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歴史に残る偉大な洋楽ブルースアーティストまとめ

「ブルース」という音楽ジャンルをちゃんと聴いたことがないという方でも、音楽好きであれば「ブルージーな」といった表現を耳にしたことはきっとありますよね。

ジャズやロックといったような主要な音楽ジャンルの起源とも言われるブルースの世界は実に奥深いですし、一度はまったら抜け出せない魅力があるのですよ。

こちらの記事ではそんなブルースを代表するアーティストたちに注目、それぞれが強烈な個性やエピソードを持つ偉人たちをまとめて紹介しています。

ブルースに興味がある方も、ロックが好きな方もぜひチェックしてみてください!

歴史に残る偉大な洋楽ブルースアーティストまとめ(1〜10)

Have You Ever Loved A WomanFreddie King

テキサス出身のブルース界の重鎮、フレディ・キングさん。

「ブルースの三王」の一人に数えられるギタリストにして、B.B.キングさんやアルバート・キングさんとは異なるスタイルを築き上げました。

「テキサスの弾丸」の異名を持つフレディさんのアグレッシブなギターは、ロックにも通じるフィーリングで多くのギタリストに影響を与えてきたのです。

1960年代に発表された『Hide Away』や『Have You Ever Loved a Woman』といったヒット曲は、今なお愛され続ける不朽の名曲。

ブルースとロックが融合した独自のサウンドを求めるファンにこそ、ぜひ聴いていただきたい偉大なアーティストです。

Hoochie Coochie ManMuddy Waters

Muddy Waters – Hoochie Coochie Man (Live)
Hoochie Coochie ManMuddy Waters

アメリカのミシシッピ州で生まれたマディ・ウォーターズさんは、シカゴ・ブルースの代表的な存在として知られています。

幼少期から音楽に親しんだマディさんは、1943年にシカゴへ移住後、エレクトリック・ギターを取り入れた独自のブルース・スタイルを確立。

リトル・ウォルターさんやウィリー・ディクソンさんらと共演した楽曲の数々は、後のブルース・ロック勃興にも大きな影響を与えました。

『Fathers And Sons』や『Hard Again』など、後期の名盤も見逃せません。

ブルースやロックが好きなら、ぜひとも聴いておきたいアーティストですね。

Death Letter BluesSon House

デルタ・ブルースを生み出したアメリカ南部ミシシッピ州出身のサン・ハウスさん。

牧師でもあったハウスさんは25歳でブルースの演奏を始め、数週間でプロフェッショナルなレベルに達したといわれるスライドギターの名手です。

1930年代にはデルタ・ブルースの大スターであったチャーリー・パットンさんと共演、その後は1960年代のフォーク・ブルース・リバイバルの中心的存在となりました。

宗教的な歌唱と単純明快なボトルネックギター・スタイルが特徴的で、デルタ・ブルースのルーツを今に伝える重要なアーティストです。

ロバート・ジョンソンさんやマディ・ウォーターズさんにも影響を与えたハウスさん。

没後30年以上経った今なお多くのブルース・ファンから愛され続けています。

歴史に残る偉大な洋楽ブルースアーティストまとめ(11〜20)

Smokestack LightningHowlin’ Wolf

Howlin’ Wolf “Smokestack Lightning” Live 1964 (Reelin’ In The Years Archives)
Smokestack LightningHowlin' Wolf

ミシシッピ州ホワイトステーションで1910年に生まれ、咆哮するようなハウリングで「ザ・ハウリン・ウルフ」の異名を持つウルフさんは、シカゴを拠点に活躍したブルース・シンガーの中でも屈指の存在感を放っていました。

1962年にリリースされたアルバム『Howlin’ Wolf』は、別名『ザ・ロッキン・チェア・アルバム』とも呼ばれ、シカゴ・ブルースの最高傑作と称えられる名盤中の名盤。

ウィリー・ディクソンさんをはじめとする一流ミュージシャンたちとセッションを重ねて生み出された楽曲の数々は、今なお色褪せることなくブルース・ファンを魅了し続けています。

LaylaEric Clapton

英国が誇る世界的ギタリストにして、シンガーソングライターとしても知られるエリック・クラプトンさん。

ブルースやロックといったジャンルにおいて、まさに歴史に残る偉大なアーティストです。

1963年にヤードバーズでデビューし、ジョン・メイオールのブルースブレイカーズやクリームなど数々の著名なバンドで活躍。

『Disraeli Gears』や『Wheels of Fire』といった名盤にも参加しました。

ソロとしては1970年代から本格的に活動をスタート。

『Layla』や『Wonderful Tonight』などの代表曲を発表し、『Unplugged』『Slowhand』といったアルバムもヒット。

卓越したブルースのフレージングとエモーショナルなプレイは、今なお多くのギタリストに影響を与え続けています。

ロックが好きな方にはもちろん、ギターを志す全ての人にオススメしたいアーティストですね。

Blues PowerAlbert King

Albert King – Blues Power – 9/23/1970 – Fillmore East (Official)
Blues PowerAlbert King

独自の弦を曲げるギタースタイルを作り出し、3世代にわたるミュージシャンに影響を与えたアメリカン・ブルースのアルバート・キングさん。

ミシシッピ州インディアノラ出身のギタリストで、左利きにもかかわらず通常のギターを逆さまにして演奏する独学スタイルを確立しました。

1953年にプロとしてのキャリアをスタートし、のちにスタックス・レコードと契約。

『Crosscut Saw』や『As the Years Go Passing By』など数多くの影響力のある曲をリリースし、1967年のアルバム『Born Under a Bad Sign』でさらなる人気を博しました。

ブルースに興味がある方にぜひオススメしたいアーティストです!

Sweet Home ChicagoBuddy Guy

ブルースギターの申し子と称される伝説的なギタリスト、バディ・ガイさん。

シカゴのサウスサイド出身の若き日、ガイさんはマディ・ウォーターズの影響を受けながら、独自のプレイスタイルを模索していきます。

ウェストサイド・サウンドを根付かせたコブラ・レコーズやチェスなどのレーベルと契約を結び、セッション・ギタリストとしても活躍。

70年代にはシカゴに自身のクラブ「バディ・ガイズ・レジェンズ」を設立し、伝統的なブルースを軸に、ソウル、フリー・ジャズなどの要素を取り入れた表現力豊かなプレイで多くのギタリストに影響を与えました。

ガイさんのポルカドット・フィニッシュのフェンダー・ギターは彼のトレードマークとなり、ロックの殿堂入りも果たしています。

ブルースを愛するすべての人に、是非聴いてほしい名ギタリストです。