RAG MusicClassic
素敵なクラシック

甘く優しい音色と響き。魅惑のクラシックギター名曲選

ギターと聞くとアコースティックギターやエレキギターを思い浮かべる方が多いと思いますが、クラシック音楽が現代音楽の礎であるように、弦楽器を語るうえでもクラシックギターは欠かせません。

とはいえ、何から聴けばわからないという方のために、ゆったりしっとりとしたものから超絶技巧曲まで、世界中で親しまれている名曲を集めました。

クラシックギターの持つ甘く柔らかい音色と重厚な響きを、ぜひ楽しんで聴いてみてください!

甘く優しい音色と響き。魅惑のクラシックギター名曲選(11〜20)

ソナタハ短調Giuseppe Domenico Scarlatti

バロック時代の作曲家ジュゼッペ・ドメニコ・スカルラッティが手掛けた鍵盤ソナタは、555曲にも及ぶ壮大な作品群です。

彼の作品は、手の交差や大胆な不協和音など、当時としては革新的な技法を多用しています。

本作は、その中の1曲をギター独奏用に編曲したもの。

シンプルな形式の中に、スカルラッティ独特の豊かな音楽性が詰まっています。

スペイン民謡の影響を受けた彼の音楽は、バッハやモーツァルトなど、後世の作曲家たちにも大きな影響を与えました。

クラシックギターの柔らかい音色を楽しみたい方にぴったりの1曲です。

ギターとオーケストラのための協奏曲Heitor Villa-Lobos

Marko Topchii; Heitor Villa-Lobos – Concerto for Guitar & Orchestra; Final XLV Competition Tárrega
ギターとオーケストラのための協奏曲Heitor Villa-Lobos

ブラジルが生んだ最も重要な作曲家の一人、エイトル・ヴィラ=ロボス。

1951年に書かれた本作は、ギターの巨匠アンドレス・セゴビアに捧げられた珠玉の名曲です。

ブラジル北東部の民謡を彷彿とさせるメロディと、パリで影響を受けた印象派音楽が見事に融合。

ギターとオーケストラの絶妙な掛け合いが、甘く優しい音色と重厚な響きを織りなします。

1956年2月、ヒューストンでの初演は大成功。

ブラジルの民俗音楽とヨーロッパの伝統が溶け合った、ギター協奏曲の傑作をぜひ堪能してください。

シャコンヌト長調Ida Presti & Alexandre Lagoya

George Frideric Handel Chaconne in G (Ida Presti & A. Lagoya)
シャコンヌト長調Ida Presti & Alexandre Lagoya

クラシックギター界の伝説的デュオであるイダ・プレスティとアレクサンドル・ラゴヤ。

彼らが演奏するヘンデルの名曲は、まるで時が止まったかのような美しさです。

壮麗な主題に続く21の変奏は、まさに音の万華鏡。

リズムや調性の変化が織りなす多彩な表情に、聴く者は思わず引き込まれてしまいます。

バロック音楽の魅力を存分に味わえる本作は、ギターの柔らかな音色と重厚な響きが絶妙なハーモニーを生み出しています。

1952年に結婚した二人の息の合った演奏は、まさに至高の芸術。

クラシック音楽ファンはもちろん、ゆったりとした時間を過ごしたい方にもオススメの1曲です。

スペイン舞曲第1番Manuel de Falla

John Williams n’ Julian Bream – spanish dance no.1
スペイン舞曲第1番Manuel de Falla

スペインの印象派作曲家マヌエル・デ・ファリャが手掛けた作品は、民族音楽の要素を巧みに取り入れた独特のスタイルで知られています。

1904年から1913年にかけて作曲されたオペラ『ラ・ヴィダ・ブレーヴェ』からの一節である本作は、グラナダを舞台にした悲恋物語の一場面を描いています。

アンダルシアの音楽、特にフラメンコとカンテ・ホンドの影響を受けた華やかな旋律は、聴く人の心を掴んで離しません。

パリでの滞在経験を活かしつつ、スペインの魂を音楽で表現しようとしたファリャの思いが詰まった本作。

スペイン音楽の魅力を存分に味わいたい方にオススメの1曲です。

ギター協奏曲 第1番 作品30Mauro Giuliani Sergio Pantaleo Giuliani

19世紀初頭のイタリアが生んだ名ギタリスト、マウロ・ジュリアーニが1808年に作曲したギターとオーケストラのための協奏曲。

3つの楽章からなり、壮大な第1楽章、穏やかな第2楽章、軽快な第3楽章と、変化に富んだ構成が魅力です。

ギターの優美な音色とオーケストラの華やかな響きが見事に調和し、聴く者を魅了します。

ジュリアーニはウィーンで活躍し、多くの弟子を育てました。

本作はギター協奏曲の金字塔として、今なお世界中で演奏され続けています。

クラシックギターの魅力に触れたい方にぜひオススメの1曲です。

トッカータSérgio Assad

David Russell – Toccata (Sergio Assad)
トッカータSérgio Assad

ブラジル出身の名ギタリスト、セルジオ・アサドが手掛けた珠玉の1曲。

三部作『Sandy’s Portrait』の最終楽章として発表された本作は、アメリカのギター教育者サンディ・ボルトンを追悼する意味が込められています。

ブラジル音楽の影響を受けた明るいリズムと力強さが特徴的で、サンバやボサノヴァの要素も感じられます。

複雑な和声と躍動的なメロディの交錯が印象的で、高度な演奏技術が要求される作品です。

1952年生まれのアサドの音楽性が存分に発揮された1曲。

クラシックギターの新たな可能性を感じさせる名曲として、多くのギタリストに愛され続けています。

甘く優しい音色と響き。魅惑のクラシックギター名曲選(21〜30)

La Source du LysonNapoléon Coste

Enrica Savigni – “La Source du Lyson”, Napoléon Coste
La Source du LysonNapoléon Coste

ロマン派の時代になって以降のギター音楽は、荘厳な雰囲気から人間的な叙情性を持つようになりました。

コストもギターの世界以外ではあまり知られていない作曲家ですが、ギターの世界では大作曲家です。

これはロマンチックで生きいきとした幸福なイメージ満載の曲。