コンテンポラリージャズの名曲|新旧合わせて紹介!
スムーズジャズやフュージョンをまとめたジャズの総称、コンテンポラリー・ジャズ。
直訳すると現代ジャズという意味ですが、1940年代のジャズもコンテンポラリー・ジャズにあたり、いまいちイメージがつかめない方も多いと思います。
今回はそんな方に向けて、幅広い年代からコンテンポラリー・ジャズの名曲をピックアップしてみました。
キャッチーな曲が多いので、ジャズを詳しくない方でも楽しめると思います。
ぜひ最後までゆっくりとご覧ください。
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コンテンポラリージャズの名曲|新旧合わせて紹介!
A-Tisket, A-TasketElla Fitzgerald

ジャズボーカルのクイーン、エラ・フィッツジェラルドさんが歌うこちらの楽曲は、アメリカの童謡『A-Tisket, A-Tasket』です。
この曲はなんと、日本でもよく親しまれている「ハンカチ落としゲーム」をするときに歌うために作られたという経緯があります。
この曲をエラ・フィッツジェラルドさんがジャズバージョンでアレンジしたところ、爆発的に人気になり、彼女の存在が世に知られるきっかけとなった1曲でした。
遊び歌らしさを残した、かわいらしい名曲です。
Strange FruitBillie Holiday

レディ・デイの愛称で親しまれている、アメリカ出身のジャズシンガー、ビリー・ホリデイさん。
薬物依存症やアルコール依存症など、生前は問題の多かった彼女ですが、その音楽性は高く評価されており、特に人種差別を訴えた作品はその中でも高い人気をほこります。
こちらの『Strange Fruit』は、そんな彼女の人種差別を訴えた代表的な作品で、独特の構成と暗い内容で有名な『暗い日曜日』をイメージさせるリリックが強烈なインパクトを残します。
Lester Leaps InCount Basie

グレン・ミラーさん、ベニー・グッドマンさん、デューク・エリントンさんらとともに、スウィングジャズやビッグバンドを盛り上げてきた音楽家、カウント・ベイシーさん。
時代が時代のため、オーソドックスなジャズが多いイメージを持つ方も多いと思いますが、実は挑戦的な曲もリリースしています。
その1つがこちらの『Lester Leaps In』。
非常にテンポの早い作品で、不協和音をおりまぜた芸の細かい作品です。
ぜひチェックしてみてください。
Body and SoulColeman Hawkins

ミズーリ州出身のサックス奏者、コールマン・ホーキンスさん。
グレン・ミラーさんやカウント・ベイシーさんなど、世代的にはスウィング・ジャズの黄金期にあたるミュージシャンですが、生涯を通してビバップの分野で活躍を続きました。
そんな彼の代表的な作品として知られている『Body and Soul』は、コンテンポラリー・ジャズの側面も持つ作品で、特にイントロのフレーズは現在のコンテンポラリー・ジャズと共通する部分を感じさせますね。
A Night In TunisiaDizzy Gillespie

豪快な演奏で人気を集めたサウスカロライナ州出身のジャズ・トランペッター、ディジー・ガレスピーさん。
チャーリー・パーカーさんやコールマン・ホーキンスさんなどとともに、ビパップの普及に大きく貢献したアーティストで、彼の作品は現在でも多くのジャズ・ミュージシャンからリスペクトを集めています。
そんな彼の作品のなかで、特にオススメしたいのが、こちらの『A Night In Tunisia』。
最初はオーソドックスなビッグバンドに聴こえるかもしれませんが、よく聴いているとベースラインにはコンテンポラリー・ジャズの面影が感じられると思います。
I Can’t Stand The RainCassandra Wilson

スムーズな歌声が魅力的なアメリカのジャズシンガー、カサンドラ・ウィルソンさん。
こちらの『I Can’t Stand The Rain』は、ソウルシンガーのアン・ピープルズさんが1973年にリリースした曲です。
オリジナルであるアンさんバージョンは、ジャズというよりもソウル、ブルースの要素が強く、どこか60年代のロックを思わせるところがあります。
こちらのカサンドラさんバージョンは一味違い、オリジナルに比べて、ダークな印象があります。
ジャズ、ブルースの色が濃く感じられますね。
どちらのバージョンにしても、メロディの良さが引き立つ1曲です。