【2025】演歌の代表的な有名曲。定番の人気曲まとめ【初心者向け】
有名曲を普遍的な日本の風景や男女の心模様、人生の喜怒哀楽を歌い続ける演歌というジャンルは時代のはやりに惑わされずに令和の今も愛され続けています。
とはいえ年齢層の高いファン向けの音楽なのでは、というイメージを頂いている方もいるでしょう。
近年は昭和のカルチャーに憧れる若い世代も多く、演歌歌手としてデビューする若手も増えているのですよ。
こちらの記事では演歌に興味があるけどどの曲を聴けばいいのか分からない……という初心者の方に向けて、まずは聴いてほしい代表的な演歌の有名曲をご紹介。
演歌の歴史を語る上で欠かせない名曲たちを、この機会にぜひお楽しみください!
【2025】演歌の代表的な有名曲。定番の人気曲まとめ【初心者向け】(1〜10)
無償の愛NEW!森進一

歌手生活60周年という大きな節目に、森進一さん自らが作詞作曲を手掛けた記念碑的な作品です。
本作は「令和演歌」とも称される、まさに彼のキャリアの集大成。
長年支えてくれたファンへの深い感謝の気持ちを、ストレートな言葉とダイナミックな歌唱で見事に表現しています。
2025年7月に発売された通算131枚目のシングルで、彼の代名詞である「森節」が存分に味わえる仕上がり。
長年のファンの方はもちろん、人生の節目を迎えた方にも聴いてほしい名曲です。
片道切符NEW!北山たけし

二度と帰れない覚悟を胸に、ただ一人で向かう旅立ちを描いた、胸に迫る1曲です。
原譲ニさんが作詞・作曲を手がけ、その力強くも優しい歌声が、厳しい旅路への決意と内に秘めた郷愁を情感豊かに歌い上げます。
この楽曲は2004年4月にデビューシングルとして世に出て、オリコン総合20位を獲得するという快挙を成し遂げました。
これは当時の演歌歌手のソロデビュー曲としては最高位の記録でした。
本作で確かな一歩を記したことが、名盤『一歩』やテレビドラマ『素浪人 月影兵庫』の主題歌に起用された『夢一途』といった後の活躍へとつながっていきます。
人生の岐路に立ち、新たな道へ進もうとする人の心に深く響くのではないでしょうか。
また君に恋してるNEW!坂本冬美

長年連れ添ったパートナーへの愛情が、時を経てさらに深く、そして新しく芽生える様子を描いた坂本冬美さんの名曲です。
若気の至りでできた傷さえも、二人で重ねた時間の中で愛おしい記憶に変わっていく。
そんな温かな感情が、穏やかなメロディに乗って胸に染み渡ります。
本作は2009年1月にシングル『アジアの海賊』のカップリングとして発表され、のちに名盤『Love Songs~また君に恋してる~』にも収録されました。
三和酒類の麦焼酎「いいちこ」のCMソングとしても広く浸透し、2010年にはオリコン週間チャートで最高3位を記録しています。
大切な人と過ごす日々の尊さを、改めてかみしめたい時に聴いてみてはいかがでしょうか。
のろま大将NEW!大江裕

不器用でもひたむきに夢を追う姿が胸を熱くする、2000年代を代表する応援歌。
大江裕さんのデビュー曲として2009年2月に発売されたシングルです。
TBSのバラエティ番組『さんまのスーパーからくりTV』のエンディングテーマに起用され、彼の個性的なキャラクターと相まってお茶の間に広く親しまれました。
周りに笑われても、いつか大物になるという強い決意を胸に、一歩ずつ歩む主人公の物語。
師である北島三郎さんが原譲二名義で手がけた本作は、初アルバム『演歌大将・大江裕〜日本列島 歌飛脚I〜』にも収録されています。
大江裕さんの熱のこもった歌声が、その純粋な思いを真っすぐに伝え、聴く者の背中をそっと押してくれるようです。
いのちの限りNEW!天童よしみ

人生の喜びや苦しみを乗り越える強さを歌い上げた、まさに“人生演歌”の真骨頂といえる作品です。
天童よしみさんが2006年1月にリリースしたこの楽曲は、オリコンチャートに38週にわたって登場し、多くの人々の心をつかみました。
愛する人のために生きる決意や、母の言葉を支えに夢を追いかけるひたむきな姿が、まるで一編の壮大な物語のように描かれています。
天童よしみさんの深く、そして温かく包み込むような歌声が、歌詞の世界観をドラマティックに彩ります。
人生の岐路に立った時や、もう一度前を向く力がほしいと感じた時に、本作がそっと背中を押してくれるのではないでしょうか。
白雲の城NEW!氷川きよし

過ぎ去った栄光と時の流れが織りなす、壮大な歴史物語のような1曲です。
氷川きよしさんが2003年に発表した作品で、アルバム『氷川きよし・演歌名曲コレクション3~白雲の城~』に収録されています。
朽ち果てた城を舞台に、人の世のはかなさと自然の悠久さを対比させた詩的な世界観が印象的。
歌詞で描かれる、かつての若武者の勇ましい姿をしのぶ情景は、聴く者の胸に深く迫りますね。
演歌の枠にとどまらないクラシカルなオーケストレーションと、氷川きよしさんの情熱的な歌声が見事に融合し、圧倒的なスケール感で心を揺さぶります。
歴史のロマンに思いをはせたい夜に、じっくりと味わいたい名曲ではないでしょうか。
天城越え石川さゆり

情熱的な愛と切ない別れが交錯する歌詞が印象的な一曲。
天城峠の紅葉を背景に、男女の哀切な心情を描いた内容は、多くのリスナーの心を掴んで離しません。
石川さゆりさんの力強い歌声と相まって、演歌の名曲として長年愛され続けています。
1986年7月にリリースされた本作は、紅白歌合戦でも何度も披露され、カラオケランキングでも常に上位をキープ。
石川さゆりさんの代表曲として知られるだけでなく、多くのアーティストによってカバーされるなど、その魅力は幅広い世代に支持されています。
恋愛の苦しみや切なさを感じている人はもちろん、演歌の奥深さを知りたい方にもぜひ聴いていただきたい一曲です。