的なメロディーがピアノから叩き出される。
月の光Claude Debussy

ドビュッシーの最高傑作の一つである「月の光」。
幻想的な夜に月がある情景が浮かんできそうなこの曲ですが、ドビュッシー自身は、フランスの詩人ヴェルレーヌの詩集「雅(みやび)なうたげ」に収められた「月の光」をイメージして作曲したそうです。
バラード 第1番Frederic Chopin

私がもしショパンの最も優れた名曲は、と問われれば迷わずこの曲を紹介するだろう。
フィギュアスケートではあの浅田真央選手がこの曲を使用したことによりその名が一気に広まる事となった名曲でもある。
ショパンらしさを象徴する一曲で、この曲を聴くだけでショパンの人間性がわかってしまいそうな、そんなバラードである。
クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演(11〜20)
ヴォカリーズSergei Rachmaninov

ラフマニノフ作曲の『ヴォカリーズ』は、曲名を知らなくても一度は聴いたことがあるのではないでしょうか。
どこまでも美しく、透明感あふれる旋律。
まるで天国にいるような錯覚になります。
ピアノ曲ですが、アカペラで歌われることも多い作品です。
心が癒される素晴らしい曲、ぜひ聴いてみてくださいね。
無言歌「春の歌」Felix Mendelssohn

19世紀のモーツァルトと呼ばれるほどの早熟な才能を発揮したのがメンデルスゾーンです。
「真夏の夜の夢」が有名ですが、風景を音楽に移しかえるような作品が多いです。
「無言歌」は、彼のピアノ曲の中では飛び抜けて有名な曲集です。
エチュード 作品10の3「別れの曲」Frederic Chopin

エチュード(練習曲)の全作品の中でも特に有名で広く愛されている曲の一つ。
CMやメディアでも広く取り扱われる機会が多く、ショパンの名曲といえば必ず名前の挙がってくる名曲中の名曲。
前半の甘い旋律は特に有名であるが、中盤には対照的に情熱的な旋律があり、どこか別れに対し感情的になっているかのような印象を受けることができる。
幻想即興曲嬰ハ短調作品66Frederic Chopin

ピアノクラシック曲で最も有名な曲といえばもしかしたらこの曲かもしれない。
簡単な3部構成になっているこの曲だが、前半と後半の高速なメロディーばかり有名な気がするのが残念でならない。
中盤の甘美な音色にこそショパンらしさが詰まっており、一曲を通して聴くことでその幻想的な旋律に心を打たれるだろう。
ノクターン第2番Frederic Chopin

夜想曲という意味を持つノクターンはショパンを語る上で欠かすことのできない要素であり、特にこの曲はとても情緒的で神秘的な曲である。
おそらくショパンのノクターンの中では最も有名な作品であり、寝る前にこの曲を聴けば気分はまるでお姫様気分に。
ワルツ作品64の1「子犬のワルツ」Frederic Chopin

ショパンの恋人が飼っていた子犬が自分の尻尾を追ってくるくると回る様子を描いたともいわれているこのワルツ。
くるくるというよりは聴いた感想としてはコロコロを旋律が転がっていくかのような軽やかさがあり、どこか優雅な宮廷でのひと時を思わせる、そんな気分に浸れる曲である。
前奏曲「雨だれ」Frederic Chopin

美しいはじまりが印象的な曲『前奏曲「雨だれ」』はショパンの曲。
しとしと降る雨のしずくが聴こえてきそうな、シットリと落ち着いた曲です。
ロマンティックで心に優しく寄り添ってくれる印象は、ロマン派のショパンならではですね。
雨の午後にオススメの曲です。
ワルツ15番「愛のワルツ」Johannes Brahms

ブラームスの『ワルツ15番「愛のワルツ」』。
子どもの曲集でもおなじみです。
親しみやすく愛らしいメロディーで、ピアノとバイオリンでもよく演奏されていますね。
簡単で短い旋律を、アレンジしながら繰り返されています。
そこが聴きやすく、魅力でもありますね。
子どもから大人まで楽しめる、優しいワルツです。
ピアノソナタ第8番「悲愴」Ludwig van Beethoven

