演歌の新曲リリース【2025年6月】
2025年6月、演歌界に新たな風が吹きそうです。
伝統の心を大切にしながらも、現代の感性を取り入れた新曲の数々が注目を集めています。
温かみのある歌声と時代の空気が絶妙に調和した楽曲の数々は、演歌ファンの心を揺さぶるだけでなく、若い世代の心も静かに捉えはじめているのです。
これから紹介する厳選された新曲の中から、あなたの心に響く1曲が見つかるかもしれません。
演歌の新曲リリース【2025年6月】(21〜30)
最後のサムライ加納ひろし

男性の哀愁と純情を歌い上げた歌謡曲です。
2025年5月にテイチクエンタテインメントよりリリースされた楽曲で、長年の師である荒木とよひささんとの再タッグが実現。
昭和時代の情景や男の生き様が丁寧に描かれており、チャンバラごっこや冒険ごっこといった懐かしい言葉を通して、少年時代と大人になった今のギャップを表現しています。
演歌の伝統を守りながらも現代的なアレンジが施されており、幅広い世代に響く仕上がり。
昭和の情緒に郷愁を覚える方にぜひ聴いていただきたい1曲です。
女つれづれ北川裕二

五・七調の短歌で始まる歌詞構成が印象的な、北川裕二さんによる大人の歌謡曲です。
2025年5月にキングレコードからリリースされた、この曲。
デビュー40年を超えた北川さんの円熟した歌唱力が光る仕上がりで、情緒豊かなメロディーと繊細な詞の世界が美しく融合、女性の心情を丁寧に描き出されています。
しっとりとしたバラード調でありながら、どこか懐かしさを感じさせるムード歌謡の要素が含まれているんですよね。
ぜひじっくり聴き込んでみてください。
美幸の熱海音頭川中美幸

地域愛あふれる、親しみやすさばつぐんの音頭調楽曲です。
川中美幸さんによる楽曲で、2025年5月に配信リリースされました。
熱海駅開業100周年という記念すべきタイミングでの作品。
長田清子さんによる作詞作曲、伊戸のりおさんによる編曲で、伝統的な音頭のリズムに現代的なアレンジが施されています。
そして川中美幸さんの明るい歌声が、熱海の名所や風景を歌った歌詞を温かく包み込んでいるんです。
熱海が地元の方ならとくに楽しく聴けるはず!
朧市川由紀乃

イントロから響く力強いエレキギターにシビれる、情熱的なナンバーです。
市川由紀乃さんの作品で、2025年5月に発売されました。
女性の持つ本質的な強さを表現したそうで、市川さんの休養、闘病を経て復帰した思いも重なるかのよう。
「恋の歌」という枠には収まらない、命の輝きが伝わってきます。
人生の新たな一歩を踏み出す覚悟や、壁を乗り越える力が欲しい、そんなときに背中を押してくれるのではないでしょうか。
ずるいひと木花天乃

歳を重ねた大人の恋愛をテーマにした、切なくも温かい歌謡バラードです。
木花天乃さんによる楽曲で、2025年5月にリリースされました。
過去の恋をあれこれ詮索しながらも、今の関係を大切にしていく心境を歌った作品。
寛容さと覚悟を感じさせる歌詞に、情感豊かなメロディーがぴたりとハマっているんです。
人生経験を重ねた方なら共感できる、成熟した恋心を描いたこの曲、ぜひ聴いてみてくださいね!
漁火立樹みか

港町の夜の情景が目に浮かぶような、心に染み入る演歌です。
立樹みかさんによる楽曲で、1997年にカップリング曲として初めて世に出た後、2025年5月に日本クラウンから再レコーディング版がリリースされました。
年下の漁師との年の差恋愛を描いた歌詞は、女性の複雑な心境を繊細に表現しています。
仁井谷俊也さんの作詞、村上ヒロ子さんの作曲による本作は、海での厳しさと陸での優しさを持つ男性への思いが切なく歌われています。
約28年の時を経て再び世に送り出されたこの楽曲は、立樹みかさんの強い思い入れが感じられる名曲。
恋の悩みを抱えている時や、しっとりと聴き入りたい夜にピッタリです。
恋の幕引き逢川まさき

恋の終わりをしっとりと歌い上げた、大人の心に響く演歌です。
熊本県出身の演歌歌手、逢川まさきさんの楽曲で、2025年4月にリリースされた12枚目のシングル。
作詞を伊藤美和さん、作曲を徳久広司さんが手がけています。
恋愛の終焉というテーマを逢川さんの甘く艶のある低音ボイスで表現した、ドラマチックな内容。
人生の酸いも甘いも経験した方にこそ、心に染み入る1曲だと思います。