歴史に残る偉大な洋楽ブルースアーティストまとめ
「ブルース」という音楽ジャンルをちゃんと聴いたことがないという方でも、音楽好きであれば「ブルージーな」といった表現を耳にしたことはきっとありますよね。
ジャズやロックといったような主要な音楽ジャンルの起源とも言われるブルースの世界は実に奥深いですし、一度はまったら抜け出せない魅力があるのですよ。
こちらの記事ではそんなブルースを代表するアーティストたちに注目、それぞれが強烈な個性やエピソードを持つ偉人たちをまとめて紹介しています。
ブルースに興味がある方も、ロックが好きな方もぜひチェックしてみてください!
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歴史に残る偉大な洋楽ブルースアーティストまとめ(1〜10)
Death Letter BluesSon House

デルタ・ブルースを生み出したアメリカ南部ミシシッピ州出身のサン・ハウスさん。
牧師でもあったハウスさんは25歳でブルースの演奏を始め、数週間でプロフェッショナルなレベルに達したといわれるスライドギターの名手です。
1930年代にはデルタ・ブルースの大スターであったチャーリー・パットンさんと共演、その後は1960年代のフォーク・ブルース・リバイバルの中心的存在となりました。
宗教的な歌唱と単純明快なボトルネックギター・スタイルが特徴的で、デルタ・ブルースのルーツを今に伝える重要なアーティストです。
ロバート・ジョンソンさんやマディ・ウォーターズさんにも影響を与えたハウスさん。
没後30年以上経った今なお多くのブルース・ファンから愛され続けています。
St.Louis BluesBessie Smith

ブルース界の女王様とも呼ばれるベッシー・スミスさんは、アメリカで最も有名なブルース歌手の1人です。
1894年にテネシー州で生まれたスミスさんは、1923年のデビューから『Downhearted Blues』などのヒット曲を数多く生み出し、グラミー殿堂賞にも認定されるなど、圧倒的な歌唱力で多くのリスナーを魅了しました。
スミスさんの歌声からは独立心や無畏さ、そして性的な自由さえも感じ取ることができ、聴く者の心の奥底に突き刺さるようなパワフルなブルースは、今なお色あせることなく輝き続けています。
ブルースやジャズが好きな方はもちろん、人間の生の声に惹かれる全ての音楽ファンにオススメしたいアーティストです。
Hoochie Coochie ManMuddy Waters

アメリカのミシシッピ州で生まれたマディ・ウォーターズさんは、シカゴ・ブルースの代表的な存在として知られています。
幼少期から音楽に親しんだマディさんは、1943年にシカゴへ移住後、エレクトリック・ギターを取り入れた独自のブルース・スタイルを確立。
リトル・ウォルターさんやウィリー・ディクソンさんらと共演した楽曲の数々は、後のブルース・ロック勃興にも大きな影響を与えました。
『Fathers And Sons』や『Hard Again』など、後期の名盤も見逃せません。
ブルースやロックが好きなら、ぜひとも聴いておきたいアーティストですね。
歴史に残る偉大な洋楽ブルースアーティストまとめ(11〜20)
Smokestack LightningHowlin’ Wolf

ミシシッピ州ホワイトステーションで1910年に生まれ、咆哮するようなハウリングで「ザ・ハウリン・ウルフ」の異名を持つウルフさんは、シカゴを拠点に活躍したブルース・シンガーの中でも屈指の存在感を放っていました。
1962年にリリースされたアルバム『Howlin’ Wolf』は、別名『ザ・ロッキン・チェア・アルバム』とも呼ばれ、シカゴ・ブルースの最高傑作と称えられる名盤中の名盤。
ウィリー・ディクソンさんをはじめとする一流ミュージシャンたちとセッションを重ねて生み出された楽曲の数々は、今なお色褪せることなくブルース・ファンを魅了し続けています。
LaylaEric Clapton

英国が誇る世界的ギタリストにして、シンガーソングライターとしても知られるエリック・クラプトンさん。
ブルースやロックといったジャンルにおいて、まさに歴史に残る偉大なアーティストです。
1963年にヤードバーズでデビューし、ジョン・メイオールのブルースブレイカーズやクリームなど数々の著名なバンドで活躍。
『Disraeli Gears』や『Wheels of Fire』といった名盤にも参加しました。
ソロとしては1970年代から本格的に活動をスタート。
『Layla』や『Wonderful Tonight』などの代表曲を発表し、『Unplugged』『Slowhand』といったアルバムもヒット。
卓越したブルースのフレージングとエモーショナルなプレイは、今なお多くのギタリストに影響を与え続けています。
ロックが好きな方にはもちろん、ギターを志す全ての人にオススメしたいアーティストですね。
Baby, Please Don’t GoLightnin’ Hopkins

テキサス州出身のライトニン・ホプキンスさんは、カントリーブルース、テキサス・ブルースのジャンルで活躍し、生涯で80枚以上のアルバムを発表した稀代のシンガー、ソングライター、ギタリストです。
ホプキンスさんは1912年生まれ、1920年代後半から音楽活動を始め、1946年に「Katie Mae Blues」でレコーディングデビューを果たしました。
独自のフィンガースタイル・ギター、ユーモアあふれる歌詞、力強く自信に満ちた歌声が彼の大きな魅力。
フォーク・ブルース復興期の1960年代にはカーネギーホールなどでも演奏し、幅広い聴衆を魅了しました。
ブルースに興味がある方はもちろん、ロック好きの方にもぜひ聴いていただきたい名手です。
Blues PowerAlbert King

独自の弦を曲げるギタースタイルを作り出し、3世代にわたるミュージシャンに影響を与えたアメリカン・ブルースのアルバート・キングさん。
ミシシッピ州インディアノラ出身のギタリストで、左利きにもかかわらず通常のギターを逆さまにして演奏する独学スタイルを確立しました。
1953年にプロとしてのキャリアをスタートし、のちにスタックス・レコードと契約。
『Crosscut Saw』や『As the Years Go Passing By』など数多くの影響力のある曲をリリースし、1967年のアルバム『Born Under a Bad Sign』でさらなる人気を博しました。
ブルースに興味がある方にぜひオススメしたいアーティストです!