月光、熱情、そしてこの悲愴ソナタは三大ピアノソナタと呼ばれベートーヴェンの名曲中の名曲である。
曲名にもなっているように曲の始めから悲壮感あふれるメロディーがあふれ出てくる曲であり、時折現れる激情的なパッセージがさらに悲壮感を際立たせている。
第二楽章はテレビCMなどでもよく起用されており聴き覚えのある方も多いのでは。
ラプソディー・イン・ブルーGeorge Gershwin

ガーシュウインといえば、この曲。
『ラプソディー・イン・ブルー』ではないでしょうか。
ドラマ「のだめカンタービレ」エンディングテーマとしても、有名になりましたね。
オーケストラでジャズの要素をふんだんに表現した、カッコイイ曲です。
それぞれの楽器が入れ替わりながら、個性あふれる演奏で楽しませてくれます。
とてもオススメの曲、ぜひ聴いてみて下さいね。
クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演(21〜30)
夢Claude Debussy

ここで紹介するのは、クロード・ドビュッシーが1890年に手がけた、まるで夢の中を漂うような美しいピアノ小品です。
優しく甘美な旋律とアルペジオが織りなす幻想的な雰囲気が特徴で、聴く人を心地よいまどろみへと誘いますね!
静かに目を閉じれば、夏の日の木陰で微睡むような、涼やかで穏やかな情景が目に浮かぶことでしょう。
本作は後にラリー・クリントンによって歌詞がつけられ、「My Reverie」として1938年にヒットし、ビング・クロスビーらにも歌われました。
夏の暑さを忘れさせてくれる、そんな音楽体験を求める方や、穏やかな気分に浸りたい時に聴いてみると、きっとすてきな時間が過ごせるのでおすすめです!
エチュード作品25の11 「木枯らし」Frederic Chopin

ピアニストならだれもが憧れ、そして避けて通る事のできない名曲。
それがこの木枯らしのエチュードである。
嵐の前の静けさを連想させる冒頭の主題から、一気にうなり吹き荒れる木枯らしのような速く激情的なメロディーが流れ出てくる。
ポロネーズ第6番 「英雄ポロネーズ」Frederic Chopin

マズルカと並びポーランドを象徴する舞踏歌曲の一種である。
軍隊の行進を連想させる熱いメロディーは誰しも一度聴けばその雄大さから勇ましい気持ちになれるだろう。
出勤や通学の際にこの曲を聴けば、朝の憂鬱(ゆううつ)な気持ちもおさらばできそうな、そんな名曲です。
夜のガスパール第3「スカルボ」Maurice Ravel

悪魔、悪戯好きな妖精などの意味を含むこの曲は、不気味な旋律が高速でかけめぐっており、まるで小さな悪魔がそこらへんを自由に浮遊しているかのようなそんな怪しさを感じることのできる楽曲である。
演奏にはとてつもない技巧が求められる。
ピアノ協奏曲第3話Sergei Rachmaninov

高い技術の上に成立するラフマニノフの美しさが際立つ作品です。
イェフィム・ブロンフマンは、旧ソ連、ウズベキスタンのタシケント生まれのピアニストです。
演奏しているラフマニノフのピアノコンチェルトは、大変有名な曲で、ウィーンフィルとの共演です。
クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演
8つの演奏会用練習曲 作品40 第1曲:前奏曲Nikolay Kapustin

8つの演奏会用練習曲 作品40 第3曲:トッカティーナNikolay Kapustin

8つの演奏会用練習曲 作品40 第5曲:冗談Nikolay Kapustin

8つの演奏会用練習曲 作品40 第8曲:終曲Nikolay Kapustin

クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演(21〜30)
パガニーニによる大練習曲第6番「主題と変奏」Franz Liszt

曲の冒頭で始まる旋律を主題に、ころころと様子を変えながら展開していくこの曲はあまりの有名さに名前は聴いたことないが聴いたことがあるという人も多いのではないだろうか。
元はヴァイオリンの超難曲であったが、それをリストがピアノにその演奏技術の難しさまでも再現した変奏曲である。
トッカータSergei Prokofiev

ロシアの作曲家で、現代的な厳格なものと、従来のクラシック音楽、またロシア的なものとヨーロッパ風のものなどが入り混じった独特の音楽を生み出しました。
「トッカータ」はなかなか独特な音楽ながら、多くのピアニストが自身のレパートリーに加えている人気曲です。
3つのジムノペディErik Satie

