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甘く優しい音色と響き。魅惑のクラシックギター名曲選

ギターと聞くとアコースティックギターやエレキギターを思い浮かべる方が多いと思いますが、クラシック音楽が現代音楽の礎であるように、弦楽器を語るうえでもクラシックギターは欠かせません。

とはいえ、何から聴けばわからないという方のために、ゆったりしっとりとしたものから超絶技巧曲まで、世界中で親しまれている名曲を集めました。

クラシックギターの持つ甘く柔らかい音色と重厚な響きを、ぜひ楽しんで聴いてみてください!

甘く優しい音色と響き。魅惑のクラシックギター名曲選(41〜50)

無伴奏チェロ組曲6番「サラバンド」J.S.Bach

バロック音楽の大家・ジョン・セバスチャン・バッハは、現在クラシックギターで重要なレパートリーとなっている曲を大量に生み出してもいます。

ギターやリュート以外のために書かれた曲のギターアレンジものには、ヴァイオリンなどでは聴く事のできなかった独特な和音がつけられたものも多く、有名なチェロ曲をギター用にアレンジした演奏にも素晴らしいものがいくつかあります。

甘く優しい音色と響き。魅惑のクラシックギター名曲選(51〜60)

ペテネーラde la Maza

長調と短調に集約されるクラシック音楽に対して、スペインという地域性を持った独特なリズムや和声を取り込んだギター音楽は西洋音楽の現代化に貢献しています。

この曲は6/8と3/4の複合拍子で、民族舞踊のようなたたずまいの名曲です。

Toro mata 牛殺しペルー民謡

笹久保伸 Toro mata 牛殺し 2012.9.4@南青山MANDALA ©アトス・インターナショナル
Toro mata 牛殺しペルー民謡

『Toro Mata 牛殺し』。

牛殺しって何、と思われる方も多いと思います。

山に生える木のことです。

ペルー民謡ということもあり、広大な大地をイメージさせる魅惑的な曲です。

ジブリ映画「天空の城ラピュタ」が浮かんできそうな、かっこいい作品です。

ぜひ聴いてみてくださいね。

ティエントMaurice Ohana

Justyna Sobczak plays Tiento by Maurice Ohana
ティエントMaurice Ohana

オアナはブラジル生まれですがフランスに住んでおり、これが独特な曲を生み出しています。

ティエントというのは曲の形式名ですが、オアナはこの形式の中に新しい和声や独特の構造を作り上げ、現代音楽と民族音楽を同居させています。

聖母マリア頌歌集

芳志戸幹雄 – 聖母マリア頌歌集 Las Cantigas de Santa Maria
聖母マリア頌歌集

スペインで聖母マリアの物語についてルフォンソ10世が編纂したのが始まり。

400曲余りある中から、いくつかの小品が集まっています。

厳かな響きで、当時の人々が物語っていた、もしかしたら、ストリートで、というようなイメージも浮かんで来るようです。

日本でも有名なギタリストの一人で、テレビにも良く出ていました。

風景Emilio Pujol

タレガの高弟・プジョールも、素晴らしい作品を多く残しました。

「禁じられた遊び」よりも美しいアルペジオで奏でられるこの曲は、さまざまな調に移り変わりながら、中央スペインから南スペインの風景を次々に音で描きます。

月光Fernando Sor

『月光』。

ギターのベートーベンとも言われる、フェルナンド・ソルの作品です。

重厚で静かな曲は、確かにベートーベンの「月光」のイメージがあります。

重々しく暗い闇の中、ひとすじの月の光が見えてくるような静かな曲です。

ひとりになりたい夜にオススメの『月光』。

聴いてみてくださいね。