日本のブルースの名曲。音や歌に酔いしれる邦楽ブルース
ブルースといえばどんな曲を思い浮かべますか?
もともとはアメリカに移民したアフリカ系の民族の中から生まれた音楽で、貧しい人々の悲しみや嘆きを歌ったものからはじまりました。
楽器を主体としたジャズに比べて、ブルースはギターと歌をメインに楽しめる魅力があると思います。
日本のブルースはとても味わい深く、ゆったりと聞くのにおすすめですよ!
音に酔いしれるようなグルーヴや歌い手の情感がこもったブルース、いつの時代も心を打たれますね。
もくじ
- 日本のブルースの名曲。音や歌に酔いしれる邦楽ブルース
- 色彩のブルースEGO-WRAPPIN’
- 雨に泣いてる柳ジョージ & レイニーウッド
- 胸が痛い憂歌団
- Bobby Sox Blues妹尾隆一郎
- いとしのマリー久保田麻琴と夕焼け楽団
- 悲しい色やね上田正樹
- ウォーキン・ブルースザ・ゴールデン・カップス
- 人工衛星のブルースa flood of circle
- バッチグー吾妻光良&The Swinging Boppers
- 横浜ホンキートンク・ブルースエディ藩
- What Do You Want?Rei
- 最終電車上田正樹とサウス・トゥ・サウス
- 灰色の街松田優作
- はきだめの愛T字路s
- 札幌へ来てからスカイドッグ・ブルース・バンド
- あんまり小唄ウルフルズ
- しょげないでよBABYB.B.QUEENS
- Lonely Heart (Japanese Version)CREATION
- Big City Woman Blues大木トオル・ブルース・バンド
- TrampWest Road Blues Band
- YOKOHAMA bluesSEKAI NO OWARI
- 女のブルース藤圭子
- 30年SION
- ブルースUNICORN
- 別れのブルース淡谷のり子
- OSAKAレイニーブルースれいか
- 中の島ブルース秋庭豊 & アローナイツ
- さすらいのブルース和田アキ子
- majority bluesチャットモンチー
- 恋人も濡れる街角中村雅俊
- 裏切りの街角甲斐バンド
- 平日のブルースback number
- あなたのブルース矢吹健
- Bad CitySHOGUN
- 宗右衛門町ブルース平和勝次とダークホース
- tokyo blues斉藤和義
- 暗い港のブルースザ・キングトーンズ
- ダミーロックとブルースGLIM SPANKY
- 東京ブルース淡谷のり子
- さらば青春Drop’s
- BOMBER GIRL近藤房之助&織田哲郎
- 二人のブルース吉幾三
- 思春期のブルースGOING UNDER GROUND
- サイクリング・ブルース忌野清志郎
- 雨の日のブルース渚ゆう子
- 負犬の唄川谷拓三
- 柳ヶ瀬ブルース美川憲一
- 夜明けのブルース五木ひろし
- 三の宮ブルース森雄二とサザンクロス
- 雑踏忌野清志郎
- 恍惚のブルース青江三奈
- 思案橋ブルース中井昭、高橋勝とコロラティーノ
- 波止場女のブルース森進一
- 西海ブルース内山田洋とクールファイブ
- 島のブルース三沢あけみ、和田弘とマヒナスターズ
- 闘牛士Char
- 稚内ブルース原みつるとシャネル・ファイブ
- 484のブルース木立じゅん
- 長崎ブルース青江三奈
- 夜霧のブルースディック・ミネ
- 昭和ブルース天知茂
- 新潟ブルース黒沢明 & ロス・プリモス
日本のブルースの名曲。音や歌に酔いしれる邦楽ブルース(1〜20)
色彩のブルースEGO-WRAPPIN’

独特のサウンドがディープな音楽マニアから高い評価を受けている、EGO-WRAPPIN’。
彼女たちの音楽性は昭和初期のジャズや歌謡曲に、現代的なファンクやネオソウルを組み合わせたものが多いのですが、こちらの『色彩のブルース』はゆったりとしたジャズテイストに仕上げられています。
ブルースというタイトルではありますが、どちらかというとジャズの要素の方が強いメロディーですね。
ゆったりとした大人っぽい曲が好きな方にオススメです!
雨に泣いてる柳ジョージ & レイニーウッド

R&Bをベースにしたようなブルースバンドとして活躍した柳ジョージ&レイニーウッドの代表曲です。
1978年にリリースされました。
これぞブルージー!
柳ジョージさんの色っぽいハスキーな歌声と流れるようなウェットなサウンドの絡み合いが超絶にかっこいいです!
たまんないですね。
ギターの音色も本当にステキでじめっとした梅雨や暑い季節に聴くとスッキリした気持ちも与えてくれますし、一匹狼な男性に寄りそってくれるような歌詞が寒い時期にも合うように感じられる、大人の魅力があふれる楽曲です。
胸が痛い憂歌団

日本を代表するブルースバンド、憂歌団。
ゆうかだんと読みます。
『胸が痛い』はじわじわと盛り上がりサビで熱くはじける情熱的なブルースナンバーで、彼らの代表曲です。
ボーカル&ギターの木村充揮さんのダミ声がまたかっこよくて、まさに胸がしめつけられるような気持ちになります。
哀愁たっぷりですてきな1曲。
きっと若い世代の方にも響くような良さがあると思います。
GLIM SPANKYとBRAHMANが「The Cover’s Fes」でカバーしたこともあり、同アーティストが好きな方にもオススメしたい1曲です。
Bobby Sox Blues妹尾隆一郎

日本のブルースシーンに大きな影響を与えた妹尾隆一郎さんの代表作。
若者文化や流行を風刺的に描いた歌詞が印象的で、若い女性の価値観や行動の変化を鋭く切り取っています。
アルバム『Messin’ Around』に収録され、2007年8月にシングルとしてもリリースされました。
ブルースハーモニカの名手として知られる妹尾さんの独特の演奏と、感情豊かな歌声が絶妙にマッチしていて、聴く人の心に深く響きます。
ゆったりとした雰囲気の中にも、若者の生き方を考えさせられる奥深さがあり、世代を超えて楽しめる一曲です。
いとしのマリー久保田麻琴と夕焼け楽団

日本のブルースシーンに新たな息吹を吹き込んだ、久保田麻琴と夕焼け楽団の楽曲です。
アメリカンブルースの魂を受け継ぎつつ、レゲエや沖縄民謡の要素を取り入れた独特のサウンドが印象的。
切ない恋心を綴った歌詞と、ノスタルジックな雰囲気が心に染み入ります。
1973年10月にリリースされたアルバム『Sunset Gang』に収録された本作は、バンドの音楽性を確立する重要な一曲となりました。
1977年の「ローリング・ココナツ・レビュー・ジャパン」でも披露され、大きな反響を呼んだそうです。
夜の静けさの中で一人、心を癒やしたい時にぴったりの一曲。
ブルースファンはもちろん、日本の音楽ルーツに興味のある方にもおすすめです。
悲しい色やね上田正樹

ソウルミュージックやブルースをルーツに持つ、京都出身のボーカリスト上田正樹さん。
低くハスキーな声質で、その歌声は明らかに日本人のレベルをこえています。
そんな彼の名曲である、こちらの『悲しい色やね』は1982年にリリースされた作品で、愛しあっている仲ですが、何かの理由で恋人と離れなければならない、女性の気持ちがリリックでつづられています。
ゴリゴリのブルースというよりは、ブルースともソウルとも取れる作品に仕上げられています。