ハイドン以降の古典派およびロマン派の音楽は、長調および短調に属し、ある一点に向かって劇的に進行するものが常でした。
この流れを変えるきっかけとなる最初の音楽がフランスから登場、きっかけはサティのこの曲でした。
ラ・カンパネラFranz Liszt

鐘の音を模した繊細な旋律が印象的で、高音域での跳躍や装飾音が美しく響き渡ります。
1851年に改訂されたピアノ曲は、ロマン派音楽の真髄を感じさせる情熱的な表現力と、技巧的な演奏が特徴です。
フランツ・リストは、1831年にパガニーニの演奏に感銘を受け、ヴァイオリン協奏曲の主題をピアノ用に編曲。
映画やテレビ番組のBGMとしても度々使用され、多くの人々の心を魅了してきました。
本作は、静かな環境で集中して勉強したい方にオススメです。
鐘の音のような透明感のある音色は、心を落ち着かせながらも適度な緊張感を保ってくれるでしょう。
版画より 雨の庭Claude Debussy

力強いながらも情緒的な旋律が続くこの曲は名前の通り雨の降る庭を連想さえ、終盤にまるで今までの雨が嘘のように晴れ渡る。
そんな印象さえうける。
とても幻想的なこの曲はドビュッシーの版画とよばれる作品集の中におさめられており、この他の曲もとても幻想的で素晴らしい曲なので。
ぜひとも一緒に聴いていただきたい。
クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演(31〜40)
村の居酒屋での踊りFranz Liszt

高らかな声、踊り子たちの優雅な舞、酒を片手に語り合う村人たちの様子が目に浮かぶような軽快なリズムから始まるこの曲は、リストの隠れた名曲だと言っても過言ではない。
ドラマ「のだめカンタービレ」でも実は起用されており、一度耳にした方も多い方と思いますが、ぜひフルで聴いてみてほしいそんな一曲です。
エチュード 作品10の4Frederic Chopin

エチュードの中では特に表題などが記されていないこの曲だがその知名度は圧倒的で、音大の課題曲にもよく使用されている名曲である。
ドラマ「のだめカンタービレ」においても使用されその知名度はさらに広く知れ渡っただろう。
さらに最近ではリズムゲームである「太鼓の達人」にまで収録されている。
エチュードの中でも演奏が特に困難とされ、その速く情熱的なメロディーはとにかく圧巻の一言。
ポロネーズ第3番 「軍隊ポロネーズ」Frederic Chopin

ショパンのポロネーズといえば真っ先に挙がってくるのがこの英雄である。
長い前奏の後にまるで英雄の到着を告げるかのような壮大で煌びやかな待ち構えているこの曲は、クラシック好きでない方でも一度は耳にしたことがあるであろう。
聴いての通りその演奏には高度な技術と表現力が求められ、まさに英雄さながらである。
ワルツ作品64の2Frederic Chopin

子犬のワルツとは対照的に、暗重い雰囲気が印象的なワルツ。
しかし暗さの中にも優雅さが見え隠れしており、個人的な感想ではノクターンに近いそんな雰囲気さえ覚える幻想的な曲である。
演奏にそこまで高い技術を要しないことから演奏の場においても度々使われる名曲でもある。
即興曲第3番 作品51Frederic Chopin

ウラディーミル・ダヴィドヴィチ・アシュケナージは、指揮者としても知られるロシアのピアニストです。
現在はアイスランドの国籍を持ち、スイスに在住しています。
ショパンの即興曲第3番の演奏です。
軽やかな指の運びが見ていて心地いいですね。
平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番 ハ長調J.S.Bach

バッハは17世紀ドイツの作曲家です。
音楽一家であるため、もっとも有名なバッハは「J.S.バッハ」あるいは「大バッハ」と呼ばれます。
大バッハは作曲技法自体を創造・開拓した大作曲家で、「平均律クラヴィア曲集」は、どの曲も常にプレリュードとフーガがセットとなっています。
亡き王女のためのパヴァーヌMaurice Ravel

神聖ローマ帝国の皇帝に嫁ぎ、21歳の若さで亡くなった17世紀のスペイン王女マルガリータ。
その肖像画をルーヴル美術館で見てインスピレーションを得たラヴェルが作曲したのが『亡き王女のためのパヴァーヌ』です。
王女をしのんで書いたものと思われがちですが、正しくは王女が子供だった頃に踊っていたようなイメージの曲だそうです。
ラヴェル本人はこの曲を「貧弱」だと言っていたそうですが、作曲当時からの人気曲です。
水の戯れMaurice Ravel

