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コンテンポラリージャズの名曲|新旧合わせて紹介!

スムーズジャズやフュージョンをまとめたジャズの総称、コンテンポラリー・ジャズ。

直訳すると現代ジャズという意味ですが、1940年代のジャズもコンテンポラリー・ジャズにあたり、いまいちイメージがつかめない方も多いと思います。

今回はそんな方に向けて、幅広い年代からコンテンポラリー・ジャズの名曲をピックアップしてみました。

キャッチーな曲が多いので、ジャズを詳しくない方でも楽しめると思います。

ぜひ最後までゆっくりとご覧ください。

コンテンポラリージャズの名曲|新旧合わせて紹介!

I Can’t Stand The RainCassandra Wilson

スムーズな歌声が魅力的なアメリカのジャズシンガー、カサンドラ・ウィルソンさん。

こちらの『I Can’t Stand The Rain』は、ソウルシンガーのアン・ピープルズさんが1973年にリリースした曲です。

オリジナルであるアンさんバージョンは、ジャズというよりもソウル、ブルースの要素が強く、どこか60年代のロックを思わせるところがあります。

こちらのカサンドラさんバージョンは一味違い、オリジナルに比べて、ダークな印象があります。

ジャズ、ブルースの色が濃く感じられますね。

どちらのバージョンにしても、メロディの良さが引き立つ1曲です。

AngstBrad Mehldau

映画『スペース・カウボーイ』や『ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール』の音楽を担当したことで知られているアメリカ出身のジャズ・ピアニスト、ブラッド・メルドーさん。

楽曲ではロックを取り込むことが多く、ジャズ・ピアニストのなかでも異彩を放つアーティストです。

そんな彼の名曲であるこちらの『Angst』は、ドラム、コントラバス、ピアノというシンプルな構成ながら、複雑な展開によりさまざまな音色を楽しめる作品です。

I Got RhythmEric Reed

1991年に結成されたジャズ・アンサンブルのブラック・ノートでピアノを担当しているジャズ・ミュージシャン、エリック・リードさん。

流れるようなタッチが特徴的なピアニストで、音楽性はもちろんのこと技術面でも高い評価を受けています。

こちらの『I Got Rhythm』はそんな彼の代表的な作品の1つで、非常に複雑な構成に仕上げられた、コンテンポラリー・ジャズの王道とも言える作品です。

イントロのフレーズはCMなどでよく使用されるので、聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか?

Take the a trainDuke Ellington

Duke Ellington and his Orchestra – Take The A Train (1962) [Official Video]
Take the a trainDuke Ellington

最も有名なジャズ・スタンダードの1つ、『Take the a train』。

日本では『A列車で行こう』というタイトルで知られている作品ですね。

この楽曲はデューク・エリントン楽団に所属するビリー・ストレイホーンさんが作曲した作品で、1941年のリリースから現在まで非常に大きな人気を集める作品です。

あまりにもスタンダードなナンバーであるため、かすんでしまっていますが、実はこの曲、当時のジャズとしては非常に変則的で、その構成からコンテンポラリー・ジャズとして分類されることもあります。

OrnithologyCharlie Parker

ビバップのパイオニアとして知られている偉大なジャズ・ミュージシャン、チャーリー・パーカーさん。

スウィング・ジャズが全盛期の時代に誕生した作品で、スウィング・ジャズとは違い、複雑な構成が多いビバップは、今日のコンテンポラリー・ジャズに大きな影響を与えてきました。

こちらの『Ornithology』はチャーリー・パーカーさんの代表的な作品の1つで、現在のコンテンポラリー・ジャズと比べても差を感じさせない、複雑な構成に仕上げられた名曲です。

Cast Your Fate to the WindDavid Benoit

ジャズ・フュージョンを代表するピアニストとして人気を集める、カリフォルニア州出身のジャズ・ピアニスト、デイヴィッド・ベノワさん。

そのスタイルは根っからの西海岸スタイルで、キャッチーな音楽性を武器にこれまでグラミー賞を5回も受賞してきました。

そんな彼の作品のなかで、特にオススメしたい作品が、こちらの『Cast Your Fate to the Wind』。

この曲はジャズとクラシック、ポップスをミックスさせた作品で、全体を通して、コンテンポラリー・ジャズの特徴である複雑な音色が展開されます。