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甘く優しい音色と響き。魅惑のクラシックギター名曲選

ギターと聞くとアコースティックギターやエレキギターを思い浮かべる方が多いと思いますが、クラシック音楽が現代音楽の礎であるように、弦楽器を語るうえでもクラシックギターは欠かせません。

とはいえ、何から聴けばわからないという方のために、ゆったりしっとりとしたものから超絶技巧曲まで、世界中で親しまれている名曲を集めました。

クラシックギターの持つ甘く柔らかい音色と重厚な響きを、ぜひ楽しんで聴いてみてください!

甘く優しい音色と響き。魅惑のクラシックギター名曲選(21〜30)

パッサカリア ホ短調Robert de Visée

Passacaille (Robert de Visée) guitarra: Raúl R. Monti
パッサカリア ホ短調Robert de Visée

ヴィゼーは、フランス・ルネサンス期作曲家です。

フランスのルネサンス音楽の魅力を伝える曲として、ヴィゼーのパッサカリアは大変魅力があります。

短調でほの暗く、しかしそれがルネサンス音楽独特の高貴な雰囲気の中で響きます。

マドローニョスFederico Moreno Torroba

中南米を含むラテン世界を席巻したスペインのギター音楽ですが、トローバもスペインのギター音楽の名作を大量に生み出したひとりです。

ベース音とメロディと和音が同時に演奏される超絶技巧が当たり前に演奏されるクラシックギターの軽い曲のひとつです。

甘く優しい音色と響き。魅惑のクラシックギター名曲選(31〜40)

ショーロVilla-Lobos

David Russell Heitor Villa-Lobos Choro No.1
ショーロVilla-Lobos

サンバにボサノバなど、現在のブラジルはギター大国ですが、ブラジルのヴィラ=ロボスは南米独特のリズムの強い音楽をギター音楽に取り込みました。

ブラジルの民族音楽ショーロを取り込んだ曲は、いまのブラジル音楽に直結します。

Inner Soundscape木村大

東京国際コンクールで史上最年少の14歳で優勝してから、17歳でCDデビューし、テレビやメディアに露出多数なので、ご存知の方は多いのではないでしょうか。

日本のギター界の大型新星で、貫禄がすでにあります。

CDも多く出ており、出版物も多いです。

曲は彼が自分で作曲したオリジナル曲で、明るくて爽快な曲です。

グラン・ホタFrancisco Tárrega

Tarrega Gran Jota – Lilit Mardiyan plays 1998 Paco Santiago Marin
グラン・ホタFrancisco Tárrega

タレガの作品の数々は、現在でもクラシック・ギターの重要なレパートリーとなっています。

もっとも有名な曲は「アルハンブラの想い出」でしょうが、その陰に隠れた「グラン・ホタ」は大曲で、ロマン派独特の叙情性と凄まじい技芸をあわせもっています。

スペイン舞曲Enric Granados

Julian Bream | Danza Española No. 5: Andaluza | Enrique Granados
スペイン舞曲Enric Granados

グラナドスもやはりスペインの国民楽派に数えられるひとりで、数多くのギター名曲を残しています。

彼の作品はのちのフラメンコの礎のひとつとなりますが、とくにこの「スペイン舞曲」はスペインらしさが強く出た曲です。

涙のパヴァーヌJohn Dowland

John Dowland, Lachrimae Pavan, classical guitar Nataly Makovskaya
涙のパヴァーヌJohn Dowland

イギリスのルネサンス音楽を代表する作曲家のひとりであるダウランドは、ギターやリュートに多くの名曲を残しています。

ルネサンス期にして美しい内声を完成させ、また短調のほの暗い感じが中世イギリスの独特な雰囲気を伝えます。