【和製ブルースロックの魅力】日本のブルースロックの名盤まとめ
ブルースはそもそもロックンロールの最も重要なルーツの一つですが、今回の記事のテーマである「ブルースロック」は本場アメリカから生まれたブルースを、ロック世代による解釈で主にイギリスのミュージシャンたちが始めたジャンルなのですね。
そのようなスタイルを持つミュージシャンは海外のみならずここ日本でも誕生しており、日本の音楽シーンに残る重要な作品も作られています。
今回は和製ブルースロックを中心とした名盤をリサーチ、近年ブルースロックの影響を感じさせる作品も含めてまとめてみました。
ブルースの魂を宿したミュージシャンの熱い演奏を、ぜひお楽しみください!
【和製ブルースロックの魅力】日本のブルースロックの名盤まとめ(1〜10)
Night Lifeブレイクダウン

ライブハウスに行くのが好きというブルースファンも多いのではないでしょうか。
音源とはまた異なる空気感や熱量がありますよね。
そんなライブならではの魅力をたんのうできるアルバム『Live』を紹介しましょう。
こちらは1972年から活動しているブルースバンド、ブレイクダウンがリリースした作品。
1980年に開催されたライブの音源が収録されていますよ。
曲と曲の合間のトークや、歓声が聴けるのもいいですね。
ライブハウスでのパフォーマンスが目に浮かんできます。
ダミーロックとブルースGLIM SPANKY

GLIM SPANKYの名盤といえば、ミニアルバムである『MUSIC FREAK』が思い浮かびます。
彼らはブルースやロックを掛け合わせる作風で知られているのですが、本作にはバランスよくそれぞれによった曲が収録されていますよ。
例えば、1曲目の『ダミーロックとブルース』は激しいサウンドが特徴でロックの色が強いです。
一方ラストに収録されている『夜風の街』はおだやかなサウンドで、ブルースの色が強めです。
レモンティーサンハウス

1970年から活躍しているブルースロックバンド、サンハウス。
彼らのメジャーデビューアルバムが『有頂天』です。
本アルバムには彼らの代表曲である『キングスネークブルース』や、『レモンティー』などが収録されていますよ。
サンハウスを知るきっかけになるのはもちろん、和製ブルースの入門編としてもオススメしたいと思います。
激しめのロックから、R&B調まで幅広いテイストの曲が収録されているのもいいですね。
最初から最後まで耳が離せません。
Bobby Sox Blues妹尾隆一郎

ブルースハーモニカの第一人者として知られている妹尾隆一郎さん。
サザンオールスターズやB’zなど、名だたるアーティストたちとも共演を果たしています。
そんな妹尾隆一郎さんの魅力を体感したいなら、デビューアルバムである『メッシン・アラウンド』もオススメですよ。
どの曲にも繊細であざやかなテクニックが駆使されています。
またエキゾチックな『Bobby Sox Blues』。
アップテンポな『Oh Baby』など、さまざまなテイストの曲を楽しめるのも魅力です。
10$の恋憂歌団

木村充揮さん、内田勘太郎さん、花岡献治さん、島田和夫さんからなるバンド、憂歌団。
日本のみならず、海外でも高い評価を得ていますよね。
そんな彼らの2枚目のアルバムが『セカンド・ハンド』です。
こちらには情緒あふれるメロディーと切ない歌詞が魅力の『10$の恋』、軽やかなサウンドで聴く人を元気づける『お政治オバチャン』などが収録されていますよ。
彼らが手掛ける楽曲の幅広さにおどろかされることでしょう。
また曲から歴史的な背景を感じられるのも魅力です。
ブルース・クリエイション

ブルース・クリエイションの音楽は、激しくも情感豊かなギターリフと力強いボーカルが印象的です。
アメリカやイギリスのブルース、ロックに根差しながらも、彼らの作品は独自の解釈を加えることで、まるで日本の地から湧き出た独自のブルースロックを創造しました。
その深みある演奏は、日本のロックヒストリーにおいても重要な存在であり、聴く者を魅了します。
日本が誇るブルースロックの先駆者として、彼らのアルバムは今もなお多くの音楽ファンに愛され続けています。
吾妻光良&The Swinging Boppers

吾妻光良 & The Swinging Boppersの音楽は、日本のブルースロックの精神を色濃く反映したものです。
アルバム『Hepcats Jump Again』では彼らの真骨頂を味わうことができます。
彼らの演奏は力強く、時に感傷的なブルースの響きが心に響きます。
ギターのリフは切なさと熱さを同時に表現し、ボーカルの吾妻光良さんの声には深い感情が込められています。
このアルバムでは、日本固有の文化と洋楽のブルースが融合し、独特の世界観を創り出しています。
聴く者を熱くさせるエネルギーと、ジャンルを超えた音楽性が際立っていて、和製ブルースロックの魅力を存分に感じさせる作品です。