ドビュッシーと並んで、フランスの印象派音楽を代表する作曲家が、ラヴェルです。
彼の作風のすべてが印象派風であるとは言えないのですが、「水の戯れ」は印象派音楽を代表する曲のひとつで、今でも多くのピアニストがレパートリーにこの曲を取りあげています。
ピアノ協奏曲 イ短調 作品54Robert Schumann

『ピアノ協奏曲 イ短調 作品54』は、シューマン作曲です。
激しいなかにもおだやかさがある曲です。
シューマンらしい、気品ある旋律に心を奪われてしまいそうな、素晴らしい協奏曲です。
チャイコフスキーや、有名なピアノ協奏曲とはまたひと味違う作品になっています。
聴き比べてみるのも楽しいと思いますよ。
ぜひ聴いてみてくださいね。
4つの即興曲 D.935, op.142Franz Schubert

『ピアノ協奏曲 イ短調 作品54』は、シューマン作曲です。
激しいなかにもおだやかさがある曲です。
シューマンらしい、気品ある旋律に心を奪われてしまいそうな、素晴らしい協奏曲です。
チャイコフスキーや、有名なピアノ協奏曲とはまたひと味違う作品になっています。
聴き比べてみるのも楽しいと思いますよ。
ぜひ聴いてみてくださいね。
クラシックピアノの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演(41〜50)
ピアノ・ソナタ第16番イ短調 D.845Franz Schubert

シューベルト作曲『ピアノ・ソナタ第16番イ短調 D.845』。
短調なので暗いイメージがあります。
でも聴いてみると、いろいろな変化があって「次はどうなるの」と、ワクワクしてしまう作品です。
暗いイ短調だけでは終わらせない、聴きごたえまんさいのソナタとなっております。
ピアノ・ソナタ第18番「幻想」Franz Schubert

シューベルト作曲『ピアノ・ソナタ第18番「幻想」』。
おだやかな夢をみているよう。
優しく寄り添ってくれる素敵な曲です。
ピアノの音色がとても心地よく、夜に聴くといい夢がみられそうですよ。
ストレスがたまった時にもオススメです。
心地よい眠りに運んでくれるでしょう。
ピアノ協奏曲第2番Sergei Rachmaninov

ラフマニノフの傑作であるピアノ・コンチェルト第2番です。
ピアノの美しさをオーケストラによって存分に引き出された名曲です。
エフゲニー・キーシンはロシア、イギリス、イスラエルの国籍を持つピアニストで、現在、世界的に活躍しています。
生まれたばかりの王女のためのパヴァーヌCharles-Henry

優雅で穏やかな旋律が特徴の本作は、新たな生命の誕生を祝福する喜びと希望に満ちています。
約1分25秒という短い演奏時間の中に、繊細なタッチと表現力が要求される楽曲です。
フレージングやダイナミクスの微妙な変化を通じて、曲の持つ優雅さや喜びを表現することが演奏のポイントです。
ピアノ教育の現場でも取り上げられることがある本作は、表現力を養いたい方や、リサイタルのアンコールピースを探している方におすすめです。
2023年5月には、パリのコンセルヴァトワールでこの曲を含むコンサートが開催され、聴衆を魅了しました。
超絶技巧練習曲第4番 「マゼッパ」Franz Liszt

名前からしてとんでもないのだが、実際にこの曲は何もかもがとんでもない。
演奏に求められる技術力の高さはもちろんの事、その力強い旋律は練習曲であることを感じさせない壮大な曲となっている。
ちなみに楽譜を購入するとわかるのだが、この曲はあえて演奏するにあたってリストが指定した弾きにくい運指が求められる部分があり、まさに超絶技巧練習曲の名にふさわしい難易度を誇っている。
2つのラプソディーJohannes Brahms

大バッハ、ベートーベンと並んでドイツ3大Bといわれるのが、ブラームスです。
交響曲や室内楽など、あらゆる形式に名曲を残していますが、ピアノ曲の中では「2つのラプソディー」の第1番が特に有名ではないでしょうか。