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甘く優しい音色と響き。魅惑のクラシックギター名曲選

ギターと聞くとアコースティックギターやエレキギターを思い浮かべる方が多いと思いますが、クラシック音楽が現代音楽の礎であるように、弦楽器を語るうえでもクラシックギターは欠かせません。

とはいえ、何から聴けばわからないという方のために、ゆったりしっとりとしたものから超絶技巧曲まで、世界中で親しまれている名曲を集めました。

クラシックギターの持つ甘く柔らかい音色と重厚な響きを、ぜひ楽しんで聴いてみてください!

甘く優しい音色と響き。魅惑のクラシックギター名曲選(21〜40)

ショーロVilla-Lobos

David Russell Heitor Villa-Lobos Choro No.1
ショーロVilla-Lobos

サンバにボサノバなど、現在のブラジルはギター大国ですが、ブラジルのヴィラ=ロボスは南米独特のリズムの強い音楽をギター音楽に取り込みました。

ブラジルの民族音楽ショーロを取り込んだ曲は、いまのブラジル音楽に直結します。

Inner Soundscape木村大

東京国際コンクールで史上最年少の14歳で優勝してから、17歳でCDデビューし、テレビやメディアに露出多数なので、ご存知の方は多いのではないでしょうか。

日本のギター界の大型新星で、貫禄がすでにあります。

CDも多く出ており、出版物も多いです。

曲は彼が自分で作曲したオリジナル曲で、明るくて爽快な曲です。

グラン・ホタFrancisco Tárrega

Tarrega Gran Jota – Lilit Mardiyan plays 1998 Paco Santiago Marin
グラン・ホタFrancisco Tárrega

タレガの作品の数々は、現在でもクラシック・ギターの重要なレパートリーとなっています。

もっとも有名な曲は「アルハンブラの想い出」でしょうが、その陰に隠れた「グラン・ホタ」は大曲で、ロマン派独特の叙情性と凄まじい技芸をあわせもっています。

夜歌Benjamin Britten

Marcin Dylla plays Nocturnal by Benjamin Britten
夜歌Benjamin Britten

イギリスはジュリアン・ブリームという不世出の天才ギタリストを生んでいますが、この曲はブリテンがブリームのために書いた曲です。

これまでのスペイン音楽とも、ドイツ音楽とも、ロマン派音楽ともちがう新しい響きを持った独創性あふれる曲です。

スペイン舞曲Enric Granados

Julian Bream | Danza Española No. 5: Andaluza | Enrique Granados
スペイン舞曲Enric Granados

グラナドスもやはりスペインの国民楽派に数えられるひとりで、数多くのギター名曲を残しています。

彼の作品はのちのフラメンコの礎のひとつとなりますが、とくにこの「スペイン舞曲」はスペインらしさが強く出た曲です。

幻想曲第2番Fernando Sor

Fernando Sor – Fantasie no. 2 Introduction Guitar – Andrew Kobelak
幻想曲第2番Fernando Sor

他のクラシックのジャンルではほとんど名を知られていないが、クラシックギターの世界では大作曲家にあげられる人がいます。

ソルもそのひとりで、バッハのドイツと並んで、スペインをギター大国に押し上げた人物のひとりです。

形式にとらわれずに書かれたソルの幻想曲は、最近はあまり演奏されなくなったものの、隠れた名曲のひとつと思